8月22日(金)のニュース

つくばエクスプレス開業20周年記念 八潮夜市

 地域の人々が一体となって夏の夜を楽しむ「八潮夜市」が始まりました。

 八潮夜市は、24日20周年を迎えるつくばエクスプレスの開業を記念して始まり、毎年、地域の活性化を図ろうと開かれています。

 駅周辺は、多くの家族連れでにぎわい会場を彩る提灯のもと「八潮音頭」にあわせて盆踊りを楽しみました。

 また、会場ではつくばエクスプレスの車両がモデルのプラレールやボールペンなどの販売もされました。

 八潮夜市は、23日も開かれるということです。

八潮道路陥没事故 県 周辺住民対象に補償説明会

 ことし1月、八潮市で起きた道路陥没事故を受けて、県は22日、周辺住民などを対象にした補償説明会を開きました。

 県が補償内容を具体的に説明するのは、22日が初めてで、現場周辺の21の事業者が参加しました。

 県の担当者は、これまでの工事説明会などで出た住民の意見をもとに検討し、陥没現場からおよそ半径200メートルの住民に、1世帯あたり3万円と世帯人員に応じて1人につき2万円を補償すると説明しました。

 事業者には一律10万円を補償します。

 さらに、悪臭の影響で窓を開けて換気できずに生じた電気代や、交通規制によって休業するなどし損失した営業利益については、申告してもらい審査のうえ、補償するとしています。

 大野知事は「それぞれ悩みはあると思うので、引き続きより一層丁寧に対応するよう担当者に求めていく」と話しました。

「SDGsに積極的」 2年連続低下

 SDGsに対する県内企業の理解や取り組みについて、積極的と回答した企業の割合は2年連続で低下し、5割を割り込んだことが帝国データバンク大宮支店の調査で分かりました。

 調査はことし6月、県内企業994社を対象に行われ、回答率は40.3パーセントでした。

 このうち「SDGsに積極的」な企業の割合は49.1パーセントで、前の年と比べ3.7ポイント減少し、2年連続で低下しました。

 規模別では、大企業が70パーセントで全体を大幅に上回った一方、規模が小さくなるほどSDGsに積極的な企業の割合が低くなる傾向がみられます。

 一方、17ある達成目標のうち、現在、力を入れている項目のトップは、働き方改革や労働者の能力向上などを含む「働きがいも経済成長も」で29.7パーセントでした。

 帝国データバンク大宮支店は「資金や人的余裕がない中小企業は、SDGsを身近なことから少しずつ取り組んでいくことが一策」と指摘しています。

 一方、「国や自治体は、メリットの共有や相談窓口・補助金制度の充実など支援策の強化が求められる」としています。

交通安全体験車を活用した安全講習会

 交通事故の抑止につなげようと、児玉警察署は、建設会社などの事業者を対象に交通安全体験車を活用した講習会を開きました。

 講習会には、建設会社や神川町役場の職員などおよそ15人が参加し、交通安全体験車「サイトくん」を使って、事故を防止するための安全教育が行われました。

 参加者は、ランダムに光るボタンを押してドライバーや歩行者に必要とされる「認知」や「瞬間記憶」などを確認する診断や、ドライビングシミュレータなどを体験しました。

 参加者は、さまざまな体験を通して、交通安全への意識を高めていました。

子どもたちがキャンプでカレー作りに挑戦

 夏休み中の子どもたちがキャンプを体験し、カレーづくりに挑戦しました。

 ことしで26回目となるこのキャンプは、子どもたちとの世代間交流を目的にさいたま市のシルバー人材センターが企画したもので、市内に住む小学4年生から中学3年生までの41人が参加しました。

 子どもたちは、こまめに水を飲むなど熱中症対策をしながら、ニンジンやタマネギ、ジャガイモなどカレーの具材を丁寧に切ったり、飯ごうでコメを炊いたりしました。

 子どもたちは、仲間と一緒に作ったカレーを味わいながら、夏休みの思い出を作っていました。

ぷるすあるは絵画展

 絵本を通じて、精神障害のある親やその子どもを支援しているNPO法人「ぷるすあるは」の絵画展が、さいたま市立大宮図書館で開かれています。

 「ぷるすあるは」は、精神障害のある親とその子どもを支援しようと、さいたま市こころの健康センターで働いていた医師の北野陽子さんと、看護師の細尾ちあきさんが2012年に立ち上げました。

 絵画展では細尾さんが、母親がうつ病の子どもの気持ちを絵本で表現したことをきっかけに描き始めた絵画や絵本、それにダンボールで作られたキャラクターなどが展示されています。

 「ちょっとチャージ」は、心が疲れたときに、チャージできる場所があればという思いを込めたということで、作品のそばには絵から飛び出してきた「気持ちの妖精」が飾られています。

 また会場では、理解されにくい高次脳機能障害について理解を深めてもらうためのパネルなども展示されています。

 この絵画展は、さいたま市立大宮図書館で今月31日まで開かれています。