上半期業績見込み 製造業と非製造業で対照的な動き
県内企業の今年度上半期の業績見込みは製造業が「減収・減益」に対し、非製造業は「増収・増益」と対照的な動きとなっていることがぶぎん地域経済研究所の調べで分かりました。
調査は県内の企業529社を対象に7月22日から8月29日にかけてアンケート方式で行われ、回答率は28.9%でした。
それによりますと今年度上半期の増収から減収が引いた売上高見込みは、前年同期と比較して増加とした企業と減少とした企業がいずれも30%と同じ割合となりました。
一方、増益から減益を引いた経常利益の見込みは前年同期と比較して増加とした企業が28%に対し減少とした企業が、33%となりました。
業種別製造業が減収・減益に対し、非製造業は増収・増益の見込みで、対照的な動きとなっています。
ぶぎん地域経済研究所によりますと、製造業を中心にアメリカの関税政策の影響を受けたためとみていますが、今後については、「多くの輸出品への関税率などが日米間で合意され、先行きに対する不透明感が後退し、県内企業の業況判断は持ち直している」としています。
