10月23日(木)のニュース

73日間欠勤 春日部市の中学校男性教諭 懲戒免職

 ことし7月1日から73日間にわたって正当な理由なく欠勤したとして、県教育委員会は春日部市の公立中学校の男性教諭を23日付けで懲戒免職としました。

 懲戒免職処分となったのは春日部市立緑中学校の鈴木宏彰教諭(49)です。

 県教育局によりますと鈴木教諭は校長から出勤を求められたにもかかわらずことし7月1日から今月16日までの73日間、正当な理由なく欠勤しました。

 また、鈴木教諭は、ことし3月、わいせつ事案で神奈川県警に2度逮捕され、いずれも不起訴処分になっていたということです。

 釈放後、鈴木教諭は、校長とメールや電話でやりとりをしていましたが、4月19日にこれ以降のやりとりを拒否する旨の申し立てがあってから連絡がついていないということです。

 県教育局などが聞き取りを求めましたが応じなかったため、校長が7月からの出勤を命じていました。

 鈴木教諭の所在は不明で、反省の弁に関する聞き取りはできていないということです。

埼玉西武 明治大 小島大河選手を1位指名

 23日プロ野球ドラフト会議が、開かれ、地元埼玉西武ライオンズは、明治大学の小島大河選手を1位で指名し、交渉権を獲得しました。

 午後5時から始まったドラフト会議で、埼玉西武は、明治大学の小島大河選手を、1位で指名。他の球団との重複は無く、埼玉西武が交渉権を獲得しました。

 この他、埼玉関係では、昌平の櫻井ユウヤ選手が千葉ロッテから4位指名。花咲徳栄出身で東北福祉大の堀越啓太投手が埼玉西武から4位指名。

 また、大宮東出身で日本通運の冨士隼斗投手が千葉ロッテから5位指名。山村学園の横田蒼和選手が埼玉西武から5位指名。

 浦和学院の藤井健翔選手が巨人から6位指名を受けました。

東武伊勢崎線大袋駅 列車にはねられ2人死亡

 23日午前、越谷市の東武伊勢崎線大袋駅で20代とみられる女性と5歳くらいの男の子の2人が列車にはねられ死亡しました。

 警察は、自殺とみて調べを進めています。

 23日午前9時15分ごろ、越谷市の東武伊勢崎線大袋駅で20代とみられる女性と5歳くらいの男の子の2人が、通過中の下りの急行列車にはねられ死亡しました。

 警察によりますと、事故当時、2人は一緒にいて、親子とみられるということです。

 また、目撃情報などから第三者が関与した可能性は低いとみられ、警察は自殺とみて詳しい状況を調べています。

県警が人材強化へ サイバーセキュリティコンテスト

 サイバー空間での犯罪に対応する人材の育成や強化をしようと、県警は警察職員がサイバー捜査に関する知識や技術を競うコンテストを開きました。

 コンテストには、県内38の警察署からそれぞれ1チームと、県警本部のサイバー捜査課などから合わせて8チームが参加しました。

 競技はインターネット上で犯行予告があったという想定で行われました。

 また、パソコンを使用しての通信記録の精査など、サイバー空間での対応に必要な知識や技能を問う19の問題に解答して得点を競います。

 参加者はチームで協力しながら日ごろの業務の成果を発揮していました。

 県警は、ことし上半期のサイバー犯罪の検挙件数と検挙人数がいずれも去年の同じ時期と比べて増えていることから、注意を呼びかけています。

浦和美園駅 小学生がバリアフリーの大切さ学ぶ

 川口市の小学生が、埼玉高速鉄道浦和美園駅でバリアフリーの大切さを学びました。

 授業は、誰もが安全で安心に暮らせるようなまちづくりを目指す「川口市バリアフリー基本構想」を知ってもらおうと市内の小学校を対象に毎年、開かれています。

 23日は、川口市立中居小学校の4年生が参加しました。

 浦和美園駅の構内では、駅員が、点字や音声による構内案内について説明しました。

 また、券売機はバリアフリー機能として、車いすでも買いやすいよう設計されていることや点字による運賃表が設置されていることを紹介しました。

 その後、児童らは実際に車椅子に乗ったり、目を閉じて白杖を使いながら黄色い点字ブロックを歩いたりして、バリアフリー設備の大切さを学んでいました。

消費者被害を防げ ネット広告の注意点を学ぶ講座

 消費者被害を防ごうと、インターネット広告の注意点を学ぶ講座が春日部市内で行われました。

 県が主催した講座にはオンラインを含めて県民およそ30人が参加し、講師は「県消費生活コンサルタントの会」の岡田香織さんが務めました。

 はじめに、景品表示法に基づき、商品やサービスの価格などを実際よりよく見せることは不当な表示として処分の対象となることが説明されました。

 また、インターネット広告でトイレのつまりや水漏れに350円から対応できるとうたいながら、修理を依頼すると数十万円を請求される被害が続出した事例などが紹介されました。

 そして、岡田さんは、緊急時でも落ち着いて考えることや日ごろから信頼できる事業者を見つけておくことが大切と話しました。

 参加者は、講座を通じて消費者トラブルに遭わないための備えを学んでいました。

中学生が世界の課題を学ぶ“触れる地球”で授業

 ICTの活用を進める上尾市の中学校で、リアルタイムの世界各地の現状を見ることができるデジタル地球儀を使った授業が開かれました。

 授業で使われたのは、おととし11月、上尾市内のすべての中学校に導入された「触れる地球SPHEREⅡ」です。

 リアルタイムの世界各地の様子をはじめ、貧困率や人口動態・高齢化率といった統計データの推移をアニメーションで見ることができます。

 23日は上尾市立南中学校で授業が行われ、1年生がアフリカと南アメリカの課題について考えました。

 生徒たちは、それぞれのパソコンに導入されているSPHEREⅡのブラウザ版を使って課題と原因をまとめ、内容を発表しました。

 このうちアフリカで栄養率が低い課題に着目した生徒は、地形図などを参考に山が多く食料が運びにくいことが関係しているとした上で、技術があまり発達していないことが原因ではないかと仮説を立てていました。