12月16日(火)のニュース

無免許でひき逃げ疑い トルコ国籍の19歳の男を逮捕

 先月、戸田市で軽乗用車を無免許で運転し、ひき逃げしたとしてトルコ国籍の19歳の男が逮捕されました。

 無免許過失運転致傷とひき逃げの疑いで逮捕されたのは、川口市に住むトルコ国籍で自称解体工の19歳の男です。

 男は先月25日、戸田市笹目の市道の交差点で軽乗用車を無免許運転し、衝突した軽バンの55歳の男性運転手に軽傷を負わせたにも関わらず救護せず逃げた疑いが持たれています。

 警察は男の認否を明らかにしていません。

 警察によりますと事故当日、親族とみられる39歳の男が「事故を起こした」と戸田市内の交番に出頭していて、警察はこの男も、犯人隠避の疑いで今月16日に逮捕しています。

八潮陥没事故 公認心理師の個別相談会実施へ

 八潮市で起きた道路陥没事故を受けて、県は、生活環境の悪化に伴う不安を和らげるため、周辺住民らを対象に、公認心理師による個別相談会を開催する方針を明らかにしました。

 これは、16日開かれた県議会の特別委員会で県が明らかにしたものです。

 個別相談会は、来年1月と2月にそれぞれ2回ずつ、県公認心理師協会の支援を受けて行われます。

 対象となるのは、陥没現場から半径およそ200メートルの住民や事業者で、現時点であわせて20人程度を想定しています。

 県は精神的ストレスや不眠と騒音や悪臭などの因果関係が明らかになれば、治療費などの補償を考えているということです。

 また、委員会では周辺住民らを対象に1世帯あたり3万円、世帯人員に応じて1人につき2万円を支払うなどとした補償について、今月5日の時点で、申請がおよそ6割にとどまっていることが報告されました。

 申請を見送る理由は申込書に記載された「この契約に基づくもののほか一切請求しない」との承諾事項に対する不満が考えられるということです。

 一方、県は申し込み期間の今月26日の後も申込みを受け付けるとともに、別途補償すべきものは、適切に対応を検討するとしています。

万一に備え 帰宅困難者対策訓練

 首都直下地震によって、多くの帰宅困難者が発生したことを想定した訓練がさいたま市大宮区の複合商業施設、「JACK大宮」で行われました。

 訓練は東日本大震災をきっかけにJACK大宮やさいたま市、大宮消防署が実施したもので、およそ100人が参加しました。

 マグニチュード7・3の首都直下地震が起き、さいたま市内で最大震度6弱が観測され、多くの帰宅困難者が滞留していることを想定して行われました。

 帰宅困難者は、発熱者や高齢者、車いすを利用する人などさまざまなケースを想定し、受け付けを済ませるとそれぞれの待機場所に案内されました。

 滞在する間は、ホワイトボードに書かれた災害情報や公共交通機関の運行状況などを把握することができます。

 このあと、参加者は、災害用トイレや包帯などの備蓄品の使い方を学び、万が一の事態に備え一連の手順を確認していました。

小学生議員が町政問う 「こども議会」

 越生町で小学生が議員になって町の課題について質問や提言を行う「こども議会」が開かれました。

 「こども議会」は議会の仕組みを学びまちづくりに関心を持ってもらおうと、越生小学校と梅園小学校の6年生を対象に毎年開かれています。

 16日は、60人の児童が参加し、このうち8人が代表して登壇しました。

 はじめに、議員となった児童は「越生町こども議会エコ推進宣言」を発議すると、全会一致で可決しました。

 このあと一般質問が行われ、越生小学校6年の渡辺陽菜乃さんは「いま越生町の梅は有名でおいしいことに気づいていない人がたくさんいるという問題があります」と質しました。

 これに対し、越生町の新井康之町長は「越生町と梅産地を元気にする協議会で現在、『丸ごと一冊越生の梅』と題したミニブックを作成しているところです」と答弁しました。

 このほか、こども議員は越生町にある図書館の蔵書の充実や、子育て世代の人たちが暮らしやすい町づくりを整えるための施策について、積極的に質問や提言を行いました。

小学校で授業 児童が紙飛行機作りに挑戦

 子どもたちが紙飛行機作りに挑戦する特別授業が所沢市の小学校で開かれました。

 特別授業は、子どもたちに紙飛行機遊びの魅力を知ってもらおうと、所沢市立中央小学校が開校20周年の記念事業として、所沢航空発祥記念館と企画しました。

 16日は、小学2年生の35人が参加し、記念館のスタッフから指導を受けながら定規やスティックノリを使って紙飛行機を作っていきました。

 このあと、子どもたちは体育館に移動すると一斉に紙飛行機を飛ばしました。

 参加した子どもたちは、紙飛行機を丁寧に作ると、悠々と舞う自分の作品を追いかけたり、見上げたりしていました。

前年度を上回る 県政に対する満足度 57.3%

 県が今年度に実施した調査で、県政に対する満足度は57.3%で前の年度をわずかに上回りました。

 調査は、ことし6月から7月にかけて県内に住む満18歳以上のあわせて5000人を無作為に抽出して行われ、回答率は55.4%でした。

 それによりますと「県の政策全般への満足度」は「満足している」と「ある程度満足している」をあわせて57.3%で、前の年度から0.2ポイント上がりました。

 県が5か年計画で掲げている12の針路で満足度が最も高かったのは「豊かな自然と共生する社会の実現」で68.1%。

 次いで「未来を見据えた社会基盤の創造」が60.4%となりました。満足度が最も低かったのは「稼げる力の向上」で44.8%でした。

 また、重要度で最も高かったのは「災害・危機に強い埼玉の構築」で54.4%でした。