6月30日(月)のニュース

久喜市など3市1町 車上窃盗22件相次ぐ

 今月28日から30日早朝にかけて、久喜市など3市1町の月極駐車場などで車の窓ガラスが割られ現金などが盗まれる車上狙いの被害が相次ぎました。

 29日午前5時すぎ、久喜市西大輪の月極駐車場で「助手席の窓ガラスが割られて、車内が物色されている」と110番通報がありました。

 警察が駆けつけたところ、車の窓ガラスが工具で割られていて車内が物色された跡がありました。

 警察によりますと、28日の午後から30日朝6時40分にかけて久喜市、加須市、幸手市、杉戸町の直径15キロ圏内で月極駐車場や会社の駐車場などで合わせて22件、同様の被害が確認されています。

 このうち19件は物色されただけだったものの3件は、現金などが入った財布が盗まれていたということです。

 警察は、手口が似ていることから、同一犯の可能性があるとみて関連を調べています。

本庄地域の市町 防災庁誘致への協力求め知事に要望

 本庄地域の本庄市、美里町、神川町、上里町の市長と町長が県庁を訪れ、政府が来年度の創設を目指す防災庁を誘致するために大野知事に協力や支援を求める要望書を手渡しました。

 要望書によりますと、本庄地域は首都圏から比較的近く、新幹線や幹線道路などへのアクセスも良いため、周辺地域に大手民間事業者などが多数進出しているとしています。

 その上で、陸上自衛隊新町駐屯地や、航空自衛隊熊谷基地が隣接し、有事の際の関連性も高いなどとして防災庁の誘致を行うとしています。

 その誘致活動への協力・支援を求める要望書を今回、大野知事に手渡しました。

 大野知事は、「県としても国の動きをしっかりと見据えながら、しっかりと国に後押ししたいと思います」と述べました。

 防災庁の誘致は、所沢市など県西部の5市が誘致を行うとして今月、同様の要望書を大野知事に手渡しています。

川口で道路陥没 下水道管が腐食か

 29日正午ごろ、川口市で市道が陥没しました。

 市道の下を通る下水道管が、汚水から発生した硫化水素で腐食したことが原因とみられています。

 けが人はいませんでした。

 警察によりますと、29日正午すぎ、川口市南前川の市道で通行人から「道路に穴が見える」と110番通報がありました。

 川口市上下水道局によりますと、市道には幅1.5メートル、長さ6メートル、深さ2.2メートルの穴が開いていたということです。

 市道の下には、直径1.35メートルの下水道管が通っていて、汚水から発生する硫化水素によって腐食が進み、破損した可能性が高いとみられています。

 下水道管の法定耐用年数は50年で、今回破損した下水道管は1972年の設置から53年が経過していました。

 市は八潮市の道路陥没事故を受け、ことし2月、下水道管を独自に緊急点検しましたが、この下水道管は対象外だったということです。

 今回の陥没事故によるけが人はいませんでしたが、現場周辺はおよそ10時間にわたり交通規制が行われ、29日午後10時半ごろ、破損した箇所に仮設管を設置する作業が完了しました。

 破損した水道管は水量の変化が激しく、市は来月から同じ状況にある45地点を目視などで点検する方針です。

大野知事と県議の資産公開

 大野知事と県議会議員の去年の所得が、県の条例に基づき30日公開されました。

 大野知事の去年1年間の所得は、およそ4246万円で前の年に比べ505万円ほど増えました。

 内訳は、知事給与が2209万円、役員を務める企業からの報酬が1430万円、不動産所得が573万円、講演料などの雑所得が13万円となっています。

 一方、県議会議員で最も所得が多かったのは、東9区=八潮市選出で自民党の宇田川幸夫議員でおよそ7051万円、次いで、南20区=戸田市選出で自民党の細田善則議員のおよそ6012万円、南3区=さいたま市西区選出で自民党の日下部伸三議員のおよそ3821万円でした。

県職員に夏のボーナス 3年連続増

 公務員に30日、夏のボーナスが支給されました。

 県の行政職員の平均支給額は、およそ82万5500円で3年連続で増加しました。

 県人事課によりますと、支給の対象となったのは教員と警察官を含む職員6万4929人で、支給総額は571億4436万円でした。

 平均年齢41.9歳の行政職員の1人あたりの支給額は平均で82万5507円と、去年に比べおよそ3万5000円、率にして4.6パーセント増えました。

 これは、去年10月に行われた県人事委員会の勧告に基づくもので、3年連続で増加しています。

 一方、大野知事の支給額は去年と同じおよそ350万円でした。

公園に防犯カメラ設置を 企業が寄付金贈呈

 市民が犯罪に巻き込まれないよう、さいたま市内の公園に防犯カメラを設置するための寄付金が、市内に本社を置く企業から、さいたま市公園緑地協会に贈られました。

 寄付金100万円を贈呈したのは、ビルのメンテナンスや公園の緑地を管理している「アイル・コーポレーション」です。

 町田哲雄社長が「地域の住民や子どもたちの安心安全のために、少しでも役に立てればと思います」と伝えると、さいたま市公園緑地協会の中村元信理事長は、皆様の力を借りながら地域貢献を目指していきたいと述べました。

 さいたま市公園緑地協会によりますと、市民の安全を守るために防犯カメラを設置してほしいと、これまでに個人や企業から寄せられた寄付金は240万円以上にのぼるということです。

行田の小学校でAIを使った英語の授業公開

 英語で話す力をのばそうと、行田市の小学校と中学校で今年度から始まったAIを使った英語の授業が30日、西小学校で公開されました。

 行田市教育委員会は、文部科学省がことしの3月に公募した「AIの活用による英語教育強化事業」に申請し、県内の自治体で唯一、採択されました。

 その申請に基づき、市内8つの中学校と2つの小学校をモデル校としてAIを活用した英語授業を5月1日から始めています。

 授業では、児童、生徒の「話す力」をのばすためテラトークという英語のアプリを使用しています。

 AIを相手にすることで、恥ずかしがらずに練習できるようになると期待されていて、児童たちは、いきいきと大きな声で練習していました。

長瀞町長選挙 鈴木氏初当選

 任期満了に伴う長瀞町長選挙は29日投開票が行われ、新人の鈴木日出男氏が初当選を果たしました。
 
 長瀞町長選挙の開票結果です。

 鈴木日出男(無所属・新)【当選】1696

 岩田務(無所属・新)1302

 板谷定美(無所属・新)562

 現職の大沢タキ江氏が退任を表明し、町議を経験した新人3人による選挙戦となった長瀞町長選挙は、鈴木氏が岩田氏と板谷氏を退け、初当選を果たしました。

 投票率は64.94パーセントで、前回=4年前を6.8ポイント上回りました。