党費私的流用疑惑 小谷野幹事長第三者委設置要望
自民党県連の党費を私的に流用した疑いで、幹事長の役職の一時停止措置を受けた小谷野五雄県議が24日記者会見し、第三者委員会の設置を求めました。
一方、県連は週明け役員会を開き、およそ2800万円を私的に流用していたとする県連内部の調査委員会がとりまとめた結果を踏まえ、小谷野県議の処分を決めることにしています。
小谷野議員は、これまでに県連から指摘されたおよそ2900万円のうち、およそ100万円は供託したということで、およそ2800万円については、事務局の対応が不十分だったとして、改めて私的流用を否定しました。
そのうえで、県連内部の調査は中立性や透明性を欠くとして現時点で調査に応じておらず、第三者委員会の設置を求めています。
また、小谷野議員は、指摘を受けた支出の中には調査委員会のメンバーを務める議員との会食なども含まれていたとしています。
一方、県連の幹部は記者団の取材に対し、「幹事長職を務めていた小谷野氏が内部調査に応じないこと自体、疑わしい。調査に応じれば詳細は明らかになるはず」と指摘しました。
県連は今月27日に役員会を開き、調査委員会がとりまとめたおよそ2800万円を私的に流用していたとする結果を受けたうえで、小谷野議員の処分を決定することにしています。
