3月12日(木)のニュース

さいたま市2月定例会 107議案を可決などし閉会

 さいたま市議会の2月定例会は12日最終日を迎え、過去最大の規模となる7160億円の新年度一般会計当初予算案など107議案が可決するなどされ閉会しました。

 12日の本会議では7160億円の新年度一般会計当初予算案など市長提出の103議案が可決・同意、1議案が修正可決、1議案が承認され、議員提出の2議案が可決されました。

 主な事業では18歳未満の年度末までの児童を対象にした入通院の医療費助成といった子育て支援医療費の助成などの事業におよそ76億円が盛り込まれています。

 このほか、地下鉄7号線延伸事業に13億円あまりを充てました。

埼玉栄車横転事故 保護者有志の要望書受取は後日に

 おととし11月、埼玉栄高校のグラウンドで、男子生徒4人が乗った整備用の軽乗用車が横転し、2人が死傷した事故。

 死亡した男子生徒の同級生の保護者による有志が、12日、記者会見で今後の安全対策の説明を求める要望書と署名を学校を運営する佐藤栄学園側に提出する予定でしたが、学園側は、後日、報道機関がいない場で受け取りを検討するとしました。

 事故はおととし11月16日の深夜、さいたま市西区にある埼玉栄高校のグラウンドで、男子生徒4人が乗った整備用の軽乗用車が横転し、助手席に乗っていた当時17歳の男子生徒が頭などを強く打ち死亡、後部座席の生徒1人も軽傷を負いました。

 12日午後、亡くなった男子生徒の同級生の保護者が佐藤栄学園本部を訪れ、記者会見で今後の安全対策の説明を求める要望書と、生徒や卒業生などから集まった429人分の署名を提出しましたが、学園側は、後日、報道機関がいない場での受け取りを検討するとして平行線のまま面会は終了しました。

 保護者有志
「とにかく学校を責めるのではなく、私たちは保護者として安全対策の説明をしていただきたい。新入生や後輩の方もいるので、生徒が安心安全に学校に通えるように、どのような安全対策をしているのかを具体的に説明していただきたいだけなので、強く求めていけたらなと思います。」

 亡くなった男子生徒は、陸上部で活動していました。事故から1年4か月。母親は、テレ玉の取材に対し、事故の再発防止を求める切実な思いを訴えました。

 男子生徒の母親
「息子が亡くなってつらく悲しいが、二度とこのようなことが起きないでほしいと思っていますし、強く学校側が変わらないといけないと思っています。願います。(息子に)会いたいです。いつも会いたいと思っていますし、そばにいてくれるだろうなとは思っています。」

マンションの踊り場に遺体 事件と事故の両面で捜査

 12日朝早く、さいたま市岩槻区のマンションの踊り場で、住民の高齢女性が倒れているのが見つかり、その場で死亡が確認されました。警察は、事件と事故の両面で捜査しています。

 12日午前6時45分ごろ、さいたま市岩槻区諏訪の「県営岩槻諏訪山下住宅」で、住民の40代女性から、「70代の女性が倒れている」と110番通報がありました。

 警察によりますと、1号棟の4階踊り場に住民の60代から70代くらいの女性が倒れていて、その場で死亡が確認されました。

 女性は服を着ていて、死後数日が経過しているとみられています。

 また、発見前に争ったような情報は確認されていないということです。警察は、事件と事故の両面で、詳しく調べています。

東日本大震災 被災者のアンケート結果を報告

 東日本大震災で埼玉に避難した人と震災のボランティアとして関わった県民との交流の場「さいがい・つながりカフェ」で、12日、早稲田大学の研究所が行った被災者のアンケ ート調査の結果が報告されました。

 「さいがい・つながりカフェ」は、東日本大震災で埼玉に避難した人が孤立することなどを防ぎ安心して過ごせる場所として震災から半年後に設立されたイベントで、さいたま市中央区のWithYouさいたまで毎月2回開かれています。

 12日は、早稲田大学災害復興医療人類学研究所の研究員で臨床心理士の萩原裕子さんが、被災地の自治体や避難者の支援団体を対象に行っているアンケートの調査結果を報告しました。

 報告では、回答した人の3割から4割が震災から15年経過した今もPTSD=心的外傷後ストレス障害の可能性があるほどの強いストレス状況にあると分析しています。

 そして、従来のPTSDの傾向と違い震災の後も原発事故に関連する政治や経済などのさまざまな不安や恐怖が繰り返される事で障害が長期化しているとの仮説を立てています。

 そのうえで萩原さんは、このようにさまざまな理由で悩みや不安を抱え続ける人の気持ちを聞くためにも多くの職業の人たちがつながり続けることの大切さを集まった人に呼びかけました。

「埼玉政財界人チャリティ歌謡祭」に感謝状

 テレ玉が元日に放送している「埼玉政財界人チャリティ歌謡祭」で、寄せられた募金を県の文化振興基金に寄付したことを受け、大野知事から感謝状が贈られました。

 埼玉県文化振興基金は県内文化団体の活動への助成などに活用されるもので、12日の贈呈式には寄付を行った個人1人と5つの団体が出席しました。

 このうち、テレ玉で毎年元日に放送している「埼玉政財界人チャリティ歌謡祭」で今年度寄せられた募金を寄付したチャリティ歌謡祭実行委員会は、テレ玉の川原泰博社長が委員会を代表して大野知事から感謝状と記念品を受け取りました。

 「埼玉政財界人チャリティ歌謡祭」は、1992年からテレ玉が、元日に放送している特別番組で、出演者などから寄せられた募金など100万円を毎年、県に寄付しています。今回の寄附でこれまでの累計は、3500万円となりました。

 文化振興基金は、県内の文化団体への補助金や福祉施設での演奏会の支援など、文化振興に役立てられます。

ムーミン「エンマの劇場」リニューアルオープン

 飯能市にあるムーミンバレーパークの「エンマの劇場」がリニューアルオープンするのを前に、12日、メディア向けの内覧会が開かれました。

 「エンマの劇場」はムーミンと仲間たちの歌やダンスなどのショーを楽しむことができます。

 リニューアルオープンする「エンマの劇場」には横幅およそ30メートル高さおよそ10メートルの大型テントが整備され、雨や日差しなどの天候に左右されずにショーを楽しめる環境へと生まれ変わりました。

 また、24台のスピーカーや照明のほか縦4メートル横7メートルのLEDスクリーンが設置され、照明、音響、映像から物語への没入感を楽しむことができます。

 さらに、客席に設置されたおよそ300席分のベンチは、パークがある飯能市の「西川材」を使用しています。

 12日の発表会で、ムーミンバレーパークを運営する、ムーミン物語の望月潔社長は「今まで以上の表現ができる全く新しい施設ができました。多くの皆さまにムーミンの素晴らしさを知っていただければと思います」と挨拶しました。

 このあと、ムーミン谷の仲間たちによるスペシャルステージが披露されました。

 ムーミンバレーパークの「エンマの劇場」はあさって14日、リニューアルオープンします。

2月の県内企業倒産 半年ぶりに20件台

 先月の県内企業の倒産件数は26件で、半年ぶりに20件台となったことが帝国データバンク大宮支店の調査で分かりました。

 先月、1000万円以上の負債額を抱えて倒産した県内企業は26件で、前の年の同じ月と比べて11件減り、去年8月以来、半年ぶりに20件台となりました。

 倒産した主な要因は「販売不振」が25件で全体の96.2パーセントを占めています。

 帝国データバンク大宮支店は、「ここへ来て世界情勢は再び混乱の様相を呈しており今後、企業業績に悪影響を及ぼす可能性は否定できない」と指摘した上で、「一時的に減少する格好となったものの、今後もしばらくは現状程度、30件台後半の推移が続く」としています。