8月21日(木)のニュース

パトカー内で恐喝未遂疑い 県警の警部補逮捕

 ことし5月、警察の業務システムで調べた知人男性の自宅にパトカーで向かい、車内で男性とその妻から現金を脅し取ろうとしたとして、鴻巣警察署に勤務する55歳の警部補が逮捕されました。

 逮捕されたのは、鴻巣警察署地域課の警部補で岡田英之容疑者(55)です。

 警察によりますと、岡田容疑者はことし2月23日と5月2日、鴻巣署のパソコンで東松山市内に住む55歳の知人男性とその妻の氏名や住所を不正に照会しました。

 その上で5月2日にパトカーで男性宅を訪れ、車内で2人から現金を脅し取ろうとするなどした疑いが持たれています。

 調べに対し、岡田容疑者は、「金を無心され15万円ほどに積み上がっていた。金を請求したことが恐喝になるのは納得できない」と容疑を一部否認しているということです。

生徒にわいせつな体勢指示 男性教諭を停職処分

 県教育委員会は、生物の授業で生徒に性行為をイメージさせる体勢を取らせるなどわいせつな指示をしたとして、県立高校の25歳の男性教諭を21日付けで停職3か月の懲戒処分としました。

 懲戒処分を受けたのは県東部の県立高校に勤務する25歳の男性教諭です。

 県教育局によりますと、男性教諭はことし4月17日、生殖について学ぶ高校3年生の生物の授業で男女2人一組の生徒4人に対して教室の前方へ出て、性行為をイメージさせる体勢を取るよう指示したということです。

 男子生徒が「やめませんか」と伝えて実際に行われることはありませんでした。

 さらに生徒に自身の下腹部を触るよう指示したということです。

 男性教諭は県教育局の聞き取りに対して、「具体的に分かりやすく教えたかった」と話しているということです。

 男性教諭は21日付けで依願退職しています。

連日の危険な暑さ 5日連続 全地点で猛暑日

 21日の県内は高気圧に覆われて朝から気温が上昇し、5日連続ですべての観測地点で最高気温が35度以上の猛暑日となるなど危険な暑さとなりました。

 県内の日中の最高気温は鳩山で39.3度、熊谷で39度ちょうどなど県内の観測地点、8か所すべてで5日連続の猛暑日となりました。

 体温を超える危険な暑さとなった21日、県内では午後4時現在、熱中症の疑いで38人が救急搬送されこのうち2人が重症で、半数以上となる22人が高齢者でした。

 また、気象庁は23日から来月22日までの予報を発表しました。

 向こう1か月の気温は高い状態が続き特に前半は気温がかなり高くなる見込みで降水量も少なくなる予想です。

 厳しい暑さが続きますので水分や塩分をこまめに補給し、エアコンを適切に使用して涼しい場所で過ごすなど熱中症対策を徹底するようにしてください。

参議院選挙 県警の違反取締本部 検挙は4件

 19日まで警察本部や各警察署に設置されていた参議院選挙の違反取締本部の検挙は4件、警告は20件でした。

 県警捜査二課によりますと、検挙4件では、期日前投票所で、知人に候補者の氏名を記載したメモを持たせた「投票干渉」や、街頭演説者に対し、手を当てる暴行を加えた「自由妨害」などがあったということです。

 また県内の会社の労働組合で特定の候補者を当選させる目的で、社内の組合員に対し、パソコンを使った候補者に関するクイズを行い、高得点者にプレゼントを渡すネット署名による公職選挙法の署名運動禁止違反がありました。

 ネット署名による公職選挙法の署名運動禁止違反は、全国初の検挙だということです。

 一方、警告では、文書掲示違反12件、文書頒布違反が8件だったということです。

全裸で現行犯逮捕の男 強盗致傷などの疑いで再逮捕

 ことし4月、草加市内の学習塾に全裸で侵入した疑いで男が現行犯逮捕された事件で、警察は事件前、川口市でタクシーを奪い、タクシー運転手と乗客2人にけがをさせるなどしたとして、男を再逮捕しました。逮捕は今回で8回目です。

 強盗致傷と監禁致傷の疑いで再逮捕されたのは、住所不定・無職の西村大輔容疑者(48)です。

 西村容疑者はことし4月21日の午後9時5分過ぎ川口市戸塚の路上でタクシー運転手の61歳男性の顔を殴るなどの暴行をし、けがをさせたうえ、乗客2人が乗ったタクシー1台を奪いました。

 さらに奪ったタクシーを草加市内で運転し、後部座席にいた2人を不法に監禁し、暴行を加えるなどし、首や腰にけがをさせた疑いが持たれています。

 調べに対し、西村容疑者は容疑を否認しているということです。西村容疑者は、今回の強盗致傷事件の他、学習塾に侵入した事件や、車でオートバイに追突し、運転手を死亡させた死亡ひき逃げ事件などを起こしたとして逮捕されています。

工場の事務所から金庫を盗む 29歳の男を逮捕

 ことし5月、和光市の工場事務所から、有価証券などが入った耐火金庫などを盗んだとして、警察は東京都に住む29歳の男を逮捕しました。

 窃盗などの疑いで逮捕されたのは、東京都新宿区の自称・建設業安藤泰樹容疑者(29)です。

 安藤容疑者は、ことし5月27日午前0時19分から1時までの間、和光市新倉7丁目の工場事務所などに侵入し、有価証券などが入った時価2万円相当の耐火金庫などを盗んだ疑いが持たれています。

 安藤容疑者は、ハンマーなどの工具類を使って、出入り口のガラスを割って侵入したということで、防犯カメラなどから、犯行を特定しました。

 警察の調べに対し、安藤容疑者は、黙秘しています。

 警察は、安藤容疑者が、車のナンバーを付け替えるなどして、今回の事件以外の犯行も及んだとみていて、県内で発生している工場事務所を狙った類似事案との関連を調べています。

自転車の全国大会で2連覇 秩父第一小 優勝報告会

 今月6日に都内で行われた子どもたちが自転車の正しい乗り方などを競う全国大会で団体と個人で優勝するなど大会2連覇を果たした秩父市立秩父第一小学校に県警などから感謝状が贈られました。

 秩父市立秩父第一小学校の選手たちは、今月6日、全日本交通安全協会などが主催する「第57回交通安全こども自転車全国大会」に県代表として出場しました。

 大会は、交通規則や自転車の安全な乗り方など60の問題を答える学科テストと、自転車の正しい乗り方やS字走行などの技能を競う、実技テストで行われました。

 秩父第一小学校は出場した42チームの中で団体・個人で優勝、学科テストと実技の安全走行テストで優秀な成績を収めたチームに送られる文部科学大臣賞も受賞し大会2連覇を果たしました。

「かわまちづくり」支援制度 春日部市に登録証伝達

 県東部を流れる大落古利根川と街が融合し、水辺空間を整備する春日部市の計画が国の支援制度に登録され、21日、登録証の伝達式が開かれました。

 自治体などが川沿いの空間をいかしてにぎわいを作り出すまちづくりに国土交通省が技術や財政面で支援する「かわまちづくり」支援制度。

 今月1日付けでこの制度に登録されたのが「春日部市大落古利根川かわまちづくり」計画です。

 計画では県東部を流れる大落古利根川沿い全長およそ800メートルにわたり遊歩道や船着場、テラス席などを整備することで市民と水辺が触れ合える空間の創出を目指しています。

 21日の伝達式では、国土交通省関東地方整備局の宮下規地域河川調整官から春日部市の岩谷一弘市長に登録証が手渡されました。

 川沿いの整備は2028年度内の完了を目指しています。

 「かわまちづくり」支援制度は今年度新たに全国で17か所が登録されていて県内では春日部市のほかに熊谷市が登録されています。

子どもが親の仕事を体験「おしごと参観日」

 社員の子どもたちを対象に親の仕事を実際に体験する社内イベント「おしごと参観日」が21日、鴻巣市にあるシード鴻巣研究所で行われました。

 「おしごと参観日」は「子どもたちに自分の働いているところを見せたい」という1人の社員の声から始まったイベントでことしで3回目を迎えます。

 21日は、19人の社員とその子どもたち27人が参加しました。

 子どもたちはコンタクトレンズのパッケージをデザインして発表したり、シールなどを使ってデコレーションした名刺を佐藤隆郎社長らと交換したりしました。

 この他、レンズが入ったシートに不備がないかを目で見て確認する検査の体験では、シートを灯りに照らしながら保存液が入っているかどうかを真剣に確認していました。

県教育委員会 来年度の教科書 採択案を可決

 県の教育委員会は21日、来年度、県立高校と特別支援学校で使用する教科書の採択案を可決しました。

 県立高校と特別支援学校で使用する教科書は、各学校からの要望を受けて、毎年県の教育委員会が選定します。

 教育委員会はこれまでに、要望があった教科書について調査や研究をしたほか、学校を訪問しヒアリングなどを行い、来年度の使用教科書について採択案をまとめました。

 21日の会合では、県立高校の教科書641種類と特別支援学校の教科書992種類について採決が行われ、原案通り可決されました。