8月25日(月)のニュース

さいたま市西部地区 早場米の新米出荷検査始まる

 収穫時期が早い「早場米」の県内有数の産地、さいたま市の西部地区で育てられた新米の出荷検査が25日から始まりました。

 出荷検査は午前9時すぎから始まり、JAさいたまの検査員が、市内14軒の農家が育てたあきたこまちとコシヒカリの色や傷の有無などを丁寧に確認していきました。

 ことしは6月中旬から暑い日が続いたことで、粒が白くにごる高温障害が出ていますが、カメムシの被害は少なく、生産量は去年よりも増える見込みだということです。

 価格は、物価高を受け肥料をはじめとした生産コストが増加し、去年よりも値上げする見通しです。

 25日検査を終えた新米は、来月上旬からJAさいたまの直売所で販売されます。

神川の特産品「梨」を大野知事にPR

 神川町の桜沢晃町長らが県庁を訪れ、旬を迎えた地元特産の梨を大野知事にPRしました。

 25日は、神川町の桜沢町長と地域おこし協力隊員の塚越啓太さんが県庁を訪れ、採れたての「彩玉」を大野知事に届けました。

 埼玉ブランドの梨「彩玉」は、大玉でみずみずしく糖度が高いのが特徴で、今が収穫の最盛期です。

 神川町は、明治時代から続く梨の生産地で、現在もおよそ50軒の農家が生産しています。

 ことしは猛暑や雨が少なかった影響で、実の大きさはやや小ぶりですが、晴れた日が多かったことから甘みが増しているということです。

 神川町では、今月から10月にかけて多くの生産者が自ら直売所を設け販売します。

プロレスラーと学ぶ キッズマネーアカデミー

 夏休み中の子どもたちが、お金の仕組みなどについてプロレスラーと一緒に学ぶ体験教室が、埼玉りそな銀行で開かれました。

 体験教室は、埼玉りそな銀行が全日本プロレスと共同で企画したもので、小学4年生から6年生34人とともに全日本プロレス所属の宮原健斗選手と綾部蓮選手が参加しました。

 教室では、宮原選手と綾部選手が、子どもたちとすごろくのゲームを行い、お金の運用の仕方などを学びました。

 ゲームでは、投資や投資信託などで上手にお金を増やしていく方法や、結婚や子どもの教育費、車や家の購入など、人生の様々な場面でどれくらいお金を使うかなどを話し合いながら決めていました。

 このあと、腕立てやスクワットなど、プロレスラーが日頃行っている筋トレに挑戦しました。

 参加した子どもたちは、頭だけでなく体も動かして楽しく過ごしていました。

120地名の物語を映像化 大宮曼荼羅2025

 さいたま市北区にある大宮盆栽村の開村100周年を記念して、市内の地名の由来などを映像で表現した作品を障子に映し出すプロジェクションマッピングが、盆栽四季の家で行われています。

 旧大宮市出身の映像作家・坂根大悟さんは、さいたま市内の120の地名の由来や伝説を生成AIで映像化し、障子の枠一つ一つに映し出す作品を作り上げました。

 平安時代の荘園領主の居住地だった「領家」は、飢きんの影響でひえやあわの不作に苦しむ領主の姿を表現しました。

 「大宮」は、氷川神社が「大いなる宮居」とあがめられていたことが地名の由来とされています。

 また、障子の裏には現在のさいたま市が映されていて、過去と今を共存させた空間で、地域の魅力とは何かを改めて考える機会にしてほしいとしています。

 企画展「大宮曼荼羅2025」は26日まで、さいたま市北区にある盆栽四季の家で開かれています。