7月11日(金)のニュース

参院選候補の殺害示唆疑い 34歳の男逮捕

 今月20日に投開票が行われる参議院選挙の候補者にインターネット上で殺害をほのめかす投稿をして選挙の自由を妨害したとして、警察は34歳の会社員の男を逮捕しました。

 公職選挙法違反の疑いで逮捕されたのは、朝霞市膝折町の会社員渡部遼容疑者(34)です。

 渡部容疑者は9日、インターネット上の掲示板で、今月20日に投開票が行われる参議院選挙の候補者に対し、殺害をほのめかす投稿をして選挙の自由を妨害した疑いが持たれています。

 調べに対し、渡部容疑者は「やったことは間違いない」「憂さ晴らしだった」と容疑を認めているということです。

 警察によりますと山口県内の候補者の陣営が10日、山口県警に被害を届け出ていました。

 参議院選挙の公示後、公職選挙法違反で検挙されるのは全国で初めということです。

公明党の斉藤代表 県内入り 党勢拡大訴え

 参議院選挙の投開票が今月20日に行われるのを前に、公明党の斉藤代表が県内入りし、支持を訴えました。

 斉藤代表は、11日午後、JR武蔵浦和駅前で街頭演説に立ちました。

 斉藤代表は、戦争のない世界に向けた国際秩序を構築するため、北東アジアの「対話・協力」の枠組みをつくる必要性を訴えました。

 公明党 斉藤鉄夫代表「関係当事国が、1週間に一度大使や軍の関係者が集まって、お茶を飲む。普段から一人一人の人間関係をつくっていく。信頼関係を醸成していく。偶発した事件が大きな紛争にならないようにしていく。その間にしっかり話し合っていく。こういう機構を作りたい」

所沢強盗傷害事件 実行役 初公判で起訴内容認める

 去年10月、所沢市の住宅に4人組の男が押し入り、現金などを奪った事件で、強盗致傷などの罪に問われている実行役の裁判員裁判の初公判が11日さいたま地裁で行われ、男は起訴内容を認めました。

 起訴状などによりますと、和佐裕夢被告は、去年10月、ほかの人物と共謀して所沢市の住宅に押し入り、この家に住む当時85歳の男性を刃物で切り付けて現金およそ16万円と財布などを奪ったとしています。

 11日の初公判で和佐被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

 このあと、検察側は冒頭陳述で被告人の犯行態様や被害の結果、被告人の役割や動機、犯行に至った経緯を重視すべきと指摘しました。

 そのうえで、「闇バイトによる強盗の危険性に着目してほしい」と述べました。

 一方、弁護側は重要な役割を果たしていないとした上で「被告人と指示役とのやり取り、どのように犯行に関わるようになったのか、どのくらいの時間現場にいたのかに着目するべき」と述べました。

 判決は今月18日に言い渡されます。

川口市 35歳男性はねられ重傷 ひき逃げ事件で捜査

 11日未明、川口市の市道で、35歳の男性が車にはねられ腰の骨などを折る重傷を負いました。

 車は現場から逃走していて、警察はひき逃げ事件として捜査しています。

 11日午前3時ごろ、川口市並木の市道で、「男性が全身から出血している」と通行人の男性から通報がありました。

 警察によりますと、現場には、栃木県小山市に住む35歳の男性が血を流して倒れていて、病院に搬送されましたが、命に別状はないものの腰の骨などを折る重傷ということです。

 警察は、北西から走って来た車が、道路上にいた男性をはねてそのまま走り去ったひき逃げ事件として、逃げた車の行方を追うと共に防犯カメラなどを調べています。

特殊詐欺被害防止 AIを活用したATM機導入

 特殊詐欺被害防止のため、AIを活用したATM機を県内のJAで初めてJAさいかつが導入することになり、11日、店舗で導入式が行われました。

 JAさいかつ三輪野江支店で行われた式典には、JAや県警の関係者らおよそ20人が出席しました。

 はじめに、JAさいかつの根岸信一郎代表理事組合長が「全国的に特殊詐欺が多発し、手口も巧妙化している中、地域金融機関として、詐欺被害を未然に防止し、お客様を守り続けることが社会的使命として必要不可欠である」と挨拶しました。

 その後、県警生活安全総務課の藤木渉課長が特殊詐欺の被害認知件数が今年6月末までで876件となり、前の年の同じ時期と比べると203件増加していると現状に触れました。

 そのうえで今回のATM導入について、「被害に遭われる方の減少はもちろん、犯人側のけん制の効果も期待できる」と述べました。

 導入されたATMは、利用者が携帯電話を使用しているとAIと内蔵カメラが感知し、注意喚起をモニターに表示します。

 更にそのまま使用し続けると取り引きが中断されるなど、電話で指示をしながら振り込ませる還付金詐欺への効果が期待されています。

 ATMは今月から、JAさいかつやJA埼玉みずほの複数店舗に導入される予定です。

JR大宮駅 戸田市の魅力をPR「観光キャラバン」

 花火大会や祭りなど、市のさまざまな魅力をPRしようと、戸田市は11日と12日、JR大宮駅の東西連絡通路で観光キャラバンを実施しています。

 会場には戸田橋花火大会のフォトコンテストの入賞作品や来月30日と31日のふるさと祭りで使われる法被などが展示されています。

 また、ブースを周りながらさまざまなクイズを解いてキーワードを答えると戸田橋花火大会の有料席のペアチケットなどが当たる抽選会に参加できるクイズラリーも行われています。

 このほか、女子ソフトボールの戸田中央メディックス埼玉とボートの戸田中央総合病院ローイングクラブの選手も参加し、チラシを配ったりボートを漕ぐゲームをしたりして、市の魅力をPRしていました。

 観光キャラバンは12日も行われています。

「ウォーターフェス2025」新エリアオープン

 所沢市の狭山スキー場で開催中のイベント「ウォーターフェス2025」に11日、新エリアがオープンしました。

 11日オープンしたのは、夏でも雪あそびができる「ひんやりエリア」です。

 坂の中腹あたりにある「雪あそびゾーン」には高さ1メートルほどの人口雪の雪山が登場、子どもたちが雪玉を作るなどして遊ぶことができます。

 一番ふもとにことし新しくできた「流氷ゾーン」にも、雪山が作られ、坂の上に上がれない小さい子どもたちが雪に触れて遊んでいました。

 スキー場の端には家族でご飯を食べたり休憩したりできる有料エリアがあり、大人も子どももくつろぐことができます。

 狭山スキー場「ウォーターフェス2025」は9月28日まで開かれています。