子どもたちを性被害から守る 産婦人科医の講演会
子どもたちを性被害から守ろうと、産婦人科医による講演会が、15日、県議会議事堂で行われました。
「県議会男女共同参画推進議員連盟」が企画し、県議会議員およそ50人が参加しました。
講師を務めた埼玉医科大学の産婦人科医、高橋幸子さんは、性暴力が及ぼす影響を理解するための「生命の安全教育」を通じて、幼かった頃に受け、当時は分からなかったことが性被害であったと気づく子どもが増えると説明しました。
そのうえで、相談を受けた大人は、誰に何をされたのかを聞いた後は、家庭内の性被害なら児童相談所に、それ以外は警察に通報して、SOSの受け止め方を知ることが大事だと話しました。
また、高橋さんは、こども家庭庁が普及に力を入れている妊娠や出産について正しい知識を持って健康管理ができるよう促す「プレコンセプションケア」について、「産むことが大前提になっていないか、気をつける必要がある」と訴えました。
