10月21日(火)のニュース

第104代首相に高市氏 女性初

 自民党の高市早苗総裁が、21日午後衆議院と参議院の本会議で行われた総理大臣指名選挙で第104代総理大臣に選出されました。

 女性の総理就任は憲政史上初めてです。

 衆議院の総理大臣指名選挙は、投票総数465票のうち、自民党の高市総裁が237票を獲得し、総理大臣に指名されました。

 一方、参議院の総理大臣指名選挙は、決選投票の結果、高市総裁が125票を得て総理大臣に指名されました。

 女性の総理就任は憲政史上、初めてで、高市総裁は自民党と日本維新の会による連立政権を発足させます。

新内閣 財務相に片山氏 地方創生担当相に黄川田氏

 高市総理大臣は21日夜、新内閣を発足させます。

 県関係では比例代表で県連所属の片山さつき元地方創生担当大臣が財務大臣に、埼玉3区選出で当選5回の黄川田仁志衆院議員が地方創生担当大臣に起用されます。

 片山氏(66)は衆議院で当選1回、参議院で当選3回です。

 2度目の入閣で、最重要課題である物価高対策に取り組みます。

 埼玉3区選出で当選5回の黄川田氏(55)は初入閣です。

 内閣府副大臣などを歴任し、自民党総裁選では高市氏の推薦人を務め側近の1人として選挙戦を支えました。

さいたま市西区強盗事件 懲役8年と6年を判決

 去年9月さいたま市西区の住宅で高齢の親子を縛り現金などを奪ったとして強盗致傷などの罪に問われている3人の男の裁判員裁判で、さいたま地裁は21日、懲役8年と6年の判決を言い渡しました。

 起訴状などによりますと、矢作雄馬被告(35)ら3人は、去年9月、ほかの人物と共謀してさいたま市西区の住宅で、この家に住む80代の母親と60代の娘に対し粘着テープで口を塞いで、両手を縛るなどの暴行を加えけがをさせたとしています。

 また、「金を出せ」などと脅し、現金10万円余りと財布を奪って逃げた強盗致傷などの罪に問われたものです。

 21日の判決で、さいたま地裁の小池健治裁判長は、「被告人らは相応に準備し計画的な犯行で被害者宅に長くとどまり金品などを奪い被害者に恐怖心と精神的苦痛を与えた」と指摘しました。

 一方で、「被告人らは謝罪文を作成し、被害者に反省の弁を述べている」とし、懲役12年と懲役9年の求刑に対し、懲役8年と懲役6年の判決を言い渡しました。

教職員を被災地に派遣 D-EST埼玉が研修会

 教職員を被災地の学校などへ派遣する県災害時学校支援チーム=D‐EST埼玉を設置するにあたり21日、鴻巣市でチームの候補者を対象とした研修会が開かれました。

 県災害時学校支援チーム=D‐EST埼玉は県内や県外で大規模災害が発生した際に、被災した学校に教職員を派遣し、早期再開に向けて現地の教職員や子どもたちの心のケアなどを行います。

 研修会には、県教育局の職員や公立の小中学校の教職員など30人が参加しました。

 研修では、グループで支援者側と被災者側に分かれてあらゆる場面を想定したロールプレイが行われ、被災した現地の教職員の心のケアを行う想定では、支援者が現地の教職員の食事や睡眠状況などを確認しました。

 参加した人たちは、被災者や支援者の立場になることで、災害現場に必要なノウハウを学んでいる様子でした。

入間市立西武中学校 開校式で新しい校歌をお披露目

 入間市内のふたつの中学校が統合された「入間市立西武中学校」の開校式が行われ新しい校歌がお披露目されました。

 入間市ではことし4月に市内の旧・西武中学校と旧・野田中学校が統合され、一学年4クラス生徒数456人の新たな「入間市立西武中学校」が誕生しました。

 開校式では生徒による伴奏と歌声で新しい校歌がお披露目されました。

 作詞・作曲したのは市内出身の音楽家で乃木坂46や家入レオなどの楽曲を手掛ける杉山勝彦さんです。

 21日の式にサプライズゲストとして登壇した杉山さんは、生徒達に激励の言葉を贈りました。

高崎線で踏切事故 鴻巣駅~吹上駅間で運転見合わせ

 21日朝JR高崎線内の踏切で列車と乗用車が衝突する事故がありました。この事故で現在、JR高崎線の鴻巣駅と吹上駅の間で運転を見合わせています。

 21日午前8時45分ごろJR高崎線の北鴻巣駅から鴻巣駅方面におよそ400~500メートルの位置にある踏切で乗用車が列車の側面に衝突する事故がありました。

 この事故で列車の乗員・乗客にけがはありませんでしたが、乗用車を運転していた54歳の女性が軽傷を負いました。

 警察によりますと踏切が遮断中に何らかの原因で踏切前で停止中の乗用車が発進し、走行中の電車側面と接触したものと見られています。

 この事故の影響で、JR高崎線は、東京駅から高崎駅の間で、上下線とも運転を見合わせていましたが、現在は、鴻巣駅から吹上駅の間で運転を見合わせています。

先月の県の推計人口 4か月連続で減少

 先月1日現在の県の推計人口は732万3374人で4か月連続で減少しています。

 県の統計課によりますと、先月1日現在の県の推計人口は732万3374人で前の月に比べて1287人減少しました。

 これは出生が死亡を下回る「自然減」が2980人だったのに対し、県への転入が転出を上回る「社会増」が1693人となり4か月連続で人口が減りました。

 市町村別で人口が最も増えたのは蕨市で108人、次いで上尾市の94人、新座市の85人となっています。

 一方、最も減少したのは川口市の224人で狭山市の156人、入間市の147人と続いています。