4月25日(木)のニュース

狭山で窃盗など連続6件 同一犯とみて捜査

 25日未明から早朝にかけて、狭山市の住宅やアパートで現金や財布などが盗まれる窃盗事件などが6件連続で発生しました。

 県警は、同一犯による犯行の可能性もあるとみて捜査を進めています。

 25日午前1時ごろから午前7時半ごろにかけて、狭山市北入曽や狭山市狭山台などの住宅やアパートの住人から「泥棒に入られた」などと通報が相次ぎました。

 県警によりますと、6軒の住宅やアパートの1階の窓ガラスなどが割られ、このうち4軒では何者かが侵入し現金あわせておよそ44万円のほか、バッグや財布などが盗まれたということです。

 事件はおよそ6時間半の間に直径1.7キロメートルの範囲で起きました。

 警察は、犯行の手口が似ていることなどから、同一犯による犯行の可能性もあるとみて捜査しています。

真夏日に迫る暑さ 熊谷など3地点でことし最高

 25日の県内は24日とは一転、午前中から気温が上がり、すべての観測地点で25度以上の夏日となりました。

 25日の県内は高気圧に覆われた影響で、よく晴れて暑い1日となりました。

 日中の最高気温は鳩山で28.2度となるなど、各地で24日と比べて10度から12度ほど上がり、8つの観測地点すべてで25度以上の夏日となりました。

 いずれも6月中旬から下旬並みで、熊谷・越谷・寄居の3地点は、ことし最高を記録しています。

 また日照時間も長く、ウェザーニューズによりますと、5時間を超えたのは4月20日以来ということです。

 26日の予想最高気温は熊谷が27度と、県内は引き続き気温が高くなる見込みで、こまめな水分補給など暑さへの注意が必要です。

清水市長「同等のサービス継続に努力」

 さいたま市が公設民営方式で運営している高齢者介護などの複合施設「グリーンヒルうらわ」を廃止する方針に対し、施設の利用者ら有志の代表が存続を求める要望書を市に提出しました。

 介護老人保健施設とデイサービスセンターなどの利用者や家族、近隣住民の有志の代表が施設の存続を求める要望書と7167人分の署名を市に提出しました。

 4月12日にも、ケアハウスの入居者の代表が廃止の方針撤回または廃止の時期の延長を求める要望書と、入居者68人分の署名を市に手渡しています。

 清水市長は25日の定例会見で「グリーンヒルうらわ」を廃止するための条例改正案を、6月定例市議会に提出する方向で検討する考えに変わりはないと述べました。

 そのうえで「個別に相談に応じて、きめ細やかに対応していきたい。特にそれぞれのニーズや状況などをしっかり踏まえたうえで、市と同等のサービスが受けられるような施設につなげていけるように努力したい」と理解を求めました。

給与水準トップ 越谷市長「優秀な人材確保のため」

 越谷市の職員の給与が全国トップの水準で大野知事が改善を求めたことを受けて、越谷市の福田晃市長は25日、優秀な人材を確保するため高く設定していると説明し市民に理解を求めました。

 越谷市は職員の給与水準が全国の自治体でトップで、国家公務員よりも高い状況です。

 職員の給与は、それぞれの自治体が議会の議決を経て条例で定めています。

 大野知事は4月16日の定例記者会見で、越谷市の職員の給与水準について「改善の助言をしていて、今後も均衡が図れるよう、強く働きかけを行っていきたい」と述べていました。

 これに対し、福田市長は25日の定例記者会見で、「国は大卒の職員に比べて高卒や短大卒の職員の昇格が遅くなっていると推測しているが、越谷市では良質な市民サービス提供のために、能力の高い職員を学歴に関係なく上位の職位まで昇格できるようにしている」と説明しました。

 また、給与水準が高いのは県内のほかの市町村も変わらないと主張しました。

 市の人事課によりますと、職員の給与はさまざまな手当も含めると、県内では政令指定都市のさいたま市を除いて、62市町村のうち19位だったということです。

 また、都道府県と政令指定都市を除いた、全国1721の市町村の中でも341位で、特段高くはないとしています。

 福田市長は「諸手当も含めた給与が日本一高いと誤解されている方が多い。ラスパイレス指数がどういうものなのかという説明責任を果たしながらやっていきたいと思う」

 今回の議論の発端となったのは「ラスパイレス指数」という給与水準を示す指数です。

 これは、国家公務員の給与水準を「100」とした場合の地方公務員の給料水準を表したものです。

 去年4月1日時点で、越谷市は「103.3」で政令指定都市を除いて、県内では4年連続トップ、全国の市町村で見ても最も高い数値となりました。

 越谷市はさまざまな手当も含めるとそこまで給与は高くないとしていて、福田市長は市民の理解が得られるよう引き続き、情報発信をしていきたいと話しています。

昭和西川 本庄に羽毛ふとんリニューアル工場新設

 寝具を中心に販売する「昭和西川」が本庄市に建設を進めてきた「羽毛リフォーム工場」が完成し、25日開所式が行われました。

 開所式には、昭和西川の西川恵会長や本庄市の吉田信解市長らおよそ20人が出席し、テープカットをしてオープンを祝いました。

 昭和西川はSDGsの12番目の目標「つくる責任つかう責任」の推進を目指し、羽毛ふとんのリフォーム事業を強化するため、国内最大規模となるリフォーム工場を新設しました。

 昭和西川は、新たな工場の開設により年間5万枚の羽毛ふとんのリニューアルを目指します。

入間市で狭山茶の摘み取り始まる

 狭山茶の産地である入間市で、新茶の摘み取りが始まりました。

 入間市下藤沢にある平塚園は3000平方メートルの敷地に、風味と色を向上させるため寒さに強く収穫量の多い「狭山かおり」と、うまみが強く収穫時期が早い「摩利士」を交配して育てています。

 25日は、近くに住む女性らおよそ25人が新芽を丁寧に摘み取りました。

 平塚園の平塚尚吾社長によりますと、去年は春に気温の高い日が続いたため摘み取りの時期が1週間ほど早くなりましたが、ことしは、例年通りの摘み取りとなりました。

 新茶の摘み取りは、25日から4日間行われ、1日およそ130キロ収穫されます。

 25日収穫した新茶は、来週から市内にある平塚園の店頭に並びインターネットでも販売される予定です。

「世界ペンギンの日」

 25日は「世界ペンギンの日」です。東松山市の県こども動物自然公園では、多くの人にペンギンの生態を知ってもらおうと特別イベントが開かれました。

 「世界ペンギンの日」は毎年4月25日ごろに、アデリーペンギンがアメリカの南極観測基地の近くに姿を現したことを祝ったのが始まりとされています。

 現在、56羽のフンボルトペンギンを飼育している県こども動物自然公園では、飼育係がエサのアジをあげながら、フンボルトペンギンの生息地がチリやペルーなどの南米であることや、人間の環境破壊により絶滅の危機にあることなど野生のペンギンの現状を説明しました。

 訪れた人たちは、投げ込まれたアジをペンギンがほおばる姿を見ながら、ペンギンについて理解を深めていました。

東松山ぼたん園 ボタン見ごろ

 東松山市の東松山ぼたん園では、色とりどりのボタンが見ごろを迎えています。

 東松山市大谷の東松山ぼたん園は、市の花である「ボタン」を広く普及させようと1990年に開園しました。

 園内には、150品種およそ5000株のボタンが植えられていて、このうち赤の「新日月」やピンクの「花売り娘」など早咲きから中咲きのボタンが見ごろを迎えています。

 東松山ぼたん園によりますと、ことしの早咲きのボタンは3月中に開花した去年とは異なり、例年通りの時期となる4月10日に開花したということです。

 訪れた人たちは、散策したり写真を撮ったりして楽しんでいました。

 東松山ぼたん園のボタンは、ゴールデンウイークいっぱい楽しめるということです。