8月26日(火)のニュース

所沢で工場全焼 男性従業員2人けが

 26日午前、所沢市の工場が全焼する火事があり、50代と70代の男性従業員2人がけがをし病院に搬送されました。

 この火事で、隣接する住宅3棟にも延焼し2棟が全焼したということです。

 26日午前11時25分ごろ、所沢市狭山ヶ丘の光学機器メーカー「大山光学」の工場で「黒煙が上がっている」と、110番通報がありました。

 消防などによりますと、消防車など24台が出動して消火活動にあたり、火はおよそ6時間半後に消し止められましたが、火元となった工場が全焼しました。

 この火事で、50代と70代の男性従業員2人がけがをして病院に搬送されましたが、命に別状はないということです。

 また、隣接する3件の住宅にも延焼し、2棟が全焼したということです。

 火災が発生した当時、工場では十数人の従業員が働いていました。

 警察と消防が出火の原因を詳しく調べています。

SAITECデザインイノベーションセンター開設

デザインで様々な業種の企業を支援する拠点「SAITECデザインイノベーションセンター」が川口市の県産業技術総合センターに26日、オープンしました。

 「SAITECデザインイノベーションセンター」は様々な業種の企業の製品開発や企業経営などのデザインに関する悩みに専門職員がアドバイスなどを行うと共に課題に応じてデザイナーや専門家などを企業に派遣します。

 さらに、SAITECが保有する3Dプリンターなどの機器を活用した製品の試作なども行い、製品の開発や高付加価値化を支援します。

 また、施設内には、コワーキングスペースも設けられていて、セミナーやワークショップなどを通してデザインに関する情報発信の場としての活用が想定されています。

 26日のオープニングイベントでは、経済産業省文化創造産業課デザイン政策室の中村純典室長補佐が「デザインという言葉の領域がグラフィックや製品といった目に見えるものだけではなく、情報や体験、サービスなど目に見えないものにも広がってきている」などと講演しました。

 「SAITECデザインイノベーションセンター」は、川口市の県産業技術総合センター4階に設置され、平日に利用を受け付けています。

県公安委員長に佐藤久仁恵氏

 県公安委員会の原敏成前委員長の後任に自営業の佐藤久仁恵氏が26日付けで就任しました。

 新たな公安委員長に就任した佐藤氏は59歳。

 佐藤委員長は2018年から越谷市で小物や雑貨、洋服などを販売する店舗を経営しています。

 県公安委員会の委員には去年3月に就任しました。

 佐藤公安委員長の任期は来年8月25日までとなります。

ことし3月卒業の中学生 通信制の進学率 過去最高

 県教育局が行ったことし3月に県内の中学・高校を卒業した生徒の進路状況調査によりますと、通信制の高校への進学率が調査開始以来過去最高となったことが、分かりました。

 県教育局によりますと、この春、中学校を卒業した生徒は6万1836人で、前の年度にくらべ258人減少しました。

 このうち、高校などへ進学した生徒は6万1178人で進学率は98.9パーセントとなり、前の年度にくらべ0.1ポイント上昇しました。

 進学者のうち、全日制への進学率は88.1パーセントで前の年度を0.3ポイント下回りました。

 一方、通信制への進学率は7.8パーセントで、0.6ポイント上昇し、1969年度の調査開始以来過去最高となりました。

 通信制高校への進学率が過去最高となったことについて県教育局は「全国的に通信教育が普及していることやさまざまな生徒の実態や学習ニーズに応じた教育を可能とする通信制高校に多様な生徒が通うようになっている」と分析しています。

 また、ことし3月に県内の高校を卒業した生徒は5万1118人で、前の年度より575人増えました。

 このうち、大学や短大などに進学した生徒は3万4194人でした。進学率は66・9パーセントで、1978年度の調査開始以来、過去最高となりました。

 このことについて県教育局は、「文部科学省が行う高等教育の就学支援制度を活用して大学進学を選ぶ生徒が増えているのではないか」としています。

ジュニアゴルフ世界大会 優勝を報告

 先月行われたジュニアゴルフの世界大会で優勝した大沢環奈選手が26日清水勇人さいたま市長を訪問しました。

 さいたま市役所を訪れたのは、先月14日から16日にかけて行われた、「第17回FCGキャロウェイワールドチャンピオンシップ」の7歳から8歳の部女子で優勝した、大沢環奈選手と大沢選手が通うゴルフスクールの橋本賢一校長です。

 大会は、世界各国から選ばれた女子代表選手26人によって競い、大沢選手はゴルフを始めてから、わずか2年半ほどで優勝を果たしました。

 清水市長は「真摯に練習に取り組んできた大きな成果が今回出たのだろうと思います」と話し、「これからもしっかりと練習をして体に気を付けて頑張っていただきたい」と大沢選手を激励しました。

 これを受けて大沢選手は、「来年のFCG世界大会も優勝し、2年連続の世界一を目指します」「みんなを笑顔にするプロゴルファーになりたいです」と決意を述べました。

杉戸町平和企画展「パレスチナのいま」

 平和の尊さを考えてもらおうと、戦禍が続くパレスチナのガザ地区の写真を集めた企画展が、杉戸町生涯学習センターで開かれています。

 杉戸町では、町民に平和の尊さを考えてもらおうと、毎年「杉戸町平和企画展」を開いています。

 今回は、戦禍が続くパレスチナのガザ地区をテーマに、現地の人たちや写真家によって撮影された子どもたちや家族の写真など、およそ70点を展示しています。

 がれきの中でお風呂に入る子どもたちの写真は、ミサイルなどによって建物が壊される中、日常生活の一部を写しています。

 また、紛争で両脚を失った父親の車いすを6歳の娘が押している写真からは、悲劇の中にも家族の絆が伝わります。

 ほかにも、ガザの子どもたちを殺害したことへの抗議として、子どもたちが赤いシミをつけた赤ちゃんの人形を抱えて行進する写真なども展示されています。

 杉戸町平和企画展「パレスチナのいま~ガザ地区で暮らす子ども達~」は、今月31日まで、杉戸町生涯学習センターで開かれています。

歩行者と軽乗用車の事故 86歳の女性が死亡

 25日午後7時前、狭山市の市道で、歩いて道路を横断中の女性が、軽乗用車と衝突し、死亡する事故がありました。

 25日午後6時45分ごろ、狭山市柏原の市道で、道路を歩いて渡っていた、市内に住む無職の石塚幸子さん(86)と軽乗用車が、衝突する事故がありました。

 この事故で、石塚さんは、意識不明の状態で病院に搬送されましたが、およそ1時間半後に、死亡しました。

 警察は、軽乗用車を運転していた狭山市柏原のパート従業員、田中邦子容疑者(79)を、過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕しました。

 調べに対して、田中容疑者は、「自分が運転して事故を起こしたことは間違いない」と容疑を認めています。

 警察によりますと現場は、見通しの良い片側1車線の市道で横断歩道は無かったと言う事です。

 警察は、容疑を過失運転致死に切り替えて、詳しい事故の原因を調べています。