9月13日(金)のニュース

器物損壊容疑の警官不起訴 さいたま地検川越支部

 近隣住民の車のサイドミラーを壊したなどとして、器物損壊と恐喝未遂容疑で、警視庁の田無警察署に所属する、50代の男性巡査部長が書類送検された事件で、さいたま地検川越支部は13日、不起訴処分にしました。

 さいたま地検川越支部は、理由を明らかにしていません。

 男性巡査部長は、去年12月からことし1月、自宅近くに住む男性が運転する車が接触したとして、1万円を要求したり、この男性の家に止められていた車に石を投げ付けて、ミラーを壊したりした疑いで、書類送検されていました。

川口市マンション爆発 44歳男を鑑定留置

 川口市のマンションの一室が爆発し、9人がけがをした事件で、激発物破裂などの疑いで、逮捕・送検された44歳の男について、さいたま地検は、精神状態を調べるため、鑑定留置を開始したと発表しました。

 鑑定留置となったのは、川口市並木に住む中国籍の会社員、温泉容疑者(44)です。

 温容疑者はことし7月、自宅マンションの一室にガスを充満させたうえで、火をつけて爆発させた激発物破裂などの疑いが持たれています。

 さいたま地検は、8月22日からおよそ3か月間、鑑定留置を行い、刑事責任能力があるかを、判断します。

越谷は4日連続 県内各地で猛暑日・季節外れの残暑

 13日も県内は、朝から気温が上がりました。各地で35度以上の猛暑日を記録し、季節外れの残暑となりました。

 13日の県内は、高気圧に覆われた影響で朝から晴れ、午前中から気温が上がりました。

 日中の最高気温は、鳩山で36.3度、久喜で36.2度を記録するなど、秩父と所沢を除く県内の観測地点のうち6か所で、35度以上の猛暑日となりました。

 猛暑日を記録したのは、越谷が4日連続、熊谷、さいたまなども3日連続です。

 また、平年と比べても、気温が6度から8度ほど高い、季節外れの残暑となりました。

 県内は、湿った空気の流れ込みや気温の上昇の影響で、このあとも14日明け方にかけて、大気の状態が不安定となる見込みです。

 夜遅くにかけては、雷を伴った激しい雨が降る所もあり、1時間に降る雨の量は、県内全域で多い所は40ミリと予想されています。

 大雨となった場合は、低い土地の浸水や川の増水、土砂災害に注意・警戒し、落雷や突風、ひょうにも注意するよう呼びかけています。

公明党代表選挙立候補 石井幹事長 明言避ける

 次の衆院選で比例代表から埼玉14区にくら替えする公明党の石井啓一幹事長は9月18日告示の代表選挙の立候補について「熟慮している」と述べるにとどめました。

 石井幹事長は次の代表として有力視されています。

 石井幹事長は、13日の定例記者会見で、熟慮中と話すと共に、「なるべく速やかに判断をしたい」と述べました。

 公明党の代表選挙をめぐっては9月10日の記者会見で2009年から8期務めている山口那津男代表が立候補せず、退任する意向を表明していました。

 熟慮中としていますが、現在、石井幹事長以外に、立候補の動きはなく、また、公明党ではこれまでに複数の代表候補が立ったことはないことから、告示日の18日には石井幹事長の代表就任が決まり、28日の党大会で承認される見通しです。

 石井幹事長は66歳。

 衆議院当選10回で公明党政調会長や国土交通大臣を歴任、次の衆院選では比例代表から新しい区割りの埼玉14区にくら替えして出馬予定です。

8月の県内景気動向指数 4か月ぶり上昇

 8月の県内の景気動向指数は、4か月ぶりに上昇したことが帝国データバンク大宮支店の調査で分かりました。

 一方、企業の中には、「景気の見極めが難しい」という声も聞かれています。

 調査は、8月19日から31日にかけて県内企業997社を対象にインターネットで行われ、回答率は、41.8%でした。

 8月の県内の景気動向指数は「42.8」で、前の月と比べて0.8ポイント上昇しました。

 上昇したのは、4月以来、4か月ぶりです。

 規模別で見ても、「大企業」と「中小企業」、「小規模企業」、すべてで上昇しています。

 また、先行きの見通しに関する質問では、「3か月後」、「6か月後」、「1年後」と先になるほど、上昇しています。

 帝国データバンク大宮支店は、「物価高は依然として、収益の足かせとなっている。しかし、為替相場が円高方向に振れていることを好ましく思う企業もある」としています。

 一方、県内の企業からは「景気が良いのか悪いのか、何とも言えない」といった声も聞かれました。

来年度私立中・高募集人員減 中等教育学校は増

 県内私立中学・高校、中等教育学校の来年度=2025年度の入試要項が発表され、開智所沢中等教育学校のみ募集人員が増加となりました。

 県学事課によりますと、来年度の全日制の私立高校47校の募集人員は、1万7291人で今年度より124人減っています。

 47校中、募集人員を増やした高校はなく、狭山ヶ丘が100人、武蔵野音楽大学付属が24人、募集を減らしました。

 また、私立中学30校の募集人員は3748人で、今年度より30人減りました。

 私立中学も募集人員を増加する学校はなく、本庄東高校付属中学校が募集人員を30人減らしています。

 一方で、私立で県内唯一の中等教育学校である開智所沢中等教育学校は今年度に比べて60人多い300人を募集します。

 試験は、中学・中等教育学校と全日制の高校のいずれも入試解禁日に集中していて、中学・中等教育学校は31校中26校が1月10日、全日制の高校は47校中42校が1月22日に試験を行う予定です。

秩父鉄道 10月1日より運賃値上げ

 秩父鉄道は、10月1日から鉄道運賃を改定すると発表しました。

 秩父鉄道運輸課によりますと、新型コロナウイルスの影響などにより利用客が大幅に減少したうえ、電気料金の値上げなど費用の高騰もあり、今後も継続して安心安全な輸送の確保やサービス・利便性の向上などを図るためとしています。

 10月1日からは初乗り運賃が170円から200円と30円値上げとなるなど普通運賃は平均12.8%引き上げられます。

 また、通勤定期が平均22.5%の引き上げとなります。

 一方で通学定期については家計への負担を考慮し運賃改定を行わないということです。

新座市 きれいをたのしむ教室

 子どもたちに髪の毛がきれいになる仕組みを学んでもらおうと新座市の小学校できれいをたのしむ教室が開かれました。

 この教室は、シャンプーやボディソープなどの製造を行うクラシエが子どもたちに髪の毛の秘密や髪の毛が綺麗になる仕組みを学んでもらおうと関東圏を中心に行っているものです。

 13日は新座市立栄小学校の3年生の児童51人が髪の毛に関する3択クイズや、シャンプーが汚れを落とす実験を通して髪がきれいになる仕組みを学びました。

 また、マネキンを使用し髪の毛に良いシャンプーの泡立て方や、頭皮マッサージの仕方など正しい髪の毛の洗い方も体験しました。