61歳医師 SNS投資詐欺で約4億円被害
ふじみ野市に住む医師の61歳の男性が、証券会社の職員を名乗る男らからSNSを通じて株式投資を持ちかけられ、現金およそ4億円をだましとられました。
県内では過去最高額の特殊詐欺被害となります。
警察によりますと、ふじみ野市に住む医師の61歳の男性は、ことし3月中旬ごろからおよそ3か月にわたり、SNSを通じて、実在する証券会社を名乗る男らから「特権口座を開設して、およそ20%の割引価格で購入できる株式投資をしないか」と持ちかけられました。
話を信じた男性は、ネットバンキングを通じ、指定された47の口座に55回にわたり、およそ3億9000万円を振り込んだということです。
投資による資産状況を示すサイトには17億5000万円あまりと表示され、男性が出金を申し込みましたが、自分の口座に振り込まれないことから不審に思い警察に通報しました。
県内の特殊詐欺の被害額としては過去最高で、警察はSNSを通じた投資話は詐欺を疑い、相手の指示に従わないよう注意を呼びかけています。