八潮市道路陥没事故 遺族が1億円超求め県を提訴
去年1月、八潮市の県道が陥没してトラックが転落し、当時74歳の男性運転手が死亡した事故で、男性の遺族が、現場の下水管を管理する県に対しておよそ1億2500万円の損害賠償を求め、さいたま地裁に提訴したことが分かりました。
訴状によりますと、原告は男性の親族3人で、現場の下水管は、県が管理する公共施設としてあるべき安全性を欠き、管理のかしがあったなどと主張しています。
原告側は、「(男性は)日々事故を起こさぬよう細心の注意を払って業務に従事していた。突然道路が陥没し、車両ごと落下したという歴史的にみても例を見ない悲惨なもの」と指摘しています。
提訴は、ことし7月28日付けです。
事故を巡っては、県が設置した原因究明委員会がことし2月、道路の陥没は、県が管理する中川流域下水道の下水管が硫化水素によって腐食したことに起因するものと考えられるとの報告書を公表しました。
一方で、陥没については「予測するのは困難だった」としていました。
提訴を受けて大野知事は、「現在、訴状の内容を精査しているところで、今後とも適切に対応していく」とコメントしています。
