7月2日(水)のニュース

6月定例県議会 134億円余の補正予算案可決

 6月定例県議会は2日最終日を迎え、134億円余りの補正予算案など38議案を可決するなどし閉会しました。

 2日の本会議では、八潮市の道路陥没事故で破損した下水道管の仮復旧をはじめ、工事に伴う通行規制で休業や売り上げが減少する店舗の補償などを盛り込んだおよそ41億1000万円の補正予算案が賛成多数で可決されました。

 また、今回の事故を受け、国に対し補償制度の構築などを求める2つの意見書案と、県に対して被害を受けた住民や事業者への速やかな補償を求める決議案が議員提出され、全会一致で可決されています。

 閉会後、大野知事は今後の補償のあり方について「大きな事故が起きた場合にどのように負担していくのか、財源はどうするのかについては今回が前例になる。そこはしっかりと(国に)投げかけていき、皆さんに納得してもらえるような形で補償に結びつけていきたい」と述べました。

武蔵一宮氷川神社でAED講習会

 初詣には、およそ200万人以上が訪れる武蔵一宮氷川神社で、参拝者の救命に備え職員がAEDの使い方を学びました。

 講習会では、日本赤十字社埼玉県支部の職員らが講師を務め、人が倒れたときには、家族や周りにいる人がすぐに手当てをすれば、救命の可能性が高くなることを説明しました。

 このあと参加者は、倒れて意識がない人を発見した時の対応を体験しました。

 協力者に119番通報を依頼すると、胸骨圧迫と人工呼吸を続けながら、AEDの到着を待ちます。

 そして、心電図を確認したあと、電気ショックを施していました。

参院選 3日公示 県選管 立候補届リハーサル

 参議院選挙は、3日公示されます。

 県選挙管理委員会は2日、立候補の届け出を受け付ける一連の流れをリハーサルしました。

 リハーサルは、実際に立候補の届け出を受け付ける県庁の講堂で行われ、県選挙管理委員会の職員およそ20人が参加しました。

 2日は、各候補の届出順を決めるためのくじ引きや立候補に必要な書類の受け付けのほか、街頭演説用ののぼりや運動員がつける腕章など選挙運動に必要ないわゆる「選挙の7つ道具」を各陣営に渡すまでの手順などが確認されました。

 参議院選挙の立候補の届け出は、3日午前8時半から午後5時まで受け付けます。

 改選数4の埼玉選挙区は、前回2022年と並ぶ過去最多の15人が立候補を表明していて、2日までに事前審査を終えています。

 参議院選挙は3日公示され、17日間の選挙戦を経て今月20日に投開票が行われます。

盗撮目的で勤務先の教室に侵入 小学校教諭の男逮捕

 1日、所沢市の勤務先の小学校で盗撮する目的で高学年の教室に侵入したとして小学校教諭の48歳の男が逮捕されました。

 建造物侵入の疑いで逮捕されたのは、入間市春日町の小学校教諭、斉藤維人容疑者(48)です。

 斉藤容疑者は、1日午後1時15分から1時35分ごろ、盗撮用のスマートフォンを設置するために勤務先の小学校の高学年の教室に侵入した疑いが持たれています。

 警察によりますと、スマートフォンを置いた教室ではその後、プールの授業に向けて女子児童が着替えをしていることから、斉藤容疑者はその様子を盗撮するために設置したとみられています。

 調べに対し、斉藤容疑者は、「スマートフォンを教室に置き忘れただけ」と容疑を否認しているということです。

 逮捕を受けて、2日午後、所沢市教育委員会が会見を開き、学校教育部の吉川誠次長が「本市の公立学校の教員が教育に対する信頼を失う事故を起こしたことを重く受け止めております。再発防止を徹底していくとともに子どもたちの心のケアに全力で努めてまいります」とコメントしました。

 所沢市教育委員会は2日、市内の小中学校に向けた臨時の校長会を開き、再発防止に向けた説明をしたということです。

清水さいたま市長 子育て世帯支援で現金1万円給付

 さいたま市の清水市長は子育て世帯に対する支援として、18歳以下の子ども1人に現金1万円を給付すると発表しました。

 2日の会見で清水市長は、子育て世帯の家計負担を軽減するための支援として、18歳以下の子ども1人につき1万円を現金で給付すると発表しました。

 対象となるのは、18歳以下のおよそ21万5000人です。

 市は、給付のための費用22億7000万円余りに加え、家計負担軽減を目的としたデジタル地域通貨「さいコイン」のポイント還元キャンペーンなどにかかる費用としておよそ15億7千万円、それにコメの価格高騰を受けた給食費の値上がりを防ぐための給食費支援におよそ1億7千万円など合わせて43億1340万円の一般会計補正予算案を現在開会中の6月定例会に3日、追加提出します。

さいたま市消防局員向けの都市ガス研修会

 都市ガスが原因の事故が発生した際に被害拡大を防止するため、さいたま市の消防局とガス事業会社が安全対策研修会を行いました。

 この研修は、都市ガスが原因の事故が発生した際に消防局員が到着することが多いため、到着時に実施してほしい緊急対応や、都市ガスの基礎知識などを消防局員が学ぶために行われました。

 研修では、はじめに東京ガスネットワークの所員から都市ガスの基礎知識や、安全対策などについて講義を受けました。

 その後、屋外でガス漏れが起きた部分をテープでふさぐ応急処置や普段は地中にあるガスのバルブの閉め方、それに実際に事故が起きた際の対応を確認するなど、ガス事故についての知識を深めていました。

URAWA Sweets Party

 さいたま市内の菓子店を集めたスイーツの祭典「URAWA Sweets Party」が浦和パルコで開かれています。

 会場には、フルーツたっぷりのプリンに、ぎっしり詰まったティラミスなど色とりどりのスイーツがずらりと並びます。

 この催しは、浦和地域の菓子店9店を集め、個性豊かなスイーツを楽しんでもらおうと開かれています。

 注目は、各店自慢のひんやりスイーツ。

 暑さが続く中、訪れた人に涼を感じてもらおうと趣向を凝らした商品が揃っています。

 先月オープンしたヨーグルト専門店の水切りヨーグルトは、水分を抜くことで、もっちりとした食感に仕上げています。

 「URAWA Sweets Party」は浦和パルコ1階で今月8日まで開かれています。