6月26日(木)のニュース

カスタマーハラスメント防止へ 条例の骨子案を示す

 県は、顧客や取引先から不当なクレームを受ける「カスタマーハラスメント」の防止にむけて、条例の骨子案を県議会の常任委員会で示しました。

 条例の骨子案は、県や顧客、事業者などの責務を明らかにすることや被害の防止、回復に関する施策を定めることで誰もが安心して働ける就業環境の整備などを目的としています。

 なお、条例に伴う罰則はありません。

 県は、条例の内容について来月中旬からおよそ1か月間、県民コメントを実施する予定で、12月定例県議会での議案の上程を目指す方針です。

小川町 住人の男性か 雑居ビルで火事 2人の遺体

 25日夜、小川町の4階建ての雑居ビルで火事があり、焼け跡から2人が遺体で見つかりました。

 警察は、遺体が連絡が取れていない住人の男性2人とみて身元の確認を進めています。

 25日午後8時半ごろ、小川町大塚の4階建ての雑居ビルで、3階に住む70代の男性から「4階の部屋から火が出ている」と119番通報がありました。

 警察や消防によりますと、火はおよそ3時間半後に消し止められましたが、ビルの3階と4階から男性2人の遺体が見つかりました。

 火事のあと通報した男性とビルの4階で1人暮らしをしている74歳の男性のあわせて2人と連絡が取れないということです。

 また、通報した男性の72歳の妻はのどにやけどをして病院に搬送されましたが、意識はあるということです。

 警察は、見つかった遺体が住人の男性2人とみて身元の確認を進めるとともに、出火原因を調べています。

埼玉選挙区15人準備 参院選公示まで1週間

 来月3日の参議院選挙の公示まで1週間に迫りました。埼玉選挙区では現職と新人あわせて15人が立候補の準備を進めています。

 改選数4の埼玉選挙区ではこれまでに自民・立憲民主・公明・維新・共産・国民民主・れいわ・社民・参政の9つの政党と諸派・無所属のあわせて15人が立候補を予定しています。

 与野党は参議院選挙に向けて事実上の選挙戦に入っていて、自民党が公約に盛り込んだ現金給付や野党がそろって主張する消費税の減税といった物価高対策が争点となる見通しです。

 参議院選挙は来月3日に公示され、17日間の選挙戦を経て、20日に投開票が行われます。

拉致被害者の救出願う 田口八重子さんの写真展

 北朝鮮による拉致問題に関心をもってもらおうと川口市出身の拉致被害者、田口八重子さんの写真展がきょうから川口市内で始まりました。

 写真展は拉致問題を風化させないよう川口市と「拉致問題を考える川口の会」が毎年、この時期に開いています。

 川口市出身の田口八重子さんは、1978年、22歳で北朝鮮に拉致されました。

 会場には、田口さんの幼いころの写真などおよそ30点が展示されています。

 また、同じ川口市出身で北朝鮮による拉致の疑いがある藤田進さんら特定失踪者4人の写真なども展示されています。

 このほか「拉致問題を考える川口の会」が拉致被害者の救出を求める署名活動を呼びかける様子や2022年、拉致問題被害者家族連絡会がアメリカ大使館に招かれた様子の写真なども紹介されています。

 田口八重子さんの写真展は川口市立中央図書館で今月30日まで開かれています。

白岡八幡神社 「夏越の大祓い」準備進む

 白岡市の白岡八幡神社では、半年間のけがれをはらい残り半年間の無病息災を願う「夏越の大祓い」に向けた準備が進められています。

 「夏越の大祓い」は、邪気をはらうとされる茅を束ねて作られてできた茅の輪をくぐることで、正月から半年間についたけがれをはらい残り半年間を健康に過ごせるよう祈る神事です。

 参拝者は、境内に設置された茅の輪を八の字を描きながらくぐり身を清めます。

 また、若者に神社への関心を持ってもらおうと境内の鳥居にはハート形の茅の輪がくくりつけられています。

 直径はおよそ2.3メートル、幅がおよそ3メートルで、若者からはSNS映えするスポットとして注目されているということです。

 白岡八幡神社の「夏越の大祓い」は今月29日に行われます。

“宇宙を身近に感じよう” 小学校でワークショップ

 宇宙を身近に感じてもらおうと、加須市の小学校で、ワークショップが開かれました。

 加須市は地元産米の種もみをロケットに載せて半年ほど国際宇宙ステーションの日本の実験棟「きぼう」で保管し、帰還後に栽培する「加須宇宙米プロジェクト」を進めています。

 26日は、プロジェクトの一環として「宇宙旅行」を疑似体験してもらうワークショップが加須市立大越小学校で開かれ、児童36人が参加しました。

 講師は、都内に本社を置く宇宙ビジネスのベンチャー企業、「デジタルブラスト」の社員らが務めました。

 はじめに、ロケットは燃料を燃やしてできたガスを出し、その反動で進むことなどが説明されました。

 続いて児童たちは、トイレットペーパーの芯を使った紙筒ロケットを作り、的をめがけて飛ばすゲームに取り組みました。

 児童らはゲームを通して、ロケットがうまく飛ぶには、どの程度の力やバランスが必要かなどを学んでいました。

 また、宇宙飛行士に必要とされる反射神経や集中力を感じてもらおうと、不意に落下してくる定規をすばやくつかむゲームも行われました。