5月26日(月)のニュース

政令市で全国最多 さいたま市長選挙 清水氏5選

 現職と新人4人の争いとなったさいたま市長選挙は25日投開票が行われ、現職の清水勇人さんが5回目の当選を果たしました。

 現職の政令市長で当選5回は全国最多です。

 さいたま市長選挙の開票結果です。

 清水勇人(無所属・現)177,217

 沢田良(無所属・新)97,160

 西内聡雄(諸派・新)55,395

 小袋成彬(無所属・新)32,836

 加川義光(共産・新)25,946

 投票率は35.78%で前回=4年前を7.08ポイント上回りました。

 さいたま市選挙管理委員会は25日夜、見沼区が市選管に報告した投票者数に誤りがあったとして、投票率を35.76%から35.78%に訂正しました。

 清水さんは63歳。衆院議員の秘書を経て県議を2期務めました。

 2009年のさいたま市長選挙に立候補し現職を破って初当選したあと市長を4期16年務めてきました。

清水氏に当選証書

 さいたま市長選挙翌日の26日、市の選挙管理委員会の大倉浩委員長から清水さんに当選証書が手渡されました。

 清水さんは27日から5期目の市政運営をスタートさせます。

88歳の男 初公判 郵便局立てこもり 殺意否認

 おととし10月、蕨市の郵便局に立てこもり警察官に拳銃を発砲し女性局員を人質に取ったとして、殺人未遂などの罪に問われている男が26日さいたま地裁で開かれた初公判で起訴内容の一部を否認しました。

 起訴状などによりますと、鈴木常雄被告(88)はおととし10月、戸田市の自宅アパートに放火したあと、戸田市の病院に向けて発砲し飛び散った窓ガラスや弾丸の破片で医師と患者のあわせて2人にけがをさせたとしています。

 さらに、蕨郵便局で職員2人を人質に取って立てこもり、警察官に向けて発砲したなどとして殺人未遂などの罪に問われています。

 26日の初公判で、鈴木被告は殺意について「そんな気持ちは一切ない」と否認しました。

 検察側は冒頭陳述で鈴木被告は「病院や郵便局と以前トラブルがあり、報復を考えた」と指摘した上で、事件の3か月以上前からポリタンクやガソリンなどを準備していたことを説明しました。

 一方、弁護側は「腹いせに拳銃を使って驚かすのが目的」で、「発砲したとき、人を殺したいと全く思っていなかった」と、反論しました。

 判決は、6月4日に言い渡されます。

特殊詐欺被害を防げ 落語家の吉原朝馬さん 公演

 特殊詐欺被害を防ごうと著名人で結成されたSOS47のメンバーで警察庁特別防犯支援官の落語家の吉原朝馬さんが26日川越市で特殊詐欺を題材とした公演を行いました。

 川越市総合福祉センターで行われた公演には、川越市民生委員などおよそ200人が参加しました。

 参加者を前に、吉原さんは、運転ボランティア活動をしているなかで、最近、変な電話がかかってくるという人が増えた話から特殊詐欺の手口などを笑いを交えながら話しました。

 その後、警察官からことしはじめから4月末までの4か月間で県内の特殊詐欺被害件数は546件、被害総額は22億5443万円となり、去年より増えているといった話がありました。

 また、特殊詐欺の犯行電話のおよそ6割が国際電話ということで、国際電話がかからなくなる手続きについて説明があり、実際にその場で申し込む人もいました。

さいたま市長選挙開票結果

 さいたま市長選挙【選管確定】

 清水勇人(無所属・現)【当選】 177,217

 沢田良(無所属・新) 97,160

 西内聡雄(諸派・新) 55,395

 小袋成彬(無所属・新) 32,836

 加川義光(共産・新) 25,946

 投票率 35.78%