県立小児医療センター 別の患者2人にも神経症状
県立小児医療センターで白血病の患者3人が抗がん剤注射後に重度の神経症状を発症し、うち1人が死亡した問題で、同様の治療を受けた別の患者2人にも神経症状が出ていたことを明らかにしました。
さいたま市中央区にある県立小児医療センターでは、去年1月から10月にかけて抗がん剤を髄液に注入する髄くう内注射を受けた男性患者3人が、重度の神経症状を発症しました。
このうち、10代の患者1人が死亡し、10歳未満と10代の患者の2人が意識不明の重体となっています。
センターによりますと、3人の髄液からはいずれも髄くう内注射に使われるはずのない薬剤、「ビンクリスチン」が検出されているということです。
県立小児医療センターは、17日会見を開き、同様の治療を受けた白血病の患者2人にも神経症状が出ていたことを明らかにしました。
2人は、下半身のまひで、最初に公表された3人と比べて重い症状ではなく、ビンクリスチンは検出されず意識障害もありませんでした。
ビンクリスチンは髄くう内に微量でも入ると神経症状を起こしやすいとされていて、センターでは、調剤室で厳重に保管していて、管理体制に問題は見つかっていないということです。
センターは、2人に神経症状が出た理由は不明としていて、今後の追加の解析や対応については、改めて検討する方針です。
