6月20日(金)のニュース

連日の暑さ 日本一暑い熊谷の暑さ対策は

 連日、真夏の暑さが続く埼玉県。日本一暑い町として全国的に知られる熊谷市でも、19日この時期としては38年ぶりに3日連続で猛暑日となるなど厳しい暑さとなっています。

 20日の熊谷は、猛暑日にはならなかったものの日中の最高気温が32.5度の真夏日になるなど、6月とは思えない暑さが続いています。

 きびしい暑さにさまざまな対策を行う中、熊谷にはこんなおいしい暑さ対策もあります。

 熊谷の夏の風物詩として多くの人に知られる雪くま。

 2009年にオープンした熊谷市星川にあるホシカワカフェも雪くまを提供する店舗のひとつです。

 星川カフェでは毎年、豆からこだわって入れるエスプレッソを掛けた雪くまを提供していますが、今年からは初の試みとしてアサイーを用いた「ヨーグルトとアサイーの身体に優しい雪くま」も始めました。

「熱中症対策セミナー」

 連日、厳しい暑さが続く中、熱中症への対策を多くの市民に学んでもらおうというセミナーが加須市で開かれました。

 「熱中症対策セミナー」は、加須市と包括連携協定を結んでいる大手製薬会社の大塚製薬から講師を招き開かれたもので、市民らおよそ60人が参加しました。

 はじめに、加須市いきいき健康医療課の担当者が「セミナーを通して熱中症対策の適切な知識を身につけ、対策に取り組んでもらいたい」とあいさつしました。

 続いて、セミナーで講師を務めた大塚製薬の大野高裕さんが本格的な猛暑が到来する前に一日30分程度、「ややきつい」と感じる運動をするなど、暑さに体を慣れさせることが大切だと話しました。

 また、「熱中症は予防法を知り実践すれば防ぐことができる。応急処置を知っていれば後遺症を軽減できる」とし、エアコンの利用やこまめな水分補給など日頃からできる熱中症対策を呼びかけました。

 参加した人たちは熱中症を防ぐ対策を学ぼうと真剣な表情で話に耳を傾けていました。

居住実態なしと認定 入間市議 当選無効

 入間市の選挙管理委員会は、ことし3月に投開票が行われた入間市議会議員選挙で初当選した国民民主党の益田英主氏について、公職選挙法で定める要件を満たしていなかったとして当選の無効を決定したと発表しました。

 入間市の選挙管理委員会によりますとことし3月、別の市議から「市内に居住実態がない」と益田氏の当選無効を求める異議申し立てがあり、審査していました。

 公職選挙法では市議選の被選挙権の要件についてその市に3か月以上、居住実態があることを定めています。

 益田氏は、去年11月に東京都杉並区から入間市に転入していました。

 しかし、去年12月からおよそ2か月間の水道使用量が1立方メートルを超えなかったことや1か月に10日程度しか寝泊まりしていなかったこともあったということです。

 このため市の選挙管理委員会は生活の拠点があったことを示す客観的な根拠がないとして、居住実態はなかったと認定し、当選の無効を決定しました。

 決定に不服がある場合、7月10日までに県選挙管理委員会に審査を申し立てることができます。

 益田氏はテレ玉の取材に対し、「今後については、弁護士と相談して対応する」とコメントしています。

加須市の住宅で火事 焼け跡から1人の遺体

 19日夜、加須市の住宅などが全焼する火事があり、焼け跡から1人が遺体で見つかりました。

 19日午後8時前、加須市中樋遣川の小松原一雄さん(66)の住宅で「家が燃えている」と逃げ出した住人の長女から119番通報がありました。

 火はおよそ14時間半後に消し止められましたが、この火事で木造平屋建て住宅と同じ敷地内にある空き家と納屋、物置が全焼しました。

 警察によりますと、この家には小松原さんと40代の妻、10代の長女と13歳の次女の4人が暮らしていて、火事のあと次女と連絡が取れていないということです。また、小松原さんと妻がやけどなどで病院に搬送されましたが、命に別状はないということです。

 警察は、遺体が次女の可能性とみて身元の確認を進めるともに火事の原因を調べています。

入間市 自転車の女性 トラックにはねられ意識不明

 20日午前、入間市の市道で、自転車に乗っていた女性がトラックにはねられ、意識不明の重体です。

 警察は、トラックを運転していた男を現行犯逮捕し、事故の状況を調べています。

 20日午前8時20分ごろ、入間市宮寺にある市道の信号機付き交差点でトラックと自転車が衝突しました。

 この事故で、自転車に乗っていた所沢市狭山ヶ丘の会社員 秋田朋子さん(49)が頭などを強く打ち、意識不明の重体です。

 警察は、トラックを運転していた坂戸市中小坂の会社員 中村貴光容疑者(48)を、過失運転致傷の疑いで、現行犯逮捕しました。

 調べに対し、中村容疑者は、「事故を起こし、自転車の運転手にけがをさせたことは間違いありません」と容疑を認めているということです。

 警察によりますとトラックが交差点を左折したところ、左側から道路を渡ってきた自転車とぶつかったとみられています。

 警察は、詳しい事故の原因を調べています。

 また、午前10時40分ごろ、飯能市でも十字路交差点でバイクを運転していた市内に住む市川郷伝さん(55)が軽トラックにはねられ、意識不明の重体です。

 警察は、軽トラックを運転していた、狭山市上奥富の会社員後呂和正容疑者(64)を、過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕し、事故原因を調べています。

久喜市 ラベンダーが見頃

 久喜市でラベンダーが見頃を迎え、訪れた人を楽しませています。

 久喜市菖蒲町新堀の菖蒲行政センターの近くには、8900株のラベンダーが植えられています。

 以前、このあたりにはグラウンドがありましたが車の侵入を防ごうと、1993年に冬でも葉を枯らさないラベンダーが植えられたということです。

 当時、北海道に行かなくてもラベンダーが見られることから話題となり、毎年、この時期になると多くの人が訪れるようになりました。

 ことしは例年より3日ほど早く見頃を迎えています。花が短く濃い紫色が特徴のヒドコートと薄い紫色のグロッソの2種類が咲いていて、辺り一面を紫色に染め上げています。

 市によりますとラベンダーは来年度の育成、管理のため来週から株を残して刈り取りが始まるということです。