9月29日(月)のニュース

川口市飲酒逆走衝突事故 被告人弁護側 控訴

 去年9月、川口市で一方通行を逆走して衝突事故を起こし、男性を死亡させたとして危険運転致死などの罪に問われた当時18歳の男の弁護側は、29日、懲役9年としたさいたま地裁の判決を不服として控訴しました。

 中国籍で当時18歳の男は、去年9月、酒を飲んだ状態で一方通行を逆走し、時速およそ125キロで川口市仲町の交差点に進入し、車と衝突。

 車を運転していた当時51歳の男性を死亡させたとして、危険運転致死などの罪に問われました。

 さいたま地裁は今月19日の判決で、「制御することが困難な高速度で逆走した」として危険運転致死罪を認定し、懲役9年を言い渡しています。

 弁護側は、今回の事故について、危険運転致死罪にはあたらないとしたうえで、11月で20歳になる被告に、「最後の更生の機会」として少年院での教育の必要性を主張していました。

駐車場で切りつける 殺人未遂の疑いで男を逮捕

 28日夕方、さいたま市桜区のスーパーの駐車場で、男性をカッターナイフで複数回切りつけて、殺害しようとしたとして、76歳の男が逮捕されました。

 警察は、店内で2人に何らかのトラブルがあったとみて調べています。

 殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、さいたま市桜区の自称アルバイト高梨健司容疑者(76)です。

 警察によりますと、高梨容疑者は、28日午後5時前、さいたま市桜区山久保のスーパーの駐車場で、46歳の男性に体当たりしカッターナイフで首のあたりを複数回切りつけ、殺害しようとした疑いが持たれています。  

 男性は左のほほに全治不詳のけがをしましたが、命に別状はないということです。

 調べに対し、高梨容疑者は「事実と全く違います」と容疑を否認しているということです。

 警察は、店内で2人に何らかのトラブルがあったとみて、詳しいいきさつを調べています。

埼玉りそな銀行 「空き家まるごと解決システム」

 埼玉りそな銀行は、空き家問題の解決に向けて、県内16社の企業と連携し全国初となる「空き家まるごと解決システム」の運用を始めました。

 「空き家まるごと解決システム」は、埼玉りそな銀行が相談窓口となり、空き家の管理や売却、解体、利活用など持ち主のニーズに応じて最適な企業を紹介するサービスです。

 紹介手数料は受け取らず、連携企業による借り入れや相談者のリフォームローンといった間接的な融資につなげたい考えです。

 試験的にサービスをはじめた去年11月から146件の相談が寄せられ、12件が解決につながったということです。

 また、自治体からも高い評価を受けているということで、今後は自治体と連携して相談窓口を広げていく方針です。

 埼玉りそな銀行によりますと「金融機関がハブとなる空き家問題の取り組みは全国初の事例」ということです。

金融経済講演会 iDeCoとNISAを学ぶ

 資産形成の税制優遇として活用できるiDeCoとNISAを基本から学べる講演会が春日部市で開かれました。

 県は県民の金融リテラシーを向上させようと、1996年から金融経済の講演会を開いています。

 29日は春日部市で開かれ会場にはおよそ100人が集まりました。

 講師は金融教育研究所の佐々木裕平代表が務め、iDeCoとNISAを講演テーマに投資対象の選び方や運用方法、リスクの調整などを解説しました。

 佐々木代表は、同じ金額でも得より損の方が2倍ほど重く感じることや投資のリターンの源はリスクを嫌がる気持ちであることなどを話しました。

 また、お金の組み合わせ=ポートフォリオは個人のリスク許容度によって最適な割合は異なることなどを説明しました。

 参加した人たちは時折、メモを取るなどしながら、資産形成について学んでいました。

まるひろ川越店「ねこ休み展」

 猫のかわいらしさが詰まったイベント、「ねこ休み展」が川越の百貨店で開かれています。

 「ねこ休み展」は、2015年から全国で開かれている人気のイベントで、まるひろ川越店で今回、初めて開かれています。

 会場には、プロ・アマ問わず人気の「猫クリエーター」らが撮影したかわいらしい猫の写真300点以上が展示されています。

 SNSで人気を集めるスター猫の「しゃけ」の写真は、 ベビーフェイスで愛くるしい表情が癒やされる一枚です。

 訪れた人たちは、1枚1枚じっくりと眺めたり、お気に入りの写真を選んだりして楽しんでいました。

 また、物販コーナーでは、猫をモチーフにしたインテリア雑貨やアクセサリー、それに絵画などが販売されています。

 「ねこ休み展」は、来月6日までまるひろ川越店で開かれています。

滑川町 森林公園に秋の訪れ 羽毛ゲイトウ見頃

 滑川町の国営武蔵丘陵森林公園では、秋の訪れを感じさせる羽毛ゲイトウが見ごろを迎えています。

 国営武蔵丘陵森林公園の4500平方メートルほどの「西口ひろば花畑」では、赤やオレンジなど合わせて5色、およそ40万本の羽毛ゲイトウがしま模様になるように植えられています。

 羽毛ゲイトウはヒユ科ケイトウ属でアジアやアフリカなどが原産の一年草です。

 花の形や色がニワトリのトサカに似ていることから、漢字で「鶏の頭」と書いてケイトウと呼ばれたことが由来となっています。

 中でも羽毛ゲイトウは小さな花が密集し穂のような形状で、羽毛のようにふわふわしているのが特徴です。

 担当者によりますと、ことしは夏の暑さの影響で見ごろを迎えるのが例年より10日ほど遅いということです。

 29日は花畑の中をゆっくり散策したり、写真を撮ったりして、楽しむ人の姿が見られました。

 国営武蔵丘陵森林公園の羽毛ゲイトウは、来月中旬まで楽しめるということです。