7月28日(月)のニュース

参議院選挙を総括 自民党両院議員懇談会

 自民党は28日、今月20日に行われ、与党で過半数割れとなった参議院選挙を総括する両院議員懇談会を開きました。

 懇談会では、冒頭のあいさつで石破総理大臣が続投への意欲を示しました。

 続いて、森山幹事長が党内に参院選総括委員会を設置して、来月中を目途に報告書をとりまとめると説明しました。

 そのうえで、「まとまった段階で幹事長としての自らの責任を明らかにしたい」と述べました。

 懇談会は冒頭のあいさつ以外非公開で行わましたが、出席した複数の関係者によりますと、石破総理に退陣を求める意見が多数に上り続投の支持は少数にとどまっているということです。

 自民党県連は、今月23日、自民党総裁の石破総理の辞任と党執行部人事の刷新を求める申し入れ書を提出しています。

 懇談会終了後、石破総理は記者団の取材に対して、「ほとんどの方から発言があり、色々な意見があった。これを今後良く踏まえ適切に判断していきたい」とコメントしています。

大野知事 県選出国会議員と意見交換

 大野知事は28日、県の取り組みや国の施策について県選出の国会議員と意見を交換する会議に出席し、八潮市の道路陥没事故に対する財政的支援の継続などを訴えました。

 28日の会議には、大野知事と県の幹部職員のほか、県選出の国会議員など衆参合わせておよそ30人が参加しました。

 大野知事はまず、保育士の東京都との格差の解消や処遇改善、発生から半年が経過した八潮市の道路陥没事故の本格的な復旧に向けた財政的支援の継続などを出席した議員に求めました。

 また、短期滞在の際、ビザの取得を不要とする「相互査証免除協定」で入国した外国人の中に、そのまま国内に滞在して犯罪を行う事例があることを紹介しました。

 その上で、去年の難民等申請の複数回申請者などが最も多かったのがトルコだったとして、トルコとの相互査証免除協定について必要に応じて一時停止措置を講じることを提案しました。

 参加した議員からは、主に道路陥没事故について、下水道管整備に向けた支援を国に求めるのは合理的で県から声を挙げるのは大事だとする意見や、営業店舗の売上の補償や下水道管からの悪臭などによる補償の進め方に関する質問が出されました。

市民生活への影響続く 八潮市道路陥没事故から半年

 ことし1月に八潮市で発生した道路陥没事故から、28日で半年です。

 現場周辺の悪臭など市民生活の影響は現在も続き、長期化が懸念されています。

 ことし1月28日、八潮市で陥没した道路にトラックが転落し、74歳の男性運転手が死亡しました。

 発生から半年、下水道管の復旧工事に伴い現場周辺に漂う悪臭や交通規制など市民生活への影響は続いています。

 県によりますと、復旧工事は完了するまで5年から7年かかる見込みで、市民生活への影響が長期に渡ることが懸念されます。

 現場周辺では交通規制で沿道の往来がなくなり、休業や売上げが減少するなど損失が生じている事業者もあります。

 このため6月定例県議会で破損した下水道管の復旧工事費をはじめ、影響が出た事業者への補償などを盛り込んだおよそ41億円の補正予算案が可決されています。

女子中学生の水着の中に手を入れた疑い 男逮捕

 27日午後、所沢市内の屋外プールで、泳いでいた女子中学生の水着の中に手をいれたとして、都内に住む38歳の男が現行犯逮捕されました。

 不同意わいせつの疑いで現行犯逮捕されたのは、東京都清瀬市の自称アルバイト、勅使河原一喜容疑者(38)です。

 勅使河原容疑者は、27日午後3時半ごろ、所沢市内の屋外プールで、泳いでいた女子中学生に水中に潜って近づき、水着の中に手を入れるわいせつな行為をした疑いが持たれています。

 女子中学生にけがはありませんでした。警察によりますと女子中学生と一緒に泳いでいた家族が犯行に気付き、勅使河原容疑者を確保したということです。

 調べに対し勅使河原容疑者は、「女の子の水着の中に手を入れたことは間違いない」と容疑を認め、動機について「かわいかったから」などと話しているということです。

越谷アルファーズ 安斎HC ハラスメントで処分

 プロバスケットボールのBリーグは28日、ハラスメント行為などを繰り返し行ったとして、B1リーグ越谷アルファーズの安齋竜三ヘッドコーチに、3か月間の活動禁止とけん責の処分を科したと発表しました。

 Bリーグによりますと、安齋ヘッドコーチは昨シーズン、選手に対して怒鳴ったり威圧的な態度を繰り返していたと認定しました。

 具体的には選手に「死ね」「クソが」などと発言したということです。

 ことし2月下旬ごろ、Bリーグに通報があり、その後の調べで安齋ヘッドコーチのハラスメント行為が明らかになりました。

 Bリーグは複数の選手が心身に不調をきたすなど、非常に程度の重いハラスメントとして、安齋ヘッドコーチに対し今月23日から10月22日までの3か月間の活動禁止とけん責の処分を科しました。

 また、監督責任がある越谷アルファーズに対して制裁金200万円とけん責の処分を科しました。

 また、アルファーズはBリーグの処分を受け、安齋氏をヘッドコーチ職に復帰させるかどうかを3か月後に判断するとしています。

 越谷アルファーズの上原和人社長は「クラブの監督不行き届きにより本件の発生を防ぐことができなかったことを重く受け止め、再発防止と信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。

むさしの村 遊園地で暑さを生かしたキャンペーン

 28日も県内は各地で猛暑日を記録し、厳しい暑さとなりました。

 こうした中、加須市にある遊園地では暑さを生かしたキャンペーンが行われています。

 県内は太平洋高気圧に覆われた影響で各地で気温が上がりました。

 日中の最高気温は鳩山38.2度、熊谷で37.9度、久喜で37.3度、所沢と寄居で37.1度など県内8か所すべての観測地点で猛暑日となりました。

 加須市の遊園地「むさしの村」は、前日の午前11時、または午後5時に気象庁が発表する熊谷の予想最高気温が35度以上の場合、翌日の入園料が無料になるキャンペーンを行っています。

 今月19日から始まりましたが通常、大人1200円、こども650円の入園料が無料になるとあり、今月の来園者数は、去年より倍増しているということです。

 入園無料の対象日に来園した小学生以下の子どもたちには数量限定でアイスが配られ、子どもたちは冷たいアイスと遊園地で夏休みのひとときを満喫していました。

 このキャンペーンは今月31日まで行われ、気象庁の29日の熊谷の予想最高気温は38度のため、入園無料になるということです。

川島海荷さん 新座市観光親善大使に

 新座市出身で俳優の川島海荷さんが、28日市の観光親善大使に委嘱されました。

 新座市観光親善大使は、市の知名度向上やイメージアップにつなげようと、2011年度から、市にゆかりのある著名人が委嘱されています。

 8人目の観光親善大使になったのは、俳優の川島海荷さんです。

 川島さんは、新座市出身で市立大和田小学校と市立第二中学校の卒業生です。

 きょうは並木傑市長が「新座市のPRと、市民が誇りに思うふるさと新座づくりにお力添えをお願いします」と述べ川島さんに委嘱状を手渡しました。