県内全域で猛暑日 熱中症疑い65歳女性死亡
17日の県内は強い日差しが照りつけ、県内全域で35度を超える猛暑日となり、ことし一番の暑さとなりました。
県によりますと、65歳の女性が熱中症の疑いで死亡し109人が病院に搬送されました。
熱中症の疑いで死者が確認されたのは、ことし初めてです。
気象庁によりますと、17日は日本の南に中心を持つ太平洋高気圧が西や北側に張り出し、その縁を回って熱帯の暖かい空気が入った影響で、気温が上がりました。
県内の日中の最高気温は、熊谷で37.2度、鳩山とさいたまで36.3度など、県内全ての観測地点で35度を上回る猛暑日となり、ことし一番の暑さとなりました。
県や消防によりますと、17日午後4時すぎ、越谷市の共同住宅の駐車場に停車していた車内で「女性が口を開けて反応がない」と、通りがかった男性が見つけ119番通報しました。
女性は越谷市に住む65歳の女性で、搬送先の病院で死亡が確認されました。
熱中症とみられています。
県消防課によりますと、午後5時時点で熱中症の疑いで救急搬送されたのは109人で、このうち70人が65歳以上の高齢者だということです。
18日も厳しい暑さが続く予想です。
体が暑さに慣れていないため、熱中症に特に注意が必要です。
水分や塩分をこまめにとり、室内でもエアコンを適切に使用するなどして熱中症対策を徹底するようにしてください。