2月28日(金)のニュース

県休校要請受け入れ 大野知事「政府に違和感」

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、県は政府の小中学校などへの休校要請を、特別支援学校をのぞき、受け入れることを決めました。一方で、大野知事は「あまりにも唐突」と違和感を示しました。

県は、すべての県立小中学校と高校を対象に、来月2日から春休みが始まる来月20日前後までの間、臨時休校とし、市町村立学校や私立学校にも同じ対応を要請します。一方、特別支援学校は、生徒や保護者への負担が大きいことを考慮し、当面の間、学校活動を継続します。

高校入試は、必要な感染予防対策を講じたうえで、すべての日程を予定通り実施します。卒業式は、卒業生と教職員のみが出席する最小限の規模で行い、修了式や部活動は取りやめます。

一方、厚生労働省は、共働き世帯などに配慮し、保育所と学童保育は、原則として引き続き開所してもらう方針を示していて、県も幼稚園や保育所には、活動の継続を求めます。また県は、休校中でも日中は児童らを学校施設で受け入れ、その後、学童保育に通わせます。

しかし大野知事は、国の方針に対し「放課後児童クラブの人口密度は学校よりも高い。防疫措置として大丈夫なのか」と苦言を呈しました。さらに、政府の休校要請について「あまりにも唐突。現場を預かる県としては、準備が行われないままで違和感もある。今回の措置に伴う、国の支援が見えないのも問題。国には緊密な情報提供をお願いしたい」と述べました。

小中高の休校要請 教育現場に波紋

全国の小中高などを臨時休校にするという突然の異例の要請に、教育現場には波紋が広がっています。

さいたま市の高砂小学校はけさ、臨時のテレビ朝会を開き、並木昌和校長が「安倍総理大臣が、みなさんの健康と安全を第一に考えました。はっきりしたことが決まったら、皆さんに手紙やメールで知らせます」と児童に伝えました。

国民の命を守ることが最優先という政府の方針に理解を示しながらも、卒業式を控えていることや、授業内容が終わらないなど、対応すべき課題は山積みで、教育現場からは、不安の声があがっています。

並木校長は「急なことだったので大変、驚いた。休み中の子どもの生活や学習、健康状態の把握の他、卒業証書をどう渡すのか。学習できない部分をどう補うのか、様々な点を考えなければならない」と話しました。

こうした中、県公立高校の入学試験は、予定通りきょう一斉に行われ、受験生4万1280人が、学力検査に臨みました。

県は、新型コロナウイルスに対する必要な予防対策を講じたうえで、高校入試の全日程を実施する方針で、試験会場の1つ県立川越高校では、校内に消毒液や手洗い用の石けんを用意したり、試験監督者がマスクを着用したりして、28日の学力検査を迎えました。

県教育局によりますと、公立高校全日制の平均倍率は、前の年より0・04ポイント下回る1・12倍となっていて、合格者は来月9日に発表されます。

県立川越高校の飯田敦校長は「県教育委員会から昨夜、連絡があり、高校入試は変更せず、通常どおり実施するとの指示があり安心した。しかし来週からは、卒業式や教員の人事もある。どうなってしまうのか非常に不安」と話していました。

さいたま市167校を来月2日から2週間休校

さいたま市も休校要請を受け入れ、来月2日から13日まで、特別支援学校を除く市立学校の167校を、臨時休校にすることを発表しました。それ以降は感染状況を踏まえて、改めて判断するとしています。

清水市長は、臨時の記者会見を開き「第一優先は感染の拡大防止だが、できるだけ市民の負担を少なくした思いで、検討してきた」と述べました。

市は保護者が仕事を休めず、受け入れ先がない児童生徒は、在籍する学校で受け入れます。また、市内の放課後児童クラブや、公立の保育所は原則として、通常通り運営するということです。卒業式は規模を縮小し、卒業生と学校関係者のみで執り行います。

T.T彩たま卓球station 2号店内覧会

県を拠点とする卓球・Tリーグのチーム=T・T彩たまの新たな練習拠点が3月1日、岩槻区にオープンするのを前に、報道陣向けの内覧会が行われました。

「T.T彩たま卓球station浦和美園店」は、浦和区にある1号店に続き、2店目となります。28日の内覧会でT.T彩たまの柏原哲郎社長は「この地から、世界チャンピオンが出ることを願いつつ、応援していきたい」とあいさつしました。浦和美園店は、チームの練習拠点となるほか、個人レッスンやグループレッスンなど、T.T彩たまが運営する一般向けの卓球教室も開かれます。

内装は、「おしゃれでかっこいい」をコンセプトに、坂本竜介監督がプロデュースしました。国内外の大会で使用される赤マットや、2016年のリオ五輪で使用された物と同じ「天板」を使った卓球台が導入されています。

「T.T彩たま卓球station浦和美園店」は、3月1日オープンします。

老舗の和菓子店で「草餅の日」

栄養が豊富で、その香りから日本の「ハーブの女王」とも呼ばれるよもぎ。川越市の老舗和菓子店では、よもぎを使った春の和菓子「草餅」が、人気を集めています。

和菓子店「紋蔵庵」は、小江戸・川越で幕末の慶応元年から150年以上、地域に親しまれています。川越の農村地域では、「2月28日に、草餅を食べると健康に過ごせる」という言い伝えがあり、「紋蔵庵」では、2月28日を「草餅の日」とし、通常の10倍、およそ3000個の草餅を作っています。

きなこをかけて食べる「ちぎり草餅」と、つぶあん入りの「草餅」の2種類を春限定で販売しています、店を訪れた人たちは、健康を願い古くから薬効があるとされるよもぎを使った草餅を買い求めていました。