9月18日(木)のニュース

夜遅くにかけて 激しい突風や急な雨・落雷に注意

 18日の県内は、昼すぎまでよく晴れて、県内8か所の観測地点のうち6か所で2日連続の猛暑日となりました。

 午後からは、前線が南下した影響で雨が降ったところもありました。

 県内は、夜遅くにかけて大気の状態が非常に不安定となっていて、激しい突風や急な雨、落雷に注意して下さい。

 18日の県内は、高気圧に覆われた影響で、午前中を中心によく晴れ、日中の最高気温は久喜で36.6度、鳩山で35.8度など県内8か所の観測地点のうち6か所で35度以上の猛暑日となりました。

 午後になると前線が南下した影響で、曇り空となり、久喜で1時間に14ミリなど雨が降った所もありました。

 県内は、夜遅くにかけて大気の状態が非常に不安定になっていて竜巻などの激しい突風、急な強い雨、落雷に注意して下さい。

 また、夜遅くにかけて低い土地への浸水、河川の増水、土砂災害にも注意・警戒してください。

アルカス熊谷の日本代表が表敬訪問

 女子ラグビーワールドカップイングランド大会に出場したアルカス熊谷の選手たちが、熊谷市の小林哲也市長を表敬訪問しました。

 熊谷市を拠点に活動する女子ラグビーチーム アルカス熊谷からは6人の選手が日本代表に選ばれ、先月23日から今月7日にかけて予選を戦いましたが、惜しくも敗退しました。

 キャプテンを務めた長田いろは選手は、「大会では目標としていたベスト8以上を達成できず本当に悔しい思いですが、最後のスペイン戦は3年間準備してきたことをしっかり出して勝利を収めることができました」と振り返りました。

 これに対し小林市長は、「女子ラグビーの原点が熊谷であることを今回のワールドカップで発揮していただき、熊谷にとっても大変ありがたい」と、選手たちをねぎらいました。

近藤芸術監督 川越のスペイン文化にふれる

 おととし、彩の国さいたま芸術劇場の大規模改修に伴い休館したのをきっかけに、芸術監督の近藤良平さんが県内各地を訪ね、埼玉の新たな文化を発掘するプロジェクト「埼玉回遊」で、近藤監督は18日、1983年創業の川越市にあるスペインレストランを訪ねました。

 ガウディ建築を彷彿とさせる内装の老舗スペイン料理店「すぺいん亭」は、色鮮やかなタイルなどを使ったテーブルや壁が特徴です。

 近藤監督は、スペインのパエリアコンクールで、世界一に輝いたオーナーの村田禮三さんからスペインでの修業時代の話などを聞きました。

 このあと、店内の装飾の説明を受けたりパエリアを食べたりして、40年以上にわたり伝えてきたスペイン文化にふれていました。

 多彩な人々や文化との出会いを求め県内を巡る近藤監督の「埼玉回遊」。

 12月には、さいたま市の無形民俗文化財「一山神社の冬至祭」を訪ねる予定です。

丸木夫妻とスマの名作選

 今月28日を最後に、およそ1年半の長期休館に入る東松山市の原爆の図丸木美術館で、「原爆の図」の作者である丸木位里・俊夫妻と、位里の母・スマが描いた作品の展覧会が開かれています。

 会場には、3人がそれぞれ描いた絵画あわせて39点が展示されています。

 俊のすすめで70歳を過ぎてから絵を描き始めた位里の母・スマが、亡くなる前の年に描いた最後の作品「簪」は、動物や植物などこれまで描いてきた全てが詰まった集大成といわれています。

 小学校の教師として働いていた時期に俊が描いた「母子の像」は、戦後、夫の位里と共同制作した「原爆の図」で母と子の絵が多く描かれていることから、俊のルーツを知ることができます。

 この展覧会は今月28日まで開かれています。