6月23日(月)のニュース

草加市 健診会場でわいせつ行為 79歳医師を逮捕

 去年10月、草加市内の健康診断会場で聴診器を使用した問診の際に30代の女性の体を触るなどのわいせつな行為をしたとして79歳の医師の男が逮捕されました。

 不同意わいせつの疑いで逮捕されたのは、東京都府中市の医師松村英幸容疑者(79)です。

 松村容疑者は、去年10月、草加市内で行われた健康診断会場で、聴診器を使用して胸の音を聞く問診の際に、30代の女性の体を触るなどのわいせつな行為をした疑いが持たれています。

 調べに対し、松村容疑者は「健康診断の触診で触れたかもしれないが故意ではない」と容疑を否認しているということです。

 警察によりますと、同じ健康診断会場にいた複数人から同様の被害の訴えが確認されているということです。

 問診場所は、パーティションで囲われており、周囲からは見えない状況だったということです。

 警察は、松村容疑者の余罪があるとみて捜査しています。

女子高校生誘拐疑い 容疑者「自殺仲間募集」と検索

 県内に住む女子高校生を、山梨県の河口湖駅近くから連れ去り誘拐したとして逮捕された容疑者の男が、事件前スマートフォンで「自殺仲間募集」などと検索していたことが、捜査関係者への取材でわかりました。

 樹海で遺体で見つかった女子高校生は自殺したとみられていて、警察は自殺ほう助も視野に捜査を進めています。

 未成年者誘拐の疑いで23日送検された岐阜県美濃加茂市の職業不詳 覚間悠仁容疑者(21)は、6月8日、県内に住む女子高校生を山梨県の河口湖駅にSNSで誘い出し、青木ヶ原樹海近くの駐車場まで徒歩で連れ去った疑いが持たれています。

 女子高校生は15日、樹海で遺体で発見され、自殺したとみられています。

 覚間容疑者は「一緒に自殺しようと思った」という趣旨の供述をし、容疑を認めています。

 捜査関係者によりますと、自宅から押収された覚間容疑者のスマートフォンで、事件前「自殺仲間募集」「ロープの結び方」などと検索していたことがわかったということです。

 また、事件後には「埼玉行方不明者」などと検索していた履歴が残っていて、警察は、覚間容疑者が事件が発覚したかどうか確認していたとみて詳しく調べています。

全裸男バイクに衝突 殺人未遂疑いで再逮捕

 ことし4月、草加市内の学習塾に全裸の男が侵入し現行犯逮捕された事件で、警察は事件前、バイクの男性に車で衝突したとして、殺人未遂の疑いで男を再逮捕しました。逮捕されるのは5回目です。

 殺人未遂の疑いで再逮捕されたのは、蕨市中央の無職・西村大輔容疑者(48)です。

 西村容疑者は4月21日午後8時50分ごろ、さいたま市緑区の県道で、バイクに乗っていた45歳の会社員の男性に車で後ろから衝突し、殺害しようとした疑いが持たれています。

 男性は全治4週間の重傷を負いました。

 警察は、ドライブレコーダーの映像や現場にブレーキ痕がなかったことなどから、西村容疑者が男性を故意にはねたと判断しました。

 調べに対し、西村容疑者は「殺すつもりはなかったが当たってしまった」と容疑を一部否認しています。

 一方で、動機については「自分自身死のうと思っていた」と供述しているということです。

 西村容疑者が塾に侵入し逮捕されるまでに、ひき逃げなど20件以上の事件や事故が発生していて、一連の事件で1人が死亡、10人が重軽傷を負いました。

 警察は、西村容疑者との関連を引き続き調べています。

県警 参院選に向け選挙違反取締本部設置

 7月3日公示、20日投開票が見込まれる参議院選挙に向け、県警は23日、選挙違反取締本部を設置しました。

 県警本部と県内39の警察署で取り締まりにあたります。

 240人態勢で臨む県警本部では、捜査二課の前に取締本部の看板が掲げられました。

 県警捜査二課によりますと、前回の参議院選挙では公職選挙法に抵触するポスターの掲示やチラシを配ったなどとして、21件の警告を出しました。

 今回は今のところ違反はないということです。

 また、SNSを利用して選挙運動を展開している立候補者が増えていることから、適切な措置がとられているか確認していく方針です。

 県警は「選挙の公正を確保するため、不偏不党、厳正公平な取り締りを推進したい」としています。

深谷出身の武将 畠山重忠しのび献花

 今の深谷市出身の鎌倉時代の武将、畠山重忠をしのび深谷市役所で23日、献花式が行われました。

 献花式は6月22日の畠山重忠の命日にあわせて、毎年、行われています。

 市の関係者や地元の小学生などおよそ150人が参加した式典では、重忠の功績を表現し創作された「重忠太鼓」が披露されました。

 重忠は戦の際、愛馬を背負って崖を降りたという逸話が残されていて、武勇に優れただけでなく誠実な人柄から「武蔵武士の鑑」とも称されています。

 出席者は、郷土の武将をしのびながら花を手向けていました。