8月1日(金)のニュース

女子高生殺害 容疑者の鑑定留置 来月中旬まで延長

 ことし4月、さいたま市桜区のマンションで、高校1年生の女子生徒が殺害された事件で、さいたま地検は、殺人の疑いで逮捕された容疑者の男について、4月30日から開始した鑑定留置を来月中旬まで延長しました。

 ことし4月14日、谷内寛幸容疑者(25)は、さいたま市桜区のマンションの出入り口付近で、高校1年生の女子生徒を包丁で刺し殺害したとして、殺人の疑いで逮捕されました。

 さいたま地検は、4月30日からおよそ3か月の予定で、谷内容疑者の刑事責任能力の有無を調べる鑑定留置をしていましたが、先月30日付けで来月中旬まで延長しました。

臨時国会召集 県選出 新人議員 初登院

 先月の参議院選挙を受けた臨時国会が1日召集され、県選出の新人議員が初登院しました。

 国民民主党の江原久美子議員は、深谷市議1期県議会議員3期の経験を生かして、初めての国政に臨みます。

 国民民主党江原氏「地方議会も経験する中で、53万5706票は本当に重い票だと思っている。しっかり真面目に取り組んでいきたい」

 参政党の大津力議員は、飯能市議3期の経験を踏まえ、外国人問題の解決などに取り組むと意気込みます。

 参政党大津氏「選挙中に訴えた外国人問題の解決、経済政策、食の問題にまず、重点的に取り組みたい。6年後、任期が終わった時に大津を選んで良かったと言ってもらえるよう成果を出したい」

 4期目となる自民党の古川俊治議員は、衆参両院で与党が過半数割れとなった国会運営に危機感を募らせます。

 自民党古川氏「野党と話し合っていかなくてはいけない状況になった。一つずつ論点を詰めていき、何とか合意に到達したい」

 2期目を迎えた立憲民主党の熊谷裕人議員は、1期目で築いた人脈を生かして与野党での政策協議に臨みます。

 立憲民主党熊谷氏「われわれの政策が通しやすい反面、いろいろと話し合いに時間をかけていくことが必要かと思っている」

参院議長に県選出の関口昌一氏再選

 1日午前に開かれた参議院本会議では、議長選挙が行われ、県選出で自民党の関口昌一氏が再選しました。

 午前10時から開かれた参議院本会議では、新しい議長を選ぶための投票が行われました。

 その結果、議長に自民党の関口昌一氏が再選されました。

 関口議長はあいさつで「重ねて議長の重責を担うことになり、改めて身の引き締まる思い。公正無私を旨として、円満な運営を図り、参議院の使命と役割が十分に果たせるよう全力を尽くす覚悟だ」と述べました。

 関口氏は72歳。2003年に参議院埼玉選挙区の補欠選挙で初当選し、現在5期目です。

 総務副大臣や自民党の参議院国会対策委員長などを歴任し、2019年からは党の参議院議員会長を務めました。

6月有効求人倍率1.02倍 2か月ぶり低下

 ことし6月の県内の有効求人倍率は1.02倍で、前の月を0.04ポイント下回り、2か月ぶりに低下しました。

 ことし6月の有効求職者数は8万8010人で、前の月に比べ1.3パーセント増えました。

 一方、有効求人数は8万9402人で、前の月に比べ3.1パーセント減りました。

 この結果、仕事を求める人1人に対して何人の求人があるかを示す有効求人倍率は1.02倍で前の月を0.04ポイント下回り、2か月ぶりに低下しました。

 現在の雇用情勢について埼玉労働局は「求職者が引き続き高水準にあるが求人が求職を上回って推移しており緩やかな持ち直しの動きが感じられる」とした一方、「一部求人の動きに足踏みがみられ、物価上昇などが雇用に与える影響に注意する必要がある」と指摘しています。

ムーミンバレーパーク 宮沢湖に新エリア オープン

 北欧の童話ムーミンの世界観を楽しめる「ムーミンバレーパーク」に1日から新エリアがグランドオープンしました。

 今回、ムーミンバレーパークに新たに誕生したのは、宮沢湖に浮かぶ、「湖上のテラス」です。

 開園当初から、湖を活かしたアクティビティは構想されていたとのことで、湖上からパークを眺め、ムーミンの物語の世界を楽しむことができます。

 1日行われたオープニングセレモニーで、ムーミンバレーパークを運営する、ムーミン物語の望月潔社長は挨拶の中で、「ムーミンバレーパークが開園して7年目を迎えますが、この湖の上で遊ぶというのは、私たち全員の悲願」「暑くなる夏が予測されておりますが、皆さまの心が熱く、そしてムーミンの世界を楽しんでいたたければ」と挨拶しました。

 新エリア、「湖上のテラス」では今後、季節に合わせた様々な企画を展開していく予定とのことです。

高校生が先生 小学生向け理科実験教室

 理科の実験を通じて高校生が小学生に科学のさまざまな不思議について教える教室が、所沢市で行われました。

 この教室は、小学生に実験の楽しさを知ってもらいながら科学への興味や関心を高めてもらおうと、所沢西高校の生物部が4年前から毎年行っているものです。

 1日は小手指地区周辺の小学5・6年生20人が参加しました。

 教室ではまず、「カバの汗の色は何色か」「ラクダのこぶの中に入っているのは何か」といった生物にまつわるクイズが行われました。

 このあと、密度の違う4つの液体を使ってカラフルな水の層を作る実験や、水と片栗粉を混ぜた液体が強い力を加えると固くなる「ダイラタンシー現象」を学ぶ実験など合わせて4つの実験が行われました。

県書道芸術展

 硬筆や毛筆などさまざまな書を展示する県書道芸術展が、さいたま市内で開かれています。

 ことしで30回目を迎える県書道芸術展は、書写や書道の教育を活性化させようと、県や県書道芸術連盟などが開催していてます。

 ことしは児童・生徒部門と、一般部門に合わせて2157点の応募があり、その中から入賞作品など1014点が展示されています。  

 一般・毛筆の部で埼玉県知事賞を受賞した、斉藤恵駿さんの書は、県書道芸術連盟の奥江晴紀理事長によりますと漢字と漢字の間にある余白の広さが整っているなど漢字と余白のバランスが良く紙の白と墨の黒の調和が美しい作品だということです。

 児童生徒・毛筆自由の部で埼玉県知事賞を受賞した、高校2年生堂本和生さんの書は、線の引き方の練度が高く、軽妙な部分と重厚な部分のさまざまな美しさが散りばめられていると いうことです。

 この展示は4日まで開かれていて、最終日には、堂本さんをはじめ各部門の上位入賞者6人と奥江理事長などが来場者の目の前で書を書く「席上揮毫」を披露します。

まるひろ川越店 イルミネーションすいぞくえん

 ウミガメやカワウソなどさまざまな海の生き物に触れ合えるイベントが川越の百貨店で開かれています。

 「イルミネーションすいぞくえん」は、家族で夏休みの思い出を作ってほしいとの思いからまるひろ川越店で開かれているもので、ウミガメやチンアナゴなどおよそ40種類の海の生き物が集結しています。

 愛らしい見た目が人気のカワウソは元気に動き回っている様子やエサを食べている様子を間近で楽しめます。

 また、「タッチングプール」では、生きた化石と呼ばれる「カブトガニ」や「ヒトデ」、それに「ナマコ」などを実際に触ることができます。

 このほか、化石発掘体験なども用意されていて子ども達は、夢中になって楽しんでいました。

 「イルミネーションすいぞくえん」は、まるひろ川越店で今月18日まで開かれています。