6月17日(火)のニュース

県内全域で猛暑日 熱中症疑い65歳女性死亡

 17日の県内は強い日差しが照りつけ、県内全域で35度を超える猛暑日となり、ことし一番の暑さとなりました。

 県によりますと、65歳の女性が熱中症の疑いで死亡し109人が病院に搬送されました。

 熱中症の疑いで死者が確認されたのは、ことし初めてです。

 気象庁によりますと、17日は日本の南に中心を持つ太平洋高気圧が西や北側に張り出し、その縁を回って熱帯の暖かい空気が入った影響で、気温が上がりました。

 県内の日中の最高気温は、熊谷で37.2度、鳩山とさいたまで36.3度など、県内全ての観測地点で35度を上回る猛暑日となり、ことし一番の暑さとなりました。

 県や消防によりますと、17日午後4時すぎ、越谷市の共同住宅の駐車場に停車していた車内で「女性が口を開けて反応がない」と、通りがかった男性が見つけ119番通報しました。

 女性は越谷市に住む65歳の女性で、搬送先の病院で死亡が確認されました。

 熱中症とみられています。

 県消防課によりますと、午後5時時点で熱中症の疑いで救急搬送されたのは109人で、このうち70人が65歳以上の高齢者だということです。

 18日も厳しい暑さが続く予想です。

 体が暑さに慣れていないため、熱中症に特に注意が必要です。

 水分や塩分をこまめにとり、室内でもエアコンを適切に使用するなどして熱中症対策を徹底するようにしてください。

女性殺害事件 男 「自殺願望のある人と知り合い殺害」 

 7年前、さいたま市大宮区のマンションで女性が殺害された事件で、殺人の疑いで逮捕された男が「自殺願望のある人とネットで知り合って殺害した」という趣旨の話をしていることが、捜査関係者への取材で分かりました。

 男の部屋からは女性の遺書のようなメモも見つかっていて、警察は男が女性に書かせたとみて調べています。

 この事件は2018年1月4日ごろ、さいたま市大宮区寿能町のマンションで、茨城県に住んでいた宮本果歩さん(当時21歳)が首を絞められるなどして殺害されたもので、殺人の疑いで無職の斎藤純容疑者(31)が逮捕されました。

 捜査関係者によりますと、斎藤容疑者は、「自殺願望のある人とネットで知り合って殺害した」という趣旨の話をしているということです。

 また、斎藤容疑者の部屋からは、宮本さんの名前が記された1月4日付けの遺書のようなメモが見つかっていて、警察は斎藤容疑者が書かせたとみて調べています。

 また、警察は斎藤容疑者が事件当日、宮本さんと大宮駅周辺で合流して徒歩で自宅に向かい、同居していた両親がいないときに宮本さんを家に入れた可能性もあるとみて詳しいいきさつを調べています。

不同意性交などの疑いで逮捕の男性不起訴

 ことし3月、さいたま市大宮区の商業施設で多目的トイレに10代の女性を監禁し、性的暴行を加えたとして不同意性交などの疑いで逮捕された32歳の男性について、さいたま地検は17日付けで不起訴処分としました。

 男性は、JR大宮駅付近でSNSに動画投稿などをする「大宮界隈」と呼ばれるコミュニティーの管理人とみられ、参加者からは「先生」や「おぢ」と呼ばれていました。

 さいたま地検は「警察と共に捜査したが起訴しないとの判断に至った」とコメントしています。

県警通信指令・無線通話技能競技会

 警察署の無線指令担当と現場に駆けつけた警察官が連携し、犯人を迅速に確保するまでの初動対応や無線通話の技能を競う大会が、さいたま市の県警察学校で開かれました。

 3日間であわせて41チームが参加する大会で、初日の17日は県内13の警察署と自動車警ら隊のあわせて14チームが参加し、警察署から指示を送る無線指令担当と、現場で対応にあたる交番勤務員が2人1組となり臨みました。

 競技は、女性が刃物を持った犯人に腹部を刺されたという想定で行われ、制限時間の15分内に通報を受けてから犯人を確保するまで、無線で的確に情報を伝えられるかが審査されます。

 警察署にいる警察官は、現場に駆けつけた警察官から通報者から聞き取った犯人の特徴や付近の防犯カメラの映像を受け取ると、迅速な犯人逮捕に向け現場に指示を出していました。

一時運転見合わせ 東北新幹線午後5時すぎ運転再開

 17日正午前、東北新幹線で、下りの回送列車が宇都宮・那須塩原間で停車しました。

 その影響で東北新幹線は、東京・仙台間で上下線とも運転を見合わせていましたが、午後5時過ぎに運転を再開しています。

 JR東日本によりますと、17日午前11時24分ごろ、東北新幹線下りの回送列車が宇都宮・那須塩原間を走行中に加速できなくなり、そのまま停車しました。

 この影響で、東北新幹線と秋田新幹線の東京・仙台間、山形新幹線の東京・福島間で、上下線とも運転を見合わせました。

 JR東日本は、回送列車を那須塩原駅まで移動させ先ほど午後5時すぎに運転を再開しました。

鴻巣市死亡ひき逃げ事件 無免許運転の33歳男逮捕

 6月10日未明、鴻巣市の県道で自転車の男性がはねられ、死亡した事件で警察は、無免許運転で事故を起こし逃走していたとして三郷市の33歳の男を16日逮捕しました。

 無免許過失運転致死とひき逃げの疑いで逮捕されたのは三郷市上口の自営業矢島良市容疑者(33)です。

 矢島容疑者は、6月10日午前3時半過ぎ、鴻巣市大芦の県道で無免許で乗用車を運転し、自転車で走行していた当時89歳の須貝三郎さんをうしろからはねてそのまま逃げた疑いが持たれています。

 須貝さんは病院に搬送されましたが、搬送先の病院で死亡しました。

 警察によりますと関係者の証言や防犯カメラの映像、現場の遺留品などから矢島容疑者の犯行を特定したとのことです。

 調べに対し、矢島容疑者は「無免許で自転車に乗った人をはねる交通事故を起こし、現場から逃げたことは間違いありません」と容疑を認めています。

 矢島容疑者は数年前から無免許の状態で、警察に通報すると無免許で逮捕されると思い逃げたと供述しているということです。

 警察は詳しい事故の状況などを調べています。

加須市の幼稚園で手打ちうどんづくり

 6月25日の「加須市うどんの日」を前に加須市の幼稚園で、園児たちが地元名物の手打ちうどんづくりに挑戦しました。

 手打ちうどんづくりは、子どもたちに食への興味や関心を持ってもらおうと加須幼稚園で初めて企画されました。

 参加した園児たちは、はじめに、小麦粉に塩水を混ぜたうどんの生地をこねていきます。

 このあと、こねた生地にコシを出すために袋に入れて一生懸命に足で踏んでいました。

 出来上がったうどんはお土産として自宅に持ち帰り、家庭で味わうということです。

パフォーマンス集団「STOMP」が特別公演

 17日世界的パフォーマンス集団「STOMP」がさいたま市立大宮国際中等教育学校で特別公演を行いました。

 来校したのは、モップやマッチ、ドラム缶など身の回りにあるもので音を出し踊るパフォーマンス集団「STOMP」です。

 大宮国際中等教育学校では、もし青年海外協力隊として電気の使えない地域に行った際、どのように祭りを盛り上げるかという設定のもと、おととしから高校2年生の体育の授業で、STOMPのパフォーマンスを取り入れています。

 迫力のあるSTOMPのパフォーマンスに生徒たちは、歓声をあげたり、手拍子で参加したりして、会場内は大きな盛り上がりを見せていました。

 生徒たちは今回見たパフォーマンスを参考にして11月に予定されている発表会に向けて練習を重ねるとのことです。