11月4日(火)のニュース

首都高6人死傷 トラック運転手に懲役7年6か月

 去年5月、戸田市の首都高速道路でトラックが乗用車に追突するなどして、3人が死亡し 3人が重軽傷を負った事故で、過失運転致死傷の罪に問われたトラック運転手に対し、東京地裁は4日、懲役8年の求刑に対し懲役7年6か月の判決を言い渡しました。

 判決によりますと、降籏紗京被告(29)は去年5月14日午前7時半ごろ、首都高速道路池袋線の下り線で、時速およそ75キロから80キロで走行中、渋滞で停車していた乗用車に追突し、さらに前方の乗用車やトラックを巻き込む事故を起こし、6人を死傷させた罪に問われました。

 東京地裁の大川隆男裁判長は、被告が体調不良を認識しながら大型トラックを運転したことについて「危険性を全く顧みないまま無謀な運転を漫然と継続した」と指摘しました。

 そして「3人の尊い命が突如失われるなどし、被害は甚大で刑事責任は極めて重い」として懲役8年の求刑に対し、懲役7年6か月の判決を言い渡しました。

埼玉栄高グラウンド死亡事故 元男子生徒を書類送検

 去年11月、埼玉栄高校のグラウンドで、整備用の軽乗用車が横転し、助手席の男子生徒が死亡した事故で、運転していた17歳の元男子生徒を、警察は4日過失運転致死傷の疑いで、書類送検しました。

 この事故は、去年11月16日の深夜、さいたま市西区にある埼玉栄高校のグラウンドで、男子生徒4人が乗った軽乗用車が横転し、助手席に乗っていた市内に住む男子生徒(当時17)が頭などを強く打ち死亡、後部座席の生徒1人も軽傷を負ったものです。

 警察は、4日午前運転していた17歳の元男子生徒を、過失運転致死傷の疑いで書類送検しました。

 調べに対し、元男子生徒は、「スリルを味わうために運転した」と容疑を認めているということです。

 学校を運営する佐藤栄学園によりますと、軽乗用車はサッカー部の監督やコーチがグラウンドを整備するために購入したもので、ナンバープレートがなく、鍵は車内に置いて管理していたということです。

 運転は、監督とコーチに限られていましたが、事故当時の調べで、運転していた生徒らは、「過去にもグラウンドで運転した」と話していました。

 警察は、今回の生徒以外の生徒や卒業生からも聞き取りをし、数年前から、のべ数十人が運転や同乗をしていたとみています。

 警察は、鍵を管理する学校について、業務上過失致死の疑いも視野に調べています。

 元男子生徒の書類送検を受けて、佐藤栄学園の、高田直芳常務理事は、「亡くなった生徒のご冥福をお祈りするとともにご遺族にお悔やみ申し上げます。学校の敷地内で起きた事故で、将来ある尊い命が失われたことは、非常に残念で申し訳なく、重く受け止めます」とコメントしています。

 学校側は、ことし5月に外部の専門家らによる第三者委員会を立ち上げて、事故が起きた経緯を調べています。

さいたま市 ねんりんピック2026PR展


 PR展は、来年11月、埼玉県では初めて開催される、「ねんりんピック彩の国さいたま2026」が開催まであと1年を迎えるにあたり、大会の周知を目的に県と武蔵野銀行が連携して行っています。

 会場では、県内24市町で行われる30種目の競技について、開催場所や競技内容を紹介するポスターが掲示されたり、大会のPR動画が大型のスクリーンで放映されたりしています。

 また、会場には、さいたま市で行われる種目の一つ「なぎなた」のコーナーが設けられていて、実際に試合で使われるなぎなたや、面やすね当てなどの防具が展示されていて、2メートル以上もあるなぎなたの長さを実感することができます。

 ねんりんピック2026PR展は、武蔵野銀行本店2階のM’sSQUAREで今月9日まで開かれています。

そごう大宮店 クリスマスケーキの予約好調

 来月25日のクリスマスに向け、さいたま市大宮区のそごう大宮店では、クリスマスケーキの予約販売が行われています。

 そごう大宮店では、さいたま市内の人気のパティスリーや県内外の有名ホテルなどが手掛ける合わせて13種類のクリスマスケーキを個数限定でインターネットと店頭で、予約販売しています。

 さいたま市北区のパティスリー「KazuBake」の「あわてんぼうのサンタクロース」は、サンタクロースが煙突に落ちる様子が表現されていて、そごう大宮店限定のケーキで1番人気だということです。

 また、地下1階の洋菓子売り場の店舗でもクリスマスケーキの予約販売を行っていて、新宿高野で1番人気のイチゴとホイップクリーム、スポンジで仕上げた5号のショートケーキは、生のイチゴを使ったフルーツ専門店ならではのケーキが味わえるということです。

 そごう大宮店によりますと、卵や乳製品などケーキづくりに欠かせない原材料価格が高騰している影響で、ホールケーキの価格は例年より1割ほど値上がりしていますが、現時点の予約件数は去年より増えているということです。

 そごう大宮店のクリスマスケーキは、インターネットの予約が来月10日まで、店頭予約が来月15日まで行われています。

狭山市 休耕田のコスモス 見頃

 狭山市の休耕田でコスモスが見頃を迎えています。

 狭山市の狭山市市民会館近くに広がるおよそ4000平方メートルの休耕田では、ピンクや白などのコスモス30万株以上が見頃を迎えています。

 コスモスは、市内で農業を営む斉藤修司さんが、地域を明るく元気にしようと後継者不足などの理由で手入れがされなくなった田んぼを借り受け、およそ20年前から育てています。

 斉藤さんは、コスモスの手入れのほかにも地元の子どもたちにコメ作りやサトイモ堀り体験を提供するなど、地域活動を積極的に行っています。

 休耕田では、秋はコスモス以外にマンジュシャゲ、春は菜の花、夏はヒマワリなどを育てていて季節ごとに花を楽しめるということです。

 コスモスは、来月中旬まで見頃ということです。