11月28日(金)のニュース

さいたま市南区の私立認可保育所 保育士が虐待

 さいたま市は、南区の私立認可保育所で33歳の女性保育士が園児のほおをつねるなど、虐待行為が確認されたと発表しました。

 市によりますと、女性保育士は今月20日、園児のほおをつねりながら執ように前を向かせたり、片手で首を強くつかんでお茶を飲ませたりしたということです。

 園児の体にあざがあるのを確認した保護者が25日、保育所の施設長に訴え事態が発覚しました。

 保育所の聞き取りに対して、女性保育士は自分の言うことを聞いてくれず不満があったという趣旨の話をしているということです。

 市は今後、保育所への立ち入り調査を行い、運営体制などを確認して再発防止に向けた指導を行う方針です。

埼玉県10月有効求人倍率 0.96倍

 先月の県内の有効求人倍率は0.96倍で、前の月を0.02ポイント下回りました。

 埼玉労働局によりますと、有効求職者数は8万9043人で、前の月に比べ0.3パーセント減少しました。

 これに対し、有効求人数は8万5644人で、前の月に比べ2.2パーセント減少しています。

 これにより、仕事を求める人1人に対して何人の求人があるかを示す有効求人倍率は0.96倍で、前の月を0.02ポイント下回りました。

 埼玉労働局は「求職者が引き続き高水準にあり、求人の動きにも足踏みがみられるなど、持ち直しの動きに弱さが感じられる」としたうえで、「物価上昇などが雇用に与える影響に注意する必要がある」と説明しています。

三郷市の政治倫理審査会「議員辞職勧告」相当と決定 

 三郷市役所の受付窓口で、職員らに暴言をはき、業務を妨害したとして、書類送検された三郷市議会の関根和也議員(45)について、28日行われた政治倫理審査会は、「議員辞職勧告」が相当であると決定しました。

 28日開かれた4回目の政治倫理審査会で、関根議員の行為は、名誉と品位を損ない、三郷市議会への信用を失墜させているとし、全会一致で、「議員辞職勧告」が相当であると決定したということです。

 関根議員は、ことし7月下旬から9月中旬にかけて、市下水道課の受付窓口で、職員らに対し、「官製談合やったんだよ。犯罪者はここにいちゃいけないんだよ」などと暴言を吐き、業務を妨害したとして、今月7日に書類送検されています。

 関根議員をめぐっては、職員らを大声で怒鳴ったほか、SNSで木津雅晟市長や、市幹部らを誹謗中傷したとして、ことし9月の定例会で、辞職勧告決議案を全会一致で可決していました。

 しかし、その後も市職員に対し、「犯罪者を辞めさせろ」「お前も犯罪をしているのか」など不適切な行為を止めず、繰り返したため、先月6日、市長から、再度審査の申し入れがあり、政治倫理審査会が調査していました。

朝霞市放火殺人事件 40歳の男に懲役30年求刑

 3年前、朝霞市で内装工事会社の男性社長に、暴行を加えたうえで放火し、殺害したとして、殺人などの罪に問われている40歳の男の裁判員裁判で、検察側は、懲役30年を求刑しました。

 殺人や現住建造物等放火などの罪に問われているのは、住所不定の元内装業、菊地渉被告(40)です。

 起訴状などによりますと、菊地被告は、2022年5月、大西寿貴受刑者(34)と共謀し、朝霞市上内間木にある内装工事会社「長葭内装」で、社長の長葭良さん(当時43)の頭をバールで複数回殴ったうえで放火し、殺害するなどした罪に問われています。

 初公判で菊地被告は、「私は火もつけていないし、暴力を振るっていません」などと起訴内容を一部否認していました。

 28日の論告弁論公判で、検察側は、菊地被告は、大西受刑者と犯行前後の動向などから、「殺人や放火を事前に共謀し、共同で犯行に及んだ」と指摘しました。

 そのうえで、バールで複数回殴り、火をつけるなどの犯行は、「危険かつ残忍、結果も極めて重大」とし、懲役30年を求刑しました。

 一方、弁護側は、菊地被告らが、虚偽の人件費などを記載した請求書を長葭内装に提出したが、支払いはされなかった詐欺未遂だけ成立するなどとし、執行猶予付きの判決を求めました。

 判決は、来月5日に言い渡されます。

越谷市 郵便局に車突っ込む 職員4人がけが

 28日午前、越谷市の郵便局に80代の女性が運転する車が突っ込む事故があり、郵便局にいた職員4人がけがをしました。

 28日午前11時前、越谷市レイクタウンの「越谷レイクタウン郵便局」に乗用車が突っ込みました。

 警察と消防によりますとこの事故で郵便局にいた40代から50代の職員あわせて男女4人が手や足を打つなどして病院に搬送されましたがいずれも意識はあり軽傷とみられています。

 乗用車を運転していたのは市内に住む89歳の女性で、「アクセルとブレーキを踏み間違えた」と話しているということです。

 女性にけがはありませんでした。

 警察は、事故の詳しい状況を調べています。

東松山市 児童がパラスポーツを体験

 東松山市の小学校でパラスポーツを体験する授業が行われました。

 授業はパラスポーツの普及、拡大と障害者への理解を促そうと県などが企画したもので、東松山市立大岡小学校で行われました。

 28日は4年生が参加し、県障害者陸上競技協会のパラ陸上の指導者が講師を務めました。

 児童はまず、バックの仕方やターンといった車いすの基本的な操作方法を教わりました。

 このあと決められたコースで障害物をよけながらタイムを競う車いすスラロームの体験が行われ、児童は慣れない操作に苦戦しながらゴールを目指しました。

 また、レース用車いすの体験も行われ、児童はブレーキをうまく使いながら体育館の中を移動するなどして楽しんでいました。

児童が市の特産品「すいおう」を調理

 坂戸市の小学校で28日、市の特産品である「すいおう」を調理して食べる授業が行われました。

 坂戸市千代田の坂戸市立南小学校では、3年生の児童が授業の一環で、坂戸市の特産品であるさつまいも「すいおう」を授業で栽培しています。

 28日は、すいおうを実際に食べてみたいという児童の願いをきっかけに、苗から栽培したすいおうの葉と茎を調理して食べる授業が行われました。

 児童らは、前日に収穫したすいおうの葉と茎を丁寧に洗い、はさみでカットした後、レンジで加熱し、しょうゆやかつおぶし、ごま油などで味付けをしておひたしとナムルを完成させました。

 児童らは完成させた料理を楽しく味わい、地元の特産品への理解を深めていました。

さいたま市 第64回高校書道展

 県内の高校の生徒による書を紹介する「第64回高校書道展」がさいたま市内で開かれています。

 書道展には、県内107の高校から出品された773点の作品が展示されています。

 県立熊谷高校2年、日坂優也さんの作品は、石に書かれた仏像の説明が、県立川越女子高校2年の松井歓奈さんの作品は、平安時代の和歌がバランスよく書かれています。

 また、県立鷲宮高校2年の内海漣さんの作品は、巻物が忠実に表現されています。

 展示作品の中から選ばれた14点は、埼玉県の代表作品として来年7月に秋田県で開かれる文化部のインターハイ=全国高校総合文化祭に出展されます。

 「第64回高校書道展」は今月30日までさいたま市浦和区の県立近代美術館で開かれています。