6月5日(木)のニュース

女子生徒とみだらな行為 男性教諭を懲戒免職処分

 県教育委員会は、勤務先の学校内で女子生徒に対しみだらな行為をしたとして公立高校の32歳の男性教諭を5日付けで懲戒免職処分としました。

 県教育局によりますと、県南部地区の公立高校に勤務する32歳の男性教諭は、ことし1月31日午後9時50分ごろから10時20分ごろにかけて、校内の面談室で自身が勤める高校に通う女子生徒に対し、みだらな行為をしたということです。

 女子生徒が3月、学校側に申告し発覚しました。県教育局の聞き取りに男性教諭は、面談で2人きりになり「流れでやってしまった」と話しているということです。

 また、行為については、2人とも同意していたということです。

虚偽の申告で約1375万円をだまし取った女逮捕

 インターネットで確定申告や納税を行うシステムを利用して現金およそ1375万円をだまし取ったとして警察は、45歳の女を逮捕しました。

 詐欺の疑いで逮捕されたのは、さいたま市北区の団体職員小金沢ちあき容疑者(45)です。

 小金沢容疑者は、2019年2月から21年1月にかけてインターネットで確定申告や納税を行うシステムeーTaxを利用し、虚偽の内容の確定申告書などを提出し、国税局から所得税の還付金として現金およそ1375万円をだまし取った疑いが持たれています。

 警察によりますと、小金沢容疑者は、音楽関係のアドバイザーを名乗り、実在する音楽関係の会社から所得を得たという虚偽の申告書を提出していました。

 警察の調べに対し、小金沢容疑者は「うその確定申告をして還付金を受け取ったことは間違いないが犯罪だとは思っていなかった」と容疑を一部否認していて、「金銭的に生活が困窮していた」などと話しているということです。

川口市タクシー強盗事件 被告に懲役23年求刑

 去年5月、川口市でタクシーの運転手に拳銃を発砲し現金を奪おうとしたとして、強盗殺人未遂などの罪に問われている男の裁判員裁判で検察側は懲役23年を求刑しました。

 起訴状などによりますと、川口市の無職 瀬川好一被告(69)は去年5月、川口市の路上で停車中のタクシーの車内で、運転手の男性に拳銃を突きつけて「金を出せ」などと脅し、応じなかった男性に発砲して重傷を負わせたとして、強盗殺人未遂などの罪に問われています。

 初公判で瀬川被告は「強盗目的はなかった」と、起訴内容の一部を否認していました。

 5日の論告求刑公判で検察側は、瀬川被告が拳銃のスライドを引いた状態でポケットに入れていたことや生活に困窮し知人に強盗を持ちかけていたことなどから「強盗目的があった」と指摘し、懲役23年を求刑しました。

 一方、弁護側は瀬川被告が被害者を撃った後、車内を物色していなかったことなどから「強盗目的ではなかった」とし、懲役12年が相当と主張しました。

 最終意見陳述で瀬川被告は「被害者にあのようなけがをさせてしまい、大変後悔しています。住民の皆さまにも恐怖を与えたことを反省しています」と述べました。

 判決は、6日言い渡されます。

八潮市道路陥没 県 下水道管仮復旧などに39億円

 大野知事は、6月12日に開会する6月定例県議会に提出する15議案を発表しました。

 八潮市の道路陥没事故で破損した下水道管の仮復旧などに39億円の補正予算案を計上しています。

 県は、八潮市の道路陥没事故で破損した下水道管の仮復旧をはじめ、工事に伴う通行規制で休業や売り上げが減少する店舗の補償などに39億円の補正予算で対応します。

 これまでにかかった復旧工事に関する費用は、総額でおよそ187億円にのぼります。

 また、一般会計補正予算案には58億6000万円余りを計上しました。

 この中では、高校の授業料無償化の先行措置として、これまで就学支援金制度の対象外だった年収およそ910万円以上の世帯の高校生を対象に、臨時の支援金を支給します。

 6月定例県議会は6月12日に開会し、一般質問などを経て7月2日に閉会します。

さいたま市 一般会計補正予算案24億円余

 清水市長は、6月11日に開会する6月定例市議会に提出する24億2500万円余りの一般会計補正予算案など32議案を発表しました。

 一般会計補正予算案には、高齢者や障害者施設、それに保育所などが事業を継続できるよう光熱費などの負担を軽減するための支援金として7億3800万円余りを盛り込みました。

 また、5月に行われた市長選挙で、市民から物価高対策を求める声が多かったことを受け、清水市長は「効果的な家計負担軽減策を国の動向も注視しながら対応している。内容を精査し、6月定例会中で議案提出を目指し準備を進めている」と述べました。

 一方、八潮市で発生した道路陥没事故を受け、同様の事故を防ぐため下水道管の全国特別重点調査を行う費用として、2億2400万円余りを計上しています。

埼玉経済同友会 新代表幹事選任などを承認

 県経済の発展に貢献することなどを目的に設立された埼玉経済同友会の通常総会が5日、さいたま市内で開かれ、今年度の事業計画などが承認されました。

 総会には、県内企業の社長や会長をはじめとしたおよそ150人の会員が出席しました。

 戸所邦弘代表幹事は「私たちが当たり前に享受していた安心・安全が根底から覆るという時代に突入していると言っても過言ではない中、安心・安全に暮らせる社会の実現に向けて何ができるかを考え、行動する1年にしたい」と挨拶しました。

 このあと、昨年度の事業報告や今年度の事業計画など5つの議案について審議が行われ、すべて原案通り承認されました。

 また、ことしは役員の改選が行われ、新しい代表幹事に埼玉りそな銀行の福岡聡社長とテレビ埼玉の平本一郎相談役が選出されました。

参院選埼玉選挙区 社民 新人の高井氏が出馬表明

 夏に行われる参議院選挙の埼玉選挙区に、社民党の新人 高井環氏(54)が出馬を表明しました。

 神奈川県横須賀市出身の高井氏は、神奈川県の公立の中学校や高校で臨時教員を15年以上勤めてきました。

 おととしの横須賀市議会議員選挙に出馬しましたが落選し、今回、初めて国政選挙に挑戦します。

   また、高井氏は選挙戦で食料や医療費の消費税ゼロパーセントの早期実現や、シングルマザーなど女性が抱える問題を解決するため、女性支援法の見直しを訴えたいとしています。

確定申告のデジタル化PR 浦和レッズに感謝状

 インターネットで確定申告ができるサービスの利用を長年にわたり呼びかけ、普及につなげてきたとして、浦和税務署から浦和レッズに感謝状が贈られました。

 贈呈式では、浦和税務署の谷田川成揮署長から浦和レッズの田口誠社長に感謝状が手渡されました。

 浦和レッズは2010年から、スマートフォンなどで確定申告ができる「eーTax」をPRする広報ポスターの作製に協力しています。

 また、去年11月には浦和レッズレディースの3人の選手がデジタル化推進大使と一日税務署長に任命され、納税のデジタル化を呼びかけるなど普及に貢献しました。

 関東信越国税局によりますと、昨年度「eーTax」を利用して確定申告をした人は県内で7割を超えていて、浦和税務署は今後も浦和レッズに協力を依頼したいとしています。

三郷市 団地の一室で男性死亡 45歳の息子逮捕

 4日午前、三郷市の団地の一室で、74歳の男性が顔から血を流し死亡していたのが見つかった事件で、警察は男性の顔を殴るなどの暴行を加えたとして45歳の息子を逮捕しました。

 傷害の疑いで逮捕されたのは、無職の峰藤明容疑者(45)です。

 警察によりますと、峰藤容疑者は6月1日午後7時35分ごろから4日の午前11時35分ごろまでの間、三郷市彦成の団地の一室で74歳の父親の顔を殴るなどの暴行を加え、けがを負わせた疑いが持たれています。

 父親と連絡が取れなくなった40代の長女が、4日、部屋を訪れたところ父親があおむけで顔から血を流して倒れているのが見つかり、その場で死亡が確認されたということです。

 警察の調べに対し、峰藤容疑者は「父の顔を殴ったことは間違いない」と話し、容疑を認めているということです。

 また、動機について峰藤容疑者は「父から怒鳴られたことが原因」と話していて、警察が詳しい状況を調べています。

浦和レッズレディース 「知事杯」優勝を報告

 「WEリーグ」の県内3チームが争う「知事杯」で3連覇した浦和レッズレディースが、大野知事に優勝を報告しました。

 キャプテンの柴田華絵選手は「リーグ優勝できず悔しい思いをしたが、来シーズンは優勝できるように頑張りたい」と述べ、知事杯で3連覇を成し遂げながらも来シーズンに向け強い決意を示しました。

 これに対し大野知事は「WEリーグでの忘れ物があったかもしれないが、知事杯で大変立派な成績を残されて誇らしい」と、選手たちの活躍を称えました。

 そして、大野知事から知事杯の優勝トロフィーと知事直筆のメッセージが入ったシャツが贈られました。