12月17日(水)のニュース

越谷市 愛子さま鴨場で各国大使を接待

 天皇・皇后両陛下の長女・愛子さまは17日、初めて越谷市にある宮内庁の「埼玉鴨場」を訪れ、カモを放鳥されました。

 愛子さまは16か国の大使らが迎えるなか、越谷市の「埼玉鴨場」に到着すると、一人一人に笑顔で挨拶をされていました。

 「埼玉鴨場」は、皇族が国賓などを招いて日本伝統の鴨猟を披露する接待の場として利用されていて、愛子さまは初めて訪問されました。

 また、鴨場接待にお一人で臨まれたのは初めてです。

 放鳥は渡り鳥として池に飛来する野生のカモを無傷のまま捕獲し、足環と呼ばれる目印をつけて放すもので、カモの生態や分布などの調査研究に役立てられています。

 愛子さまは各国の大使らと一緒に鷹匠がカモの足に足環をつけるのをご覧になりました。

 このあと、放鳥に挑戦しましたがなかなか飛び立たず、「大丈夫ですか」と鷹匠に声をかけられていました。

 そして、再び挑戦されるとカモは勢いよく飛び立ちました。

 愛子さまがカモを空に放たれると拍手が上がり、大使らも愛子さまにならって次々にカモを放ち、古くから伝わる伝統行事を楽しんでいました。

補正予算案 750億円余 12月県議会に提出

 大野知事は、県内でも出没情報が増えるクマへの対策や、物価高騰の影響を受ける生活者や事業者を支援するため、750億円余りの一般会計補正予算案を開会中の12月定例県議会に追加提出します。

 補正予算案の総額は、750億9602万円で、国が進める総合経済対策に対応しています。

 人の生活圏にクマが出没することを防ぐため、近隣に住宅がある河川や県営林の樹木を伐採するなどの費用に約1億5784万円を計上しています。

 県みどり自然課によりますと、県内のクマの出没情報は、秩父市や飯能市などを中心にことし4月から先月末時点で150件と、前の年度の同じ時期に比べ1.5倍以上増えています。

 また、物価高騰の影響を受ける生活者と事業者を支援するため、LPガスを使う世帯や医療機関、それに高齢者施設の光熱費の補助などの事業に合わせて約352億円4000万円を充てます。

 大野知事は、補正予算案を18日の本会議に提出します。

さいたま市 清水市長 ことしの漢字は「光」

 さいたま市の清水市長は、ことし最後の定例記者会見でこの1年を振り返り、ことしの漢字に「光」を選びました。

 「光」を選んだ理由について、清水市長は、未来への光となる事業を多く実施したことをあげました。

 戦後80年、そしてさいたま市平和都市宣言の制定20周年となり、中学生を被爆地である広島に派遣したことで、「小さな平和の光を持ち帰ってくれたと考えている」と説明しました。

 また、大宮盆栽100周年を記念した事業として、武蔵一宮氷川神社でのプロジェクションマッピングや、大宮盆栽美術館のライトアップで市内が光で彩られたと述べました。

 また、物価高対策などを盛り込んだ190億円余りの追加補正予算案を、18日の12月定例議会に提出します。

 一般会計は約167億円で、国の重点支援地方交付金なども活用し、市民生活の支援を強化します。

 具体的には、一般家庭などを対象に水道料金の基本料金を4か月分減額するほか、さいたま市みんなのアプリを活用し、プレミアム付きデジタル商品券を最大80万セット発行します。

 また、高校生年代までの子どもがいる世帯に、1人あたり2万円の給付金を支給する予算も盛り込んでいます。

住宅が全焼する火事 住人の男性と連絡取れず

 17日未明、上里町で木造2階建て住宅が全焼する火事があり、焼け跡から性別不明の1人の遺体が見つかりました。

 17日午前3時ごろ、上里町七本木の石川金作さん(87)の住宅から火が出ているのを、近くにあるコンビニエンスストアの男性店員が見つけ、119番通報しました。

 警察によりますと、火は約6時間半後に消し止められましたが、 木造2階建て住宅が全焼し、焼け跡から性別不明の1人の遺体が見つかりました。

 警察に よりますと、この家には石川さんが1人で暮らしていて、火事の後、連絡が取れていないということです。

 警察は、見つかった遺体は石川さんの可能性が高いとみて、確認を進めるとともに火事の原因を調べています。

インフルエンザ患者数 2週連続大幅減も「警報レベル」続く

 県は17日、直近1週間のインフルエンザの感染状況を発表しました。

 1医療機関あたりの患者数は37.94人で、前の週から12.88人減少しています。

 県によりますと、今月8日から14日までの1週間に県内の定点医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は、1医療機関あたり37.94人で、前の週から12.88人減少しました。

 1医療機関あたりの患者数は大きく減りましたが、依然として国が定める警報の基準値の30人を超えています。

 保健所別で1医療機関あたりの患者数が最も多いのは、幸手保健所で、次いで朝霞、鴻巣、東松山などとなっています。

 年齢別では、14歳以下が全体の約64パーセントを占め、5歳から9歳の割合が全体の約28パーセントで特に多くなっています。

狭山市 園児がもちつき体験

 狭山市の保育所で子どもたちがもちつきを体験し、正月に飾る鏡餅を作りました。

 狭山市では子どもたちに季節の行事を大切にしてもらおうと、毎年この時期に市内6か所の保育所で臼と杵を使った昔ながらの餅つきを行っています。

 このうち、狭山市立柏原保育所では、3歳から5歳までの園児約80人が参加しました。

 園児たちは、自分の身長ぐらいの長さの重たい杵を持ち上げ、「よいしょ」のかけ声とともに、臼に入ったもち米を元気いっぱいについていました。

 この後、園児たちはできあがった餅を丸い形に整えながら2段の鏡餅を作り、冬の行事を楽しみました。

 完成した鏡餅は、保育所の玄関や部屋に飾るということです。

東松山ぼたん園 イルミネーション

 冬の夜のイベントとして、色鮮やかな光で訪れた人を楽しませているイルミネーション。

 県内で行われているイルミネーションを、17日からシリーズでお伝えします。

 1回目の17日は、「東松山ぼたん園」のイルミネーションです。

 今年で2回目を迎える、東松山ぼたん園のイルミネーション。

 宇宙をテーマに約25万個の電球が使われ、さまざまな色に彩られています。

 会場の奥では月をかたどったオブジェが展示され、銀河をイメージした映像が芝生に投影されています。

 投影された映像の中には、サンタクロースも登場し、子どもも楽しめる仕掛けが盛り込まれています。

 東松山ぼたん園のイルミネーションは、今月25日まで、夜5時から8時までの3時間限定で行われています。