9月21日(月)のニュース

台風25号 今夜にかけて県内最接近へ

 台風25号は、今夜にかけて県内に最も接近する予想です。

 夜遅くにかけて非常に激しい雨の降る所があるため、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。

 気象庁によりますと、大型で強い台風25号は、21日午後5時には、千葉県勝浦市の南およそ110キロの海上を1時間におよそ35キロの速さで北東に進んでいます。

 中心の気圧は、960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は、40メートルで最大瞬間風速は55メートルとなっています。

 20日午前8時の降り始めから21日午後4時までの降水量は、越谷で171.5ミリ、所沢で154.5ミリ、飯能で139.0ミリなどとなりました。

 県内では、新方川に「レベル3氾濫警報」が発表され、越谷市と吉川市、松伏町には高齢者等避難が発令されています。

 さいたま市岩槻区では、冠水の影響で東北自動車道のアンダーパスを通行止めにしている場所も見られました。

 午後6時から22日午後6時までの24時間降水量は、多い所で県内全域で100ミリと予想されています。

 熊谷地方気象台は、夜遅くにかけて線状降水帯が発生し、大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があるとしています。

 そのうえで、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意するよう呼びかけています。

女性2人への殺人未遂の疑い 53歳男を逮捕

 20日、川口市の路上で、軽乗用車を発進させて、前方にいた女性を殺害しようとしたなどとして、53歳の男が逮捕されました。

 殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、川口市上青木の自称 トラック運転手、栁館永作容疑者(53)です。

 警察によりますと、栁館容疑者は20日午前6時45分ごろ、川口市の路上で乗っていた軽乗用車を発進させて、ドア枠をつかんでいた20代の女性をひきずりながら振り落として転倒させたということです。

 また、前方にいた40代の女性に車を衝突させ2人を殺害しようとした疑いが持たれています。

 女性2人は親子で、手や足にけがをして病院に搬送されましたがいずれも軽傷です。

 栁館容疑者は、自宅に帰宅途中だった20代の女性の後ろを車でつけて、親子が住む集合住宅の前に車を止め、敷地内に入ってきたということです。

 女性が不審に思い声をかけると逃走し、女性と、女性の悲鳴を聞いた母親が、車に乗り込んだ栁館容疑者を取り押さえようとしたところ、車を発進させたということです。

 親子と栁館容疑者に、面識はありませんでした。調べに対して栁館容疑者は、「振り落としたり衝突なんてことはない。殺害するなんて考えていない」と容疑を否認しているということです。

県内企業の51.7% 正社員不足 過去最高

 ことし7月時点で、県内で正社員が不足している企業の割合は51.7パーセントで、この時期としては調査開始以降、最も高くなったことが帝国データバンク大宮支店の調査で分かりました。

 調査はことし7月、県内企業759社を対象に行われ、回答率は50.1パーセントでした。

 このうち、正社員が不足していると答えた企業は、51.7パーセントでした。

 去年と比べて2.9ポイント増え、7月としては調査を開始した2007年以降、最も高くなりました。

 規模別でみると、「中小企業」は初めて5割を超え、調査開始以降、過去最高となったのに対し、大企業は3年連続で低下しています。

 業種別で最も高かったのは「金融」の100パーセントで、去年より40ポイント増加しました。

 日本銀行の利上げ、いわゆる「金利のある世界」での新たな展開を図るために、人材が必要となっています。

 これに続くのが、慢性的なドライバー不足が課題の「運輸・倉庫」で91.3パーセントです。

 帝国データバンク大宮支店は、「賃金水準や福利厚生など、労働環境が大企業より整っていない中小企業が、人材の確保に苦労している」と指摘しています。

 そのうえで、「働きがいや成長機会、地方で暮らす魅力などをPRするとともに、自治体による移住支援など地域一体となった取り組みが必要」としています。

川口市 親子で考える「エシカル消費」

 社会課題の解決などを考え、消費を行う「エシカル消費」を親子で楽しく学べるイベントが、川口市で開かれています。

 19日から川口市のSKIPシティにある彩の国くらしプラザで始まったのは、「できることからはじめよう!エシカル消費」です。

 「エシカル消費」は、社会課題の解決を考えたり、こうした課題に取り組む事業者を応援したりして行う活動です。

 「フェアトレード」は、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入し、立場の弱い生産者や労働者の生活改善と自立を目指す仕組みです。

 会場では、実際に取り引きされている、ワインやカカオなどの商品が展示されています。

 「ユニバーサルデザイン」は、お年寄りや子ども、体の不自由な人などが使いやすいように設計する考え方で、ボタンや数字を大きくした電話機や、持ちやすい取っ手と倒れにくい形をしたスープカップなども並んでいます。

 このほか、食品ロスをテーマにした絵本や、何度も使えるアイテム「風呂敷」のさまざまな包み方も紹介しています。

 この企画展は、9月27日まで開かれています。

岩槻人形博物館 人形作家  辻村寿三郎さんの企画展

 日本を代表する人形作家、辻村寿三郎さんが手がけた作品を集めた企画展が、さいたま市の岩槻人形博物館で開かれています。

 会場では、辻村さんが手がけた59体の人形を通じて人形作家としての歩みを表現しています。

 辻村さんは、劇団員や小道具の制作会社での勤務などを経て、27歳のときに、人形作りを一生の仕事にすると決意しました。

 その翌年の当時の人形作家の登竜門、「現代人形美術展」で初めて入選したときの人形も展示されています。

 一躍注目を浴びたのは、1973年、人形美術を担当したNHKの連続テレビ人形劇「新八犬伝」です。

 「新八犬伝」に登場した伏姫の人形では、着物の袖を引っかけて悲しさや悔しさを表現する際に使われた口元の針も見ることができます。

 辻村さんは、晩年にフランス・パリを訪れ、人形の素材となるアンティークの生地や、宝飾品を買い集めるなど制作への情熱が生涯衰えなかったといいます。

 その情熱が詰まった作品が、81歳のときに完成させた「マリー・アントワネット」です。

 特別企画展「辻村寿三郎~人形曼陀羅REVIVAL~」」は、岩槻人形博物館で12月6日まで開かれています。