7月21日(月)のニュース

県内全域で猛暑日 西武園ゆうえんちプールにぎわう

 21日は県内すべての観測地点で気温35度以上の猛暑日を記録しました。

 3連休最終日の21日、所沢市の西武園ゆうえんちのプールには多くの家族連れなどで賑わいました。

 熊谷地方気象台によりますと、午後3時には、久喜で37.3度、さいたまで36.9度、所沢で36.2度と県内3つの観測地点でことし1番の暑さとなりました。

 この暑さの中、子どもたちは波のプールに浮かんだり浮き輪を使ったウォータースライダーなどで楽しんでいました。

 22日も高気圧に覆われ晴れて厳しい暑さとなりそうです。

 暑さ対策はしっかりとするようにしてください。

参院選 自公2議席ならず 国民・参政が初議席

 参議院選挙は20日投開票が行われ、埼玉選挙区では自民党と立憲民主党の現職が議席を維持した一方、公明党の現職は落選しました。

 また、党勢拡大の勢いに乗った国民民主党と参政党の新人が初めて議席を獲得しました。

 自民党の古川俊治さんは組織力を生かした戦いで4期目の当選を果たしました。

 「圧倒的な1位」での勝利を目指しましたが、自民への逆風を受け、6年前の参院選から得票を21万票余り減らしました。

 国民民主党の新人、江原久美子さんは党が掲げる政策「手取りを増やす」を前面に押し出したほか、「おひとりさま施策の充実」を訴え、若年層を中心に支持を得て初当選しました。

 立憲民主党の熊谷裕人さんは「チルドレンファースト」を掲げ、児童虐待の根絶などを訴えるとともに「立憲民主には政権担当能力がある」とアピールし、再選を決めました。

 参政党・新人の大津力さんは初めての議席獲得です。

 党のキャッチコピー「日本人ファースト」を掲げ、行きすぎた外国人の受け入れに対応するなどと訴え、党勢拡大の勢いに乗り票を伸ばしました。

 一方、3期目を目指した公明党・現職の矢倉克夫さんは、推薦を受けた自民党の協力を得て、選挙戦を展開しましたが議席に届きませんでした。

 埼玉選挙区で公認候補が落選するのは2007年以来、18年ぶりです。

 共産党・現職の伊藤岳さんは支持に広がりを欠き、議席を守り抜くことはできませんでした。

参院選結果を受け 各陣営は

 参議院選挙の投開票から一夜明け、各党の県幹部が17日間に及んだ選挙戦を振り返りました。

 自民党県連 柴山昌彦会長「参政党の躍進を許してしまったのも、自民党の責任がある。今回の厳しい結果について自民党は、しっかりと検証し解体的な出直しをする必要がある」

 公明党県本部 宮崎勝副代表「私たちの調査で、内閣と自民党の支持率もかなり落ち込んでいた。与党に対する逆風がある中、自民党も、かなり組織を引き締めた部分もあったかと思う。公明党に、票を分ける余力がなかったのではという気もしている」

 立憲民主党県連 小宮山泰子代表「勢力図が参議院でも変わった。立法府なので、現実的に政策作りができるのか。(次の衆院選には)前回、落選した3選挙区に候補者の擁立を進めていく」

 国民民主党県連 鈴木義弘会長「一貫して私たちは、手取りを増やす夏を公約に掲げ、繰り返し訴えてきた。江原本人も6月にけがをして、どうするのかと思ったが、松葉杖でも車椅子でも頑張ってやりますというファイトはすごかったと思う」

 参政党県連 石賀忠宏会長「今回のキャッチコピーは日本人ファーストだが、そもそも党が目指すのは日本の国益を守り、世界に大調和を生むことだ。まずは、日本人を幸せにしようという党の方針が、一定の支持をいただけたのではないか」

 共産党県委員会 柴岡祐真委員長「ひとえに党全体の力、組織の力の弱まりだ。共産党の党員が高齢化していて、これまで届けられていた層にまで届けきれない。そういう力の低下はあると思う」

飯能市長選 新井氏再選

 任期満了に伴う飯能市長選挙は、20日投開票が行われ、現職の新井重治氏が、再選を果たしました。

 飯能市長選挙の結果です。

 新井重治(無所属・現)当選 13187

 野口和彦(無所属・新) 9608

 大久保勝(無所属・元) 9116

 野田直人(無所属・新) 6599

 投票率は、60.16パーセントで前回=4年前を20.53ポイント上回りました。

子どもたちが大学で科学の実験に挑戦

 夏休み中の子どもたちが埼玉大学で科学の実験に挑戦しました。

 このイベントは子どもたちに科学の楽しさを伝えたいと埼玉大学理学部の豊田研究室がことし初めて企画したもので、小学2年生から中学3年生までの37人が参加しました。

 子どもたちは家庭にあるもので、果物からDNAを取り出す実験に挑戦しました。

 実験では、水と塩と洗剤を混ぜて抽出液を作ったあと、バナナやブルーベリーなどの果物が入った袋に抽出液を入れて果物をつぶし、茶こしで液を分けます。

 そこに無水エタノールを入れDNAを取り出しました。

 子どもたちは、学生に質問しながら実験に取り組み、科学の楽しさにふれていました。

水の事故を防ぐ 親子で体験 着衣水泳

 21日は海の日です。

 川口市のスポーツジムでは海や川、プールなど水辺で遊ぶ機会が増える夏休みの水難事故を防ごうと、親子で参加する着衣水泳の体験教室が開かれました。

 体験教室は、イオンモール川口とスポーツジム「TIPNESS」、それに日本赤十字社埼玉県支部の三者が共同で去年から始めていて、午前の部には小学生と保護者およそ20人が参加しました。

 教室ではまず日本赤十字社の指導員が、服を着たまま水に落ちた場合、あおむけになって平泳ぎのように足を動かし助けを待つことなどを教えました。

 その後、ランドセルやペットボトル、未開封のスナック菓子の袋など、身近にあるさまざまなものを浮き輪の替わりにする体験も行われました。

 参加した人たちは、呼吸を確保するために浮き輪の替わりにしたものをあごの下に入れて浮くなどして、服を着たまま水に落ちてしまった時の対処方法を学んでいました。

飯能市長選挙 開票結果

 飯能市長選挙【選管確定】

 新井重治(無所属・現)当選 13187

 野口和彦(無所属・新) 9608

 大久保勝(無所属・元) 9116

 野田直人(無所属・新) 6599

 投票率 60.16パーセント