10月28日(火)のニュース

特殊詐欺被害防止に協力 県警が金融機関に感謝状

 特殊詐欺の被害防止に協力したとして県警は金融機関に感謝状を贈りました。

 28日の贈呈式で県警の野井祐一本部長は「特殊詐欺などの被害拡大防止に多大なる尽力を賜り、厚く御礼申し上げます」と述べました。

 そして、特殊詐欺の被害防止に向けた協定を県警と結ぶ9つの金融機関とJAバンク埼玉に感謝状が贈られました。

 金融機関を代表して埼玉りそな銀行の福岡聡社長は「われわれ金融機関は社会的使命を果たすべくこれからもあらゆる機会を通じて、埼玉県警と連携した施策を実施します」と話しました。

 県内の特殊詐欺の被害は、9月末時点で認知件数が1355件、被害額は57億8341万円で、件数・額ともに前の年の同じ時期より増加していることから、県警は取り締りを推進することにしています。

電車内で女子高校生を盗撮疑い 小学校副校長逮捕

 先月2日、電車内で女子高校生のスカート内をスマートフォンで盗撮したとして、都内の小学校の副校長の男が逮捕されました。

 男は「女子高校生の下着が見たかった」と、容疑を認めているということです。

 盗撮の疑いで逮捕されたのは、所沢市山口に住む都内の公立小学校の副校長 阿部貴之容疑者(51)です。

 阿部容疑者は、先月2日午後5時すぎ、西武池袋線清瀬駅に停車中の電車内で、女子高校生のスカート内をスマートフォンで盗撮した疑いが持たれています。

 被害者の女子高校生と面識はなかったということです。

 ことし4月に発生した別の盗撮事件の捜査で、警察官が阿部容疑者を職務質問し、スマートフォンを調べたところ、今回の犯行が発覚しました。

 阿部容疑者は、調べに対し「女子高校生の下着が見たかった」と容疑を認めているということです。

 押収した阿部容疑者のスマートフォンからは、電車内で撮影した同様の画像や動画が数十点見つかっていて、警察が詳しく調べています。

県内公立高校全日制1.13倍

 県教育委員会が発表した来年3月に県内の中学校を卒業予定の進路希望調査によりますと、今月1日時点の県内公立高校全日制の倍率は1・13倍で、前の年の同じ時期を0・04ポイント下回っています。

 来年3月に、県内の中学校を卒業予定の生徒は6万2202人でした。

 このうち、志望校未定の生徒を含む高校などへの進学希望者は6万1646人で、全体に占める割合は99.1パーセントと、前の年の同じ時期と比べ0.1ポイント上昇しています。

 全日制高校の進学希望者は、卒業予定者の88.6パーセントにあたる5万5095人でした。

 全日制の倍率は1.13倍で、前の年の同じ時期を0.04ポイント下回りました。

 普通科で最も倍率が高いのは川口市立の3.01倍で、次いで市立川越の2.99倍、市立浦和の2.75倍となっています。

46年ぶり施設建て替え コープみらい 川口乳児院に100万円寄付

 老朽化した施設を建て替えるため、先月16日からクラウドファンディングを実施している川口市の児童福祉施設 済生会川口乳児院に対し、生活協同組合コープみらいが100万円を寄付しました。

 済生会川口乳児院は、保護者の事情などで家庭での養育が難しい0歳から、おおむね6歳までの乳幼児が入所する施設として、1979年に開設されました。

 設立から46年が経ち、老朽化した施設を建て替え来年5月末の竣工を目指していますが、資材高騰の影響で建設費用が当初の7億円から10億円に膨らみ、クラウドファンディングを実施しています。

 28日は、済生会と連携協定を結ぶ生活協同組合コープみらいが、子どもたちの未来に役立ててほしいと寄付金100万円を贈呈しました。

 川口乳児院によりますと、先月16日から開始したクラウドファンディングで、これまでにおよそ1140万円が集まっているということで、3000万円を目標にことし12月12日まで実施します。

県内企業3社 「彩の国経営革新モデル企業」に指定

 県は28日、新規事業に取り組み経営革新に成果を上げた県内の中小企業3社を、新たに「彩の国経営革新モデル企業」に指定しました。

 「彩の国経営革新モデル企業」は、「経営革新計画」を実行し売り上げの増加や雇用創出などの成果を上げた中小企業を、他の企業のモデルとして指定する制度です。

 28日は、熊谷市、嵐山町それに長瀞町に本社がある企業3社に大野知事から指定書が手渡されました。

 このうち、熊谷市でジェラートを製造している「ジェラートマリノ」は、規格外などで廃棄される地元の農産物を原材料に使って食品ロスを削減するとともに、商品企画から製造、情報発信まで行う新規事業に取り組んだことが評価されました。

 また、電気設備工事などを請け負う長瀞町の「シンテック」は、時短勤務制度の採用や資格取得のための費用を負担するすなどしたことで、雇用の安定化や業務の効率化につながり、売り上げが向上したということです。

「彩の国経営革新モデル企業」は新たに指定された3社を加え、あわせて123社にのぼります。

コスモス見頃

 久喜市では、コスモスが見頃を迎えています。

 コスモス畑では、代表的な品種の「センセーション」や、珍しい黄色の花を 咲かせる「キャンパスイエロー」を楽しむことができ、近隣に植えられているコスモスと 合わせるとおよそ700万本にのぼります。
 ことし8月上旬に市の職員が種をまき、今月上旬ごろから咲き始めました。

 訪れた人たちは、秋を彩るコスモスを眺めながら散策したり、写真を撮ったりしていました。

 久喜市鷲宮地区のコスモスの見ごろは、1週間ほど続くということです。