7月4日(金)のニュース

さいたま市議会 6月定例会閉会

 さいたま市議会の6月定例会は4日、最終日を迎えました。

 およそ67億円余りの一般会計補正予算案など、42議案を可決するなどされ、閉会しました。

 4日の本会議では、67億3800万円あまりの一般会計補正予算案が賛成多数で可決されました。

 このうち、物価高の対策として高齢者や障害者施設、それに保育所などが事業を継続できるよう光熱費などの負担を軽減するための支援金として7億3800万円あまりが盛り込まれています。

 また子育て世帯の家計負担を軽減するため、18歳以下の子ども1人につき現金1万円を給付する事業には22億7400万円あまりを計上しました。

 このほか、2027年4月から移転先での供用が始まる「市民会館うらわ」の利用時間や、料金などを定める条例改正案も可決されています。

参院選 期日前投票始まる

 3日公示された参議院選挙の期日前投票が、4日から始まりました。

 期日前投票は、投票日の当日に仕事や旅行などで投票ができない有権者が、事前に投票できる制度です。

 県選挙管理委員会によりますと、前回=3年前の参議院選挙で期日前投票をした人は、投票者数全体のおよそ3割にあたる96万6548人でした。

 県内には公共施設やショッピングセンターなど205か所に期日前投票所が設けられ、投票日前日の今月19日まで、原則、午前8時半から午後8時まで投票できます。

 参院選埼玉選挙区の投票率は、2019年の46.48パーセントを除くと5割台で推移していて、全国平均を下回り続けています。

 また、今回の投票日の20日は3連休の中日に当たります。

 県選挙管理委員会は「当日、レジャーなどに行く人も多いと予想される。積極的に期日前投票を利用してもらいたい」と呼びかけています。

記番号「1番」の一万円札寄贈した男性に感謝状

 新紙幣の発行から1年が経ちました。

 渋沢栄一の肖像が描かれた記番号1番の一万円札を深谷市に寄贈した福岡県の男性に、感謝状が贈られました。

 去年8月7日、福岡県に住む理容師の重冨新さんは、渋沢栄一の肖像が描かれた記番号「AH000001DG」の一万円札を深谷市に寄贈しました。

 1000円札10枚を一万円札に両替した際、偶然、記番号「1番」の新一万円札を手にした重冨さんは、深谷市が「1番」の1万札の入手を熱望していたことをインターネットで知り、寄贈することを決めました。

 小島進市長は「渋沢栄一翁の顕彰、深谷市の広報に貢献された功績は顕著です。ありがとうございました」と述べ、感謝状を手渡しました。

 重冨さんから贈られた一万円札は、日本銀行から寄贈された記番号「AA000006AA」の一万円札と共に、市役所の1階に展示されています。

厳しい暑さ続く 熱中症疑い44人救急搬送

 県内は、熊谷と久喜で猛暑日となり、4日も厳しい暑さとなりました。

 県によりますと、熱中症の疑いで44人が救急搬送されています。

 日中の最高気温は熊谷で35.6度、久喜で35.3度と猛暑日となったほか、各地で平年より高い気温が観測されました。

 県消防課によりますと、午後4時時点で熱中症の疑いで救急搬送された人は44人で、このうち1人が重症です。

 また29人が高齢者でした。

 夜も各地で25度を下回らない「熱帯夜」になる見込みです。

 エアコンを適切に使うなど、寝ている間も熱中症に十分、注意が必要です。

 また県内は、気温の上昇などの影響で大気の状態が不安定になっています。

 夜のはじめにかけて、局地的に激しい雨が降るおそれがありますので十分、注意してください。

県内企業の設備投資計画 2年連続低下

 今年度、設備投資を計画している県内企業はおよそ6割で、2年連続で低下したことが帝国データバンク大宮支店の調査で分かりました。

 調査は、ことし4月に県内企業1001社を対象に行われ、回答率は39.8%でした。

 それによりますと、今年度、設備投資を計画している県内企業は58%で、前の年に比べ2ポイント減少し、2年連続で低下しました。

 設備投資を行わない理由の半数以上が「先行きが見通せない」をあげていて、前の年を大きく上回っています。

 帝国データバンク大宮支店は「設備投資に対する消極姿勢の影響が、景気の動向に強く表れる前に、国には多岐にわたる支援策・促進策の強化が求められる」としています。

狭山市立博物館で5日から 「こびとづかん」原画展

 シリーズの累計発行部数が310万部を超える人気絵本作品「こびとづかん」の原画展が、狭山市立博物館で5日から開かれます。

 なばたとしたかさんの絵本「こびとづかん」はインパクトのあるビジュアルが特徴で、昆虫でも植物でもない不思議な生き物の「コビト」の生態や捕まえ方などを描いた作品です。

 会場には絵本3部作の原画やスケッチ、コビトの剥製と称したフィギュアなど127点が展示されていて、四季折々のジオラマや匂いや大きさなど、コビトの生態を感じることができるスペースも設けられています。

 また、「狭山市に生息していたら」というテーマで作られた狭山市コビト生息予想図なども展示されています。

 「こびとづかん」の世界観に浸ることができる原画展は、5日から来月31日まで狭山市立博物館で開かれています。