11月11日(火)のニュース

時価約4600万円の金塊詐欺か 男女5人逮捕

 ことし6月、川越市の高齢男性に警察官などを名乗ってうその電話をかけ、時価およそ4600万円相当の金塊をだまし取ったなどとして、警察は11日、男女5人を逮捕しました。

 ことしに入り県内外では同様の手口でほかにもおよそ4億円の被害が確認されていて、警察が関連を調べています。

 詐欺などの疑いで逮捕されたのは、会社役員で東京都豊島区の成瀬暁太郎容疑者(36)と、同じく会社役員の中国籍で上尾市上の沢田明容疑者(50)ら男女5人です。

 警察によりますと、5人は何者かと共謀して、ことし6月、川越市に住む当時74歳の男性に警察官などを名乗り、「事件で300人が詐欺の犯人として浮上し、あなたの名前が載っています」「口座にあるお金を調査するので、口座残高を金に換えてください」などとうその電話をかけました。

 そのうえで、7月に被害者の自宅で金塊27個、時価およそ4600万円相当をだまし取ったあと、東京都台東区の金属買い取り業者でうその事実を伝えて、金塊27個を売却した疑いが持たれています。

 店舗の防犯カメラの捜査などで、犯行を特定したということです。

 5人は、いずれも容疑を否認しているということです。

 ことしに入り県内外では、同様の手口による被害がほかにもおよそ4億円確認されていることから、警察が関連を調べています。

和光の県道で男性死亡 ひき逃げ事件として捜査

 今月5日、和光市の県道で倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された男性について、警察は、現場の状況や司法解剖の結果などからひき逃げ事件と断定し捜査しています。

 今月5日午後5時40分ごろ、和光市新倉の県道で市内に住むアルバイト高橋一昭さん(59)が、自転車と共に倒れているのが見つかりました。

 高橋さんは病院に運ばれましたが、胸の骨が折れるなどして死亡が確認されました。

 警察によりますと、防犯カメラには左折してきたトラックのような車が高橋さんに衝突し、そのまま逃走した映像が、写っていたということです。

 また、現場にブレーキ痕がないことや司法解剖の結果などから、警察はひき逃げ事件と断定し逃げた車の行方を追っています。

大野知事 渋沢栄一の命日に墓参り

 11月11日は、深谷市出身の実業家 渋沢栄一の命日です。

 大野知事は東京・台東区にある谷中霊園を訪れ、渋沢栄一が眠る墓前に手を合わせました。

 500以上の企業の設立に携わり「近代日本経済の父」と呼ばれる渋沢は去年、新しい1万円札の肖像にもなりました。

 1931年11月11日に91歳で亡くなった渋沢の命日にあわせて、大野知事が墓参りするのは去年に続き2回目です。

 大野知事は、墓前に花を手向けたあと静かに手を合わせ、ことし7月に、県のイノベーション創出拠点「渋沢MIX」が開設したことなどを報告しました。

秋バラ見頃

 狭山市の智光山公園では、秋バラが見ごろを迎え園内は甘い香りに包まれています。

 智光山公園内にある都市緑化植物園では、およそ1250平方メートルの敷地に、80品種700本ほどのバラが見頃を迎えています。

 秋のバラは春にくらべ花が小ぶりですが、色鮮やかで香りが濃厚なのが特徴で、澄んだピンクの「クイーンエリザベス」をはじめ赤や黄色、白など色とりどりのバラが咲き誇っています。

 ここ数年は、猛暑の影響で秋バラをきれいに咲かせることが難しくなっていますが、植物園では剪定の時期や消毒などを工夫し、ことしは、ここ数年で一番良い花が咲いたということです。

 訪れた人たちは、バラの香りに包まれた園内をゆっくりと散策しながら写真を撮るなどしていました。

 智光山公園の「秋バラ」は、今月中旬頃まで楽しめるということです。