12月23日(火)のニュース

大野知事 ことしの漢字「活」

 大野知事は、ことし最後の定例記者会見で、この1年を振り返りことしの漢字に「活」を選びました。

 「活」という漢字を選んだ理由について大野知事は、ことし5月、埼玉県で66年ぶりに開催され、県内のことしの10大ニュースの1位とした全国植樹祭をあげました。

 大野知事は、全国植樹祭の開催について「森林資源の活用、木材の利用拡大を図る活樹の理念を広く全国に発信することができた」としたうえで、「今後も活樹を強力に推進し、県の豊かな森林を次世代につなげたい」と話し、活樹の「活」をことしの漢字にあげた理由を述べました。

 このほか、来年11月、埼玉県で初めて開催する60歳以上を中心としたスポーツ、文化、健康と福祉の総合的な祭典、「ねんりんピック」について、大会テーマの「咲き誇れ!長寿と笑顔彩の国」の実現に向けて、「しっかり準備を進めていく」と述べました。

 また、来年は2022年度から始まった県の「5か年計画」の総仕上げの年として、「あらゆる人に居場所があり活躍できる。安心して暮らせる社会の実現を確かなものにしていく」と抱負を語りました。

けやきひろばイルミネーション

 さいたま新都心にあるけやきひろばは、クリスマスシーズンにあわせイルミネーションで彩られ幻想的な世界が人々を出迎えています。

 けやきひろばではおよそ150本のけやきが、ブルーを基調としたおよそ20万球のLEDによってライトアップされています。

 イルミネーションにあわせた音楽も流れ、音と光の演出による幻想的な世界が広がります。

 また、きらびやかに装飾された高さおよそ7メートルのクリスマスツリーも飾られていて、訪れた人たちは、写真を撮るなどしていました。

 けやきひろばでは、25日まで、クリスマスにちなんだ雑貨やグルメを屋台で販売するイベント「クリスマスマーケット」も行われ、多くの人たちで賑わっています。

 けやきひろばのイルミネーションは、来月18日まで楽しむことができます。

小泉防衛相 陸上自衛隊大宮駐屯地視察

 小泉防衛大臣は23日、さいたま市北区の陸上自衛隊大宮駐屯地を視察しました。

 小泉大臣が視察した陸上自衛隊大宮駐屯地は、陸上自衛隊最大の化学科部隊などが配置され、県全域の防衛警備や、災害対処などを行います。

 小泉大臣は、はじめに、地下鉄サリン事件や福島第1原発の事故の際に現場で対応した隊員から当時の現場の状況などを聞きました。

 このあと、第32普通科連隊の隊員から機関銃や防弾チョッキの説明を受けた後、装備品などが入ったおよそ40キロの背のうを背負いました。

 また、隊員が、化学物質が投下されたことを想定し除染する様子などを視察しました。

歩行者の男性死亡 ひき逃げ事件として捜査

 23日未明、さいたま市岩槻区の県道で、男性が倒れているのが見つかり、病院に搬送されましたが、その後、死亡しました。

 現場の状況から男性は車にはねられたとみられ、警察は、ひき逃げ事件として、捜査しています。

 23日午前3時半前、さいたま市岩槻区笹久保新田の県道で、通行車両の30代男性から、「男性が倒れていた」と110番通報がありました。

 警察によりますと、倒れていたのは市内に住む会社員の吉原隆仁さん(61)で、意識不明の重体で病院に搬送されましたが、およそ1時間後に、死亡が確認されました。

 警察は、所持品が散乱している状況や路面の痕跡などから、横断歩道を渡っていた吉原さんを車がはね、そのまま逃走したとみて逃げた車の行方を捜査しています。

滑川町 住宅全焼 男性1人の遺体見つかる

 22日夜、滑川町で木造平屋建て住宅が全焼する火事があり、焼け跡から男性1人の遺体が見つかりました。

 22日午後9時半ごろ、滑川町山田の内田光男さん(63)の住宅が「燃えている」と、同じ敷地内の母屋に住む親族の30代女性から110番通報がありました。

 警察によりますと、火はおよそ6時間後に消し止められましたが、この火事で木造平屋建て住宅が全焼し、焼け跡から、男性1人の遺体が見つかりました。

 この家には、内田さんが1人で暮らしていて、火事の後、連絡が取れていないということです。

 警察は、見つかった遺体は内田さんとみて、身元の確認を進めるとともに、火事の原因を調べています。

狭山市堀兼 地元産の材料を使った門松づくり

 狭山市で、地元産の材料を使い正月飾りの門松を作る教室が開かれました。

 門松作りは、教室が開かれた堀兼地域でまちづくりに取り組む四季の花ほりかねのメンバーが指導して行われました。

 23日は、15人が参加し、地元・堀兼地域で採れた竹や松を使い門松づくりに取り組みました。

 門松は、豊作や家内安全を守るとされる年神様を迎えるための目印として家の門や玄関に飾る正月飾りです。

 参加者は、植木鉢に土を入れた後、高さ80センチほどの竹を固定し、葉が重なる様子が「吉事が重なる」とされる縁起物の葉牡丹や松の葉、梅などを飾り付けていきました。

 また、四季の花ほりかねのメンバーが作った高さ130センチほどの門松は狭山市役所の正面玄関に来月7日まで飾られ、訪れた人たちを出迎えるということです。