11月5日(水)のニュース

入居者女性2人殺害事件前に窃盗か 元職員再逮捕  

 先月15日、鶴ヶ島市の老人ホームで入所者の女性2人が死亡し、このうち1人に対する殺人の容疑で逮捕された元職員の男が、事件前、熊谷市内の飲食店に侵入し、現金2万円を盗んだとして再逮捕されました。

 男は「生活費を得るため」などと話しているということです。

 事件は、先月15日鶴ヶ島市若葉の「若葉ナーシングホーム」で、小林登志子さん(89)と上井アキ子さん(89)が死亡したもので、小林さんを刃物で刺して殺害したとして、元職員で熊谷市箱田の無職 木村斗哉容疑者(22)が殺人の疑いで逮捕・送検されました。

 その後の捜査で、先月12日から事件前日の14日までに、熊谷市内の飲食店に侵入し、現金2万円を盗んだとして、警察は窃盗などの疑いで木村容疑者を再逮捕しました。

 木村容疑者は、店舗のシャッター脇にあるダイヤルロックがついたキーボックスの4桁の暗証番号を解除し、中に入っていた鍵を使って店内に侵入したとみられています。

 警察の調べに対し、木村容疑者は「生活費を得るため」と容疑を認めているということです。

 警察は、殺人と窃盗の動機に関連があるかなど詳しく調べています。

日高市 歩行者が大型トラックにはねられ死亡

 5日朝早く、日高市の国道で横断歩道を渡っていた52歳の男性が大型トラックにはねられ死亡しました。

 5日午前5時45分ごろ、日高市森戸新田の信号機付き十字路交差点で、横断歩道を渡っていた市内に住む団体職員高橋英樹さん(52)が、右折してきた大型トラックにはねられ死亡しました。

 警察は、大型トラックを運転していた入間市久保稲荷の会社員佐々木憲一容疑者(57)を、過失運転致死の疑いで現行犯逮捕しました。

 調べに対し、佐々木容疑者は「事故を起こしたことは間違いありません」と容疑を認めているということです。

 警察は、事故の原因を詳しく調べています。

住宅で20万円盗んだ疑い ベトナム人4人逮捕

 ことし9月、都内の住宅に侵入し現金およそ20万円を盗んだとして、窃盗グループとみられるベトナム人の男4人が県警に逮捕されました。

 県警は、県内や都内などで犯行を繰り返していたとみて調べています。

 窃盗などの疑いで逮捕されたのは、ベトナム国籍で、東京都清瀬市の無職 チャン・フー・テー容疑者(26)ら男4人です。

 警察によりますと、4人はことし9月7日から翌8日にかけて、東京都練馬区の住宅に侵入し、現金およそ20万円を盗んだ疑いが持たれています。

 4人は都内の集合住宅に同居していたとみられ、室内からは盗んだものとみられる牛の角や模造刀など37点が見つかったということです。

 ことし6月、富士見市やふじみ野市で連続して発生した忍び込み事件で、防犯カメラの捜査から車両が浮上し、警察が調べを進めていました。

 警察は4人が短期間で拠点を移しながら、県内や都内などで犯行に及んでいたとみて調べています。

県内最年少 小川鶴ヶ島市長が初登庁

 先月26日に投票が行われた鶴ヶ島市長選挙で、現職を破って初当選し県内最年少となった小川尋海市長が5日、初登庁しました。

 初登庁した小川市長は、およそ200人から拍手と歓声で迎えられた後、職員から花束を手渡されました。

 16年ぶりとなった選挙戦で、現職を破り初当選した33歳の小川市長は県内最年少の市長となります。

 小川市長は職員を前に「業務は市民のためになっているのか。職員のためになっているのかという視点を常に持ち、業務の効率化と改革を行っていただきたい」と訓示しました。

核都市広域幹線道路 事業推進に向け 国に要望

 首都高埼玉新都心線のさいたま見沼ICから、東北自動車道を結ぶ「核都市広域幹線道路」は、慢性的な混雑の緩和などを目的に、国やさいたま市などで検討が進められています。

 さいたま市など県内8つの自治体は5日、事業の推進を求める要望書を国に提出しました。

 要望書は、春日部市や松伏町など6市2町を代表して、さいたま市の清水市長から国土交通省の加藤竜祥政務官に手渡されました。

 ことし8月にさいたま市で開かれた地元検討会では、事務局から2つのルート案が示されていました。

 5日、清水市長らはルート案を1つに絞るなどして計画の早期具体化を求めました。

 要望書では、国に専属のプロジェクトチームを発足させて事業を推進するよう求めています。

 このほか、首都高埼玉新都心線より西部地域と東北自動車道よりも東部地域については、核都市広域幹線道路の延伸の可能性がある区間と定められていることから、概略計画の検討を早期に着手することなども要望しています。