首都高6人死傷 トラック運転手に懲役7年6か月
去年5月、戸田市の首都高速道路でトラックが乗用車に追突するなどして、3人が死亡し 3人が重軽傷を負った事故で、過失運転致死傷の罪に問われたトラック運転手に対し、東京地裁は4日、懲役8年の求刑に対し懲役7年6か月の判決を言い渡しました。
判決によりますと、降籏紗京被告(29)は去年5月14日午前7時半ごろ、首都高速道路池袋線の下り線で、時速およそ75キロから80キロで走行中、渋滞で停車していた乗用車に追突し、さらに前方の乗用車やトラックを巻き込む事故を起こし、6人を死傷させた罪に問われました。
東京地裁の大川隆男裁判長は、被告が体調不良を認識しながら大型トラックを運転したことについて「危険性を全く顧みないまま無謀な運転を漫然と継続した」と指摘しました。
そして「3人の尊い命が突如失われるなどし、被害は甚大で刑事責任は極めて重い」として懲役8年の求刑に対し、懲役7年6か月の判決を言い渡しました。
