7月1日(火)のニュース

無職の男を追送検 約1000万円相当盗んだ疑い

 去年12月からことし2月にかけて埼玉県や千葉県の住宅に侵入し、現金や貴金属などおよそ1000万円相当を盗んだとして、52歳の無職の男が追送検されました。

 追送検されたのは、住所不定・無職の青木茂容疑者(52)です。

 青木容疑者は、去年12月からことし2月までの間に県内外の8つの市の住宅に侵入し、現金およそ174万円と貴金属などあわせて105点、時価総額およそ910万円相当を盗んだ疑いが持たれています。

 調べに対し、青木容疑者は「生活費を稼ぐために数多くの泥棒を繰り返してきた」などと容疑を認めているということです。

県内路線価4年連続上昇

 相続税や贈与税の算定基準となることしの路線価が1日発表され、埼玉県の平均変動率は4年連続で上昇しました。

 路線価は、1月1日時点で国税庁が算定した主な道路に面した土地の1平方メートルあたりの評価額です。

 調査の対象となった県内1万5755地点の平均変動率は、去年にくらべ2.1パーセント上がり4年連続で上昇しました。

 県内に15ある税務署のうち最高路線価が上昇したのは、大宮や浦和など11か所でした。

 県内で路線価が最も高かったのは、さいたま市大宮区桜木町2丁目の「大宮駅西口駅前ロータリー」で、1平方メートルあたり592万円と34年連続でトップになりました。

 調査を担当した不動産鑑定士は「埼玉県を代表する高度商業地域で、顕示性が高いうえに周辺の大型開発事業の進行なども相まって、上昇傾向にある」としています。

強盗疑い 公開手配の2人福島県で逮捕

 ことし4月、川口市の住宅に男らが押し入り、73歳の男性を脅して現金や金庫を奪い逃走した事件で、警察は公開手配していた指示役と運転役とみられる男を先月30日、福島県内で逮捕しました。

 強盗などの疑いで逮捕されたのは、住所不定の職業不詳・栁川輝人容疑者(21)と、住所不定の職業不詳・八木来斗容疑者(21)です。

 2人は仲間と共謀し、ことし4月1日、川口市川口の住宅に押し入り73歳の男性を脅して、現金およそ8万7500円と時価総額285万6000円相当の金庫2個などを奪った疑いが持たれています。

 警察によりますと、先月27日、逃走車両を特定し全国の警察に手配したところ、30日午後1時半ごろ、福島県警の捜査員が福島県いわき市のディスカウントストアの屋上駐車場で車両を発見したということです。

 そして、車に近づいてきた栁川容疑者と八木容疑者に職務質問し逮捕しました。

 栁川容疑者は指示役、八木容疑者は運転役とみられています。

 警察は捜査に支障があるとして、2人の認否を明らかにしていません。

 警察は、秘匿性の高いアプリでやり取りしていることや、ほかにも指示役がいるとみられることから、匿名・流動型犯罪グループ=トクリュウによる犯行とみて詳しく調べています。

埼玉労働局 職場での熱中症予防の徹底呼びかけ

 7月がスタートした1日、鳩山で38.1度と県内で今シーズン1番の暑さとなりました。

 各地で猛暑日となる中、埼玉労働局は職場での熱中症予防の徹底を呼びかけるキャンペーンを行いました。

 先月1日、改正労働安全衛生規則が施行され、事業者には職場の熱中症対策が義務づけられました。

 さいたま市内で行われたキャンペーンでは、埼玉労働局の職員およそ10人が、うちわを配りながら職場での熱中症対策の強化を呼びかけました。

 厚生労働省によりますと、去年、熱中症が原因で亡くなった人は全国で31人となり、3年連続で30人を超えています。

 また県消防課によりますと、午後4時現在、熱中症の疑いで救急搬送された人は75人で、このうち5人が重症です。

 埼玉労働局は、熱中症の疑いのある人を1人にせず、水分や塩分をこまめにとるなどして熱中症対策を徹底してほしいとしています。

越谷税務署 アルファーズの広報活動協力に感謝

 越谷税務署は、インターネットで確定申告ができるサービスのPRに協力したとして、越谷アルファーズを運営するアルファーズに感謝の意を伝えました。

 越谷アルファーズは5年前から、スマートフォンなどで確定申告ができる「eーTax」の利用を呼びかける広報ポスターの作製に協力しています。

 また、広報大使に任命された選手たちが商業施設などに出向き、スマートフォンによる確定申告を体験するなどして、その利便性をPRしてきました。

 アルファーズの上原社長は「選手だけでなくマスコットキャラクターやチアのメンバーもいる。アルファーズをあげてこのまちに求められていることに全力で取り組みたい」と話していました。

新人カラーガード隊員に辞令交付

 フラッグを使った演技などで、県警音楽隊の演奏に華を添えるカラーガード隊に新人2人が入り、辞令が交付されました。

 カラーガード隊に入ったのは、バレエやダンスの経験がある福田隊員と清水隊員で、辞令の交付を前に、敬礼や人事異動通知書の受け取り方などの指導を受けました。

 そして、中山理事官が人事異動通知書をそれぞれ手渡しました。

 2人は演技を披露する予定のことし9月のポリスコンサートに向けて、警察学校で練習を重ねていきます。

子どもたちが「庄和の大凧」の歴史学ぶ

 春日部市で受け継がれている伝統文化「庄和の大凧」の歴史について、地元の子どもたちが学びました。

 「庄和大凧文化保存会」のメンバーは春日部市立川辺小学校を訪れ、3年生の児童28人が参加しました。

 大凧あげは、江戸時代に養蚕の豊作を占ってあげられたことが始まりと言われています。

 今は、子どもの健やかな成長を願いながら縦15メートル、横11メートル、重さ800キロの大凧が五月の空を舞います。

 授業では「凧あげ」は平安時代に中国から伝わり、戦国時代には敵の襲来を知らせる合図として使われていたことが紹介されました。

 また、子どもたちは赤は太陽、緑は大地、そして白は江戸川を表現していることなどを学びながら、地元に伝わる伝統文化への理解を深めていました。