8月7日(木)のニュース

全国高校野球選手権大会 叡明 延長サヨナラ負け

 春夏通じて初めて甲子園に出場した叡明高校は、7日、大会3日目第3試合で三重代表の津田学園と対戦し、延長の末、サヨナラ負けし、甲子園初勝利はなりませんでした。

 1回裏津田学園は、2本のヒットと盗塁で2アウト3塁2塁とすると犬飼の打球を赤城がファンブルし先制点を許します。

 2回裏津田学園は、1アウト2塁で田中がセンター前にヒットを放ちますが、叡明キャプテン根本の好返球でホームタッチアウト。得点を許しません。

 しかし、3回裏津田学園は、2本のヒットで1アウト3塁1塁とすると正木がスクイズを決め追加点を奪います。

 4回表、叡明はヒットとフォアボールなどで2アウト2塁1塁とします。ここで髙野がライト前ヒットを放ち、1点を返します。

 これに対して津田学園は4回裏、2アウト2塁で田北がセンター前にヒットを放ちすぐさまリードを2点に戻します。

 しかし叡明は5回表1アウト2塁からキャプテン根本がレフトオーバーのツーベースヒットで1点を返します。

 なおも1アウト3塁1塁とチャンスを広げると、田口が犠牲フライを放ち同点に追いつきます。

 試合は、このまま延長タイブレークに突入。延長11回表、叡明は、ノーアウト2塁1塁でこの回先頭の田口がライト前ヒットを放ち、1点をリードします。

 しかし、11回の裏内野ゴロの間に同点に追い付かれると、12回裏、ノーアウト2塁1塁から相手のバントを1塁への送球ミスしサヨナラ負け、惜しくも1回戦敗退となりました。

ホンダ学園 学生が中心にラリーに挑戦

 自動車の整備や開発を学ぶ学校、学校法人ホンダ学園の学生らがヨーロッパを中心に開催されるレースに参戦します。

 レースへの参戦はホンダ学園の創設50周年を記念したチャレンジの一環として行われるもので、学生らが参戦するのは、モナコを起点として、南フランスで行われる国際ラリーレース「ラリー・モンテカルロ・ヒストリック」です。

 今回のレースには、2台の車で参加しますが、参加にあたって、車両の修復や、部品調達、参加にあたっての手続きや現地での運営に至るまでほとんどの行程を有志で参加する約30人の学生が自らの手で行います。

 チーム名は、チャレンジする若者の兆となるなどの思いから「兆」と付けられました。

 また今回は、アンバサダー兼ドライバーとして日本を代表するレーシングドライバー、佐藤琢磨選手も参戦します。

大麻成分含む固形物を密輸疑い スリランカ人を逮捕

 ことし6月、健康食品と偽って大麻成分を含む固形物を営利目的で密輸したとして、警察は、スリランカ国籍の30歳の男を逮捕しました。

 逮捕されたのは、スリランカ国籍で富士見市東みずほ台の会社員、ラトナーヤカ・ムディヤンセーラゲ・ラスミ・ティワンカ容疑者(30)です。

 ラトナーヤカ・ムディヤンセーラゲ容疑者はほかの人物と共謀し、ことし6月、スリランカから富士見市内の自宅アパートに大麻成分を含む固形物、およそ2.7キロを袋などに隠して密輸した疑いが持たれています。

 先月、東京税関から通報があり警察が捜査してラトナーヤカ・ムディヤンセーラゲ容疑者の犯行を特定しました。

 警察によりますと、袋にはスリランカの美容を目的とした製品の文字などが印字されていたということです。

 調べに対し、ラトナーヤカ・ムディヤンセーラゲ容疑者は「スリランカの友人に漢方薬を送ってもらうよう依頼したが、中身が大麻とは知らなかった」と、容疑を否認しているということです。

 警察は、固形物の量の多さなどから販売目的とみて詳しく捜査しています。

2024年度分 県議会の政務活動費92.6%執行

 昨年度=2024年度分の県議会の政務活動費について使い道を示す領収書などの一般公開が7日始まりました。

 交付額は合わせて5億4850万円で、このうち、92.6パーセントが使用されました。

 政務活動費は、議員1人あたり月50万円が会派ごとに支給され、「広報費」や「人件費」など10の用途で使用できます。

 一方、運用指針によって使える範囲が細かく定められていて、余った分は、県に返還することになっています。

 公開されているのは、昨年度、交付された政務活動費の収支報告書や領収書などの証拠書類、合わせて1万5014件です。

 昨年度の交付額は合わせて5億4850万円でこのうち、およそ5億770万円、率にして92.6パーセントが使用されました。

 交付額を使い切ったのは、自民党県議団など合わせて3会派でした。

 政務活動費の収支報告書などの閲覧は県議会議事堂1階の総務課情報公開コーナーで受け付けているほか、

 県議会のホームページでも確認できます。

県教育委員会 来年度の教科書 採択案を協議

 県教育委員会は7日、定例会を開き、来年度、県立高校と特別支援学校で使用する教科書の採択案を協議しました。

 県立高校と特別支援学校で使用する教科書は、各学校からの要望をもとに、毎年、県の教育委員会が選定します。

 教育委員会はこれまでに、要望があった教科書について調査や研究をしたほか、学校を訪問しヒアリングなどをしてきました。

 7日の定例会では、県立高校の教科書641種類と特別支援学校の教科書992種類が担当課から示されました。

 委員からは「生徒の実情に合った教科書を選定している」など、採択に向けて肯定的な意見が出されました。

 7日議論された教科書の採択案は、今月21日に開かれる次の定例会で採決が行われる予定です。

前年から33人減少 待機児童数208人

 ことし4月1日現在、県内の保育所などの待機児童の数は208人で前の年から33人減少したことが分かりました。

 県こども支援課によりますと、ことし4月1日現在で県内の就学前の児童は28万6268人です。

 このうち、保育所や認定こども園などに入所を申し込んだのは14万4345人でした。

 入所を申し込んだ人のうち、実際に保育所などに入所したのは13万7664人でした。

 一方、入所を希望しているにも関わらず定員に空きがないなどの理由で入所できない待機児童の数は208人で、前の年から33人減少しました。

 年齢別の待機児童の割合は1歳と2歳で9割近くを占めています。

 県は、0歳から2歳を対象とした小規模保育施設の整備をはじめ、新卒保育士への就職準備金の貸し付けなどを行い、保育士の確保を支援していくとしています。

県内有数の産地 久喜市 梨の出荷続く

 県内有数の梨の産地として知られる久喜市で、梨の出荷作業が行われています。

 久喜市の梨選果センターでは、JA南彩に加入する88人の農家から運ばれてきた梨が重さや形、糖度や色味などで選別された後、1つ1つ丁寧に箱詰めされていきました。

 ことしは雨の日が少なかったため、出荷が5日から7日遅れましたが例年通り甘味があり、出来栄えはいいということです。

 7日選果された梨の「幸水」はシャキシャキとした食感やみずみずしい甘さが特徴で、全国的に高い人気を誇ります。

 「幸水」は、久喜市内の「菖蒲グリーンセンター」や「久喜キラリ直売館」といったJAの直売所などで購入できるということです。