川口市飲酒逆走衝突事故 被告人弁護側 控訴
去年9月、川口市で一方通行を逆走して衝突事故を起こし、男性を死亡させたとして危険運転致死などの罪に問われた当時18歳の男の弁護側は、29日、懲役9年としたさいたま地裁の判決を不服として控訴しました。
中国籍で当時18歳の男は、去年9月、酒を飲んだ状態で一方通行を逆走し、時速およそ125キロで川口市仲町の交差点に進入し、車と衝突。
車を運転していた当時51歳の男性を死亡させたとして、危険運転致死などの罪に問われました。
さいたま地裁は今月19日の判決で、「制御することが困難な高速度で逆走した」として危険運転致死罪を認定し、懲役9年を言い渡しています。
弁護側は、今回の事故について、危険運転致死罪にはあたらないとしたうえで、11月で20歳になる被告に、「最後の更生の機会」として少年院での教育の必要性を主張していました。