3月25日(土)のニュース

県議選目前 与野党代表が早くも舌戦

 統一地方選の前半戦となる県議選とさいたま市議選の告示まで1週間を切りました。与野党の代表は、早くも県内入りし舌戦を繰り広げました。

 公明党の山口代表は川口市内で、地方創生臨時交付金の上積みの実現など、物価高対策の実績を強調したうえで地方議員のネットワークと政策実現力があるのは公明党だと訴えました。

 そのうえで「与党でなければ、予算を作ることはできない。あれをやりたいこれをやりたいといっても仮の訴えにしかならない。公明党は自ら皆さんの声を聞いて、自らの手で政策を実現をしていく」と支持の拡大を呼びかけました。

 一方、立憲民主党の泉代表は、自民党主導の政権の失われた10年で、国際社会での競争力も失い、女性が社会的地位につけない世の中になっていると強く批判しました。

 そして「自民党政権は過去の家族モデルにこだわっている。多様性を認めないことで、日本の活力が失われている。今のままでは、この国の子ども達は減っていく。世界からも来たい人がいなくなる」とし、自民党政権には任せられないと訴えました。

大宮公園舟遊池 干し上げ終え水戻す作業始まる

 生態系の保全と水環境改善のために水が抜かれていた県営大宮公園の舟遊池で、底を天日に干す「干し上げ」が終わり、25日から水を戻す作業が始まりました。

 大宮公園の舟遊池は、植物プランクトンのアオコが大量に発生し水質汚濁が深刻化したことから、県は去年10月に水をすべて抜いたあと、5か月にわたり底を天日にさらしてきました。

 25日からは水を戻す作業が始まり、およそ2か月かけて池に水を貯めるということです。

 また、池の底の土を水際に盛って植物や昆虫、水鳥などが生育できる浅場も最後の仕上げが行われ、今後、外来種のアカミミガメを捕獲するための仕掛けを置くなどして完成させるということです。

新型コロナ感染状況

 県内で25日、新たに382人の新型コロナウイルスの感染と1人の死亡が確認されました。

 【県内の状況】入院患者は181人で前の日から6人増えました。

 宿泊施設で療養している患者は4人増加し46人、重症患者は4人でした。

 【感染者数の推移】1日あたりの新たな感染者数は、2日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。

 直近1週間の平均は304.3人で、1週間前と比べて47.4人減少しています。

 【実効再生産数】1人の感染者が何人に感染を広げるかを示す「実効再生産数」は0.959で、68日連続で「1」を下回っています。