特別養護老人ホーム職員が虐待 介護報酬減額処分
さいたま市の特別養護老人ホームの職員が、複数の入居者への暴力や暴言など虐待を繰り返していたとして、市は、事業者の介護報酬を来月1日から1年間、減額する行政処分を行いました。
市によりますと、さいたま市緑区にある「特別養護老人ホームあすなろの郷浦和」の男女4人の職員が、ことし2月から6月までに80代から100歳を超える入居者の女性8人に対し、虐待を繰り返していたということです。
ことし2月、施設の職員から報告を受けた市が立ち入り調査を行った結果、入居者を車いすからベッドに乱暴に移したり、ナースコールで頭を叩いたりするなどの暴力行為を確認したということです。
また、職員たちは「汚いな」「早く寝ろって言ってんだろう」「うるせえよ」などの暴言も吐いていました。
市は、入居者への虐待にあたるとして、事業者に対し来月1日から1年間、介護報酬を3割減額する行政処分を行いました。