11月6日(木)のニュース

上半期業績見込み 製造業と非製造業で対照的な動き

 県内企業の、今年度上半期の業績見込みは製造業と、非製造業で対照的な動きとなっていることがぶぎん地域経済研究所の調べで分かりました。

 それによりますと今年度上半期の増収から減収が引いた売上高見込みは、前年同期と比較して増加とした企業と減少とした企業がいずれも30パーセントと同じ割合となりました。

 一方、増益から減益を引いた経常利益の見込みは前年同期と比較して増加とした企業が28パーセントに対し減少とした企業が、33パーセントとなりました。

 業種別にみると、製造業が減収・減益に対し、非製造業は増収・増益の見込みで、対照的な動きとなっています。

 ぶぎん地域経済研究所によりますと、製造業を中心に米国の関税政策の影響を受けたためとみていますが、今後については、「多くの輸出品への関税率などが日米間で合意され、先行きに対する不透明感が後退し、県内企業の業況判断は持ち直している」としています。

さいたま市立博物館 真福寺貝塚国指定史跡50年

 国の史跡に指定されてからことしで50年を迎えたさいたま市にある真福寺貝塚の出土品などを紹介する特別展がさいたま市立博物館で開かれています。

 さいたま市岩槻区城南にある真福寺貝塚は、およそ3800年前から2600年前の縄文時代後期から晩期の集落の遺跡で今から50年前の昭和50年=1975年に国の史跡に指定されました。

 会場には、近年の発掘調査で見つかった土偶など、およそ150点が展示されています。

 2019年から2022年の発掘調査で発見された「みみずく土偶」は、全体的に赤色の顔料が塗られているのが特徴です。

 また、縄文時代には海水を煮詰めることで塩づくりが行われていたと考えられていて、この塩づくりの際に使われていたのが「製塩土器」と呼ばれています。

 この特別展は、11月24日までさいたま市立博物館で開かれています。