7月9日(水)のニュース

埼玉大学でガスボンベ爆発 女性1人けが

 9日午前、さいたま市にある埼玉大学で、ガスボンベが爆発する事故があり、教職員の女性1人がけがをしました。

 9日午前11時20分ごろ、さいたま市桜区にある埼玉大学で「実験中のボンベが爆発した」と119番通報がありました。

 警察によりますと、大学敷地内で工学部の実験を終えた30代の教職員の女性が、屋外で作業をしていたところ、実験に使用したガスボンベが爆発したということです。

 教職員の女性が腕などに軽いけがをし病院に運ばれましたが、命に別状はないということです。

 警察と消防が爆発の詳しい原因などを調べています。

八潮道路陥没事故 消防の検討委員会 初会合

 ことし1月、八潮市で起きた道路陥没事故を受けて草加八潮消防組合は、救助活動の検証や今後、同じような災害が発生した場合の対応について検討する委員会の初会合を開きました。

 ことし1月、八潮市で道路が陥没しトラックが転落した事故では、74歳の男性運転手が死亡したほか、崩落し続けるすり鉢状の穴で救助隊員2人がけがをしました。

 検討委員会は、大学教授や消防庁の職員ら8人の有識者で構成されています。

 9日の初会合では冒頭、亡くなった男性運転手におよそ1分間、黙とうをささげました。

 委員会によりますと、9日は草加八潮消防組合が事故発生から救出完了までどのような状況で活動が行われたかについて、映像などと共に説明したということです。

 また委員会は今後、「救助活動」「広域応援」「情報共有」の3つの分野で議論し、年内に救助活動のあり方や同様の災害が発生した際の対応方法などについてまとめることにしています。

インターハイ 埼玉県選手団結団式

 今月23日から広島県を中心に行われるインターハイの埼玉県選手団の結団式が、さいたま市で開かれました。

 インターハイは30の競技が行われ、埼玉県はヨット以外の29の競技に参加します。

 結団式では、県高体連の臼倉克典会長が「埼玉県の代表として誇りを持ち、これまで支えてくれたすべての人たちに感謝の気持ちを込め、フェアプレーの精神を忘れず最後まで全力を尽くして戦い抜いてほしい」と激励しました。

 これに対し、県立和光国際高校3年でフェンシングの岩橘英莉花さんは、選手団を代表し「指導いただいた先生や見守ってくれた家族や仲間、そして切磋琢磨してきたライバルたちに支えられ私たちは今、ここにいます。すべての人に恩返しができるよう、ベストを尽くします」と誓いの言葉を述べました。

 そして、埼玉県六校応援団連盟が、選手団を激励するパフォーマンスを披露しました。

 インターハイは今月23日から来月20日まで広島県を中心に行われ、埼玉県からは667人の選手が出場します。

SDGsに理解を 地方創生フォーラムin埼玉

 埼玉県SDGs官民連携プラットフォームシンポジウムの一環として、SDGsへの理解を深める「地方創生フォーラムin埼玉」が開かれました。

 このフォーラムは、地域活性化センターが全国の自治体と連携して開いていて、埼玉県で開かれるのは初めてです。

 大野知事は「SDGsの達成期限まであと5年という中で、現状を理解しその先を見据えてどのような社会をつくり上げていけるかを考える機会となることを期待します」とあいさつしました。

 基調講演では、SDGs研究の第一人者とされる、慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科の蟹江憲史教授が講師を務め「SDGsを推進するために取り組むのではなく、女性活躍や健康経営などの課題からSDGsにリーチすることがカギ」などと話しました。

 このあと蟹江教授と浦和第一女子高校、それに筑波大付属坂戸高校の生徒によるトークセッションが行わました。

 生徒たちは「SDGsは世界の理想を体現した形だと思う」「今の状況に危機感を覚えているが、悲観的にならずに今、何ができるかが大切」などと、未来に向け若者ならではの視点で意見を交わしていました。

子どもたちが「さきたまめ」の種まき

 行田に伝わる枝豆「さきたまめ」の種を、地元の子どもたちがまきました。

 種まきは、子どもたちに農業の大変さや楽しさとともに、自分たちが住む地元の特産品を知ってもらいたいと毎年、行われていて、9日は、行田市立見沼小学校の5年生20人が参加しました。

 江戸時代から行田で栽培されていた「さきたまめ」は、香りがとても良くコクのある味わいが特徴で、品種改良をせずに受け継がれてきました。

 「さきたまめ」の栽培と普及に取り組んでいる行田豆吉クラブの小松裕幸さんが「第2関節ぐらいまで3か所に穴を開けてください」と説明すると、子どもたちは丁寧に種をまいていきました。

 子どもたちは10月上旬ごろに収穫し、ゆでて食べるということです。

夏の高校野球埼玉大会 開幕

 夏の甲子園出場を目指す第107回全国高校野球選手権埼玉大会が9日、開幕しました。

 開会式では去年の優勝校・花咲徳栄を先頭に153校・139チームの選手たちが入場行進しました。

 このあと、県高校野球連盟の神谷進専務理事が開会宣言を行い、去年の大会で優勝した花咲徳栄の酒井煌太キャプテンから優勝旗が返還されました。

 県高野連の齋藤明博会長は「一人一人の個の力を結集させ、チーム一丸となって戦って下さい」とあいさつしました。

 そして、組み合わせ抽選会で大会回数と同じ107番を引いた坂戸西の金子陽樹キャプテンが力強く選手宣誓しました。