5月22日(木)のニュース

6年前のコンビニ強盗 男「過去の罪を清算したい」

 6年前、川口市で起きたコンビニ強盗事件で、30代の男が強盗の疑いで逮捕されました。

 男は「過去の罪を清算したい」などと話し、川口警察署に自首してきたということです。

 強盗の疑いで逮捕されたのは、住所不定・無職の斎藤靖訓容疑者(34)です。

 警察によりますと、斎藤容疑者は2019年10月8日午前2時前、ファミリーマートかわぐち飯塚店で、男性店員に包丁を突きつけ「早くお金を出して」と脅し、現金3万5000円を奪った疑いが持たれています。

 斎藤容疑者は21日夜、川口警察署に1人で訪れ「過去の罪を清算したい」などと話し自首したということで、警察はその後の供述や当時の防犯カメラの映像などから、犯行に関わっている疑いがあるとして逮捕しました。

 警察の調べに対し「コンビニ店員に包丁を突きつけて、金を出すように脅して現金を奪ったことは間違いない」と、容疑を認めているということです。

 斎藤容疑者は事件発生の4日後、同じ店舗で起きた強盗事件への関与をほのめかしていて、警察が関連を調べています。

ドラム缶女性死体遺棄事件 「カッとなって殺した」

 4月、吉川市のリサイクル会社で、ドラム缶の中から女性の遺体が見つかった事件で、死体遺棄の疑いで逮捕され、22日送検された女性の夫が、「2011年夏ごろ、妻と口論になりカッとなって殺した」という趣旨の供述をしていることが、捜査関係者への取材で分かりました。

 22日、死体遺棄の疑いで送検されたのは、住所不定・無職の保谷仁容疑者(50)です。

 警察の調べによりますと、保谷容疑者は、2011年9月中旬ごろから、ことし2月15日の間に、所沢市のトランクルームに、当時39歳の妻・美治さんの遺体をドラム缶の中に入れて遺棄した疑いが持たれています。

 捜査関係者によりますと、保谷容疑者は、「2011年夏ごろ、妻と口論になりカッとなって殺した」という趣旨の供述をしていることが分かりました。

 警察は、保谷容疑者が、遺体の処分に困り、ドラム缶に隠し入れ、トランクルームを契約し、遺体を遺棄したとみて調べるとともに、殺人や傷害致死の疑いも視野に捜査を進めています。

介護職員合同入職式

 この春から県内の介護施設などで働き始めた職員の合同入職式がさいたま市で開かれました。

 県は12年前から合同の入職式を開いていて、ことしは介護事業所などに新たに入職した87人が参加しました。

 式では、大野知事が「介護の仕事は、やりがいと責任があるからこそ感謝をされる仕事。仕事の醍醐味を感じながら介護のプロフェッショナルの意識を高く持ち頑張っていただきたい」と激励し、新入職員への期待を込めたメッセージカードを代表者に手渡しました。

 これを受け、職員代表の田中龍聖さんは「これまで培った経験を生かし、社会人として一人前になるべく日々精進していきたいと思います」と誓いの言葉を述べました。

 また、長年にわたり介護の仕事に貢献してきたとして勤続年数10年と20年の職員あわせて521人が表彰され、代表者に表彰状が手渡されました。

4月の景気動向 3か月ぶりに悪化

 先月、4月の県内の景気動向指数は前の月を1.3ポイント下回り3か月ぶりに悪化したことが帝国データバンク大宮支店の調査で分かりました。

 調査は、先月16日から30日にかけて県内企業1001社を対象にインターネットで行われ、回答率は39.8パーセントでした。

 調査によりますと、先月の県内の景気動向指数は42.3で、前の月を1.3ポイント下回り、3か月ぶりに悪化しました。

 規模別では、「大企業」が2.1ポイント増の46.8、「中小企業」は1.7ポイント減の41.7、このうち「小規模企業」は1.3ポイント減の41.0となっています。

 帝国データバンク大宮支店は「企業からの声として『トランプ関税』という文字が多数見られ、業界を問わず警戒感が高まっている。」とした上で、「マイナス面でとらえる企業が多いものの『様子見』とする声も聞かれもう少し時間が経過しないと判断が難しいとの見方が少なくない」としています。

魅力を発信 上里町とNEXCO東日本が連携協定

 上里サービスエリアを県の北の玄関口として地域の魅力を発信する場所にしようと上里町とネクスコ東日本が、22日、連携協定を結びました。

 22日の締結式には上里町の山下博一町長と東日本高速道路関東支社高崎管理事務所 都丸武樹所長、それに、ネクスコ東日本エリアトラクトの吉見秀夫社長が出席しました。

 協定は、観光・物産分野について上里サービスエリアで上里ブランド認定品の販売や地域情報の発信のほか、サービスエリアや町のイベントなどでお互いにPRすることなどを行うとしています。

 締結にあたり、山下町長は、「上里サービスエリアが地域のショーウィンドウとなることを目指す」と話しました。

 上里町山下博一町長
 「サービスエリアを目的地として来ていただいて、地域の観光、物産、文化、歴史というところを上里町として活用していきたいと思っています」

太田りゆ選手 キラリ☆あげおPR大使 就任

 上尾市出身で自転車競技選手の太田りゆ選手が上尾市の魅力を市内外に発信するキラリ☆あげおPR大使に就任しました。

 22日の委嘱式には、太田りゆ選手と所属するチームを運営するブリヂストンサイクルの蓮沼利幸副社長らが出席しました。

 委嘱式では、畠山稔上尾市長から太田選手に委嘱状とたすき、パネルが贈呈されました。

 太田選手はパリ2024オリンピック女子ケイリンで日本人史上最高位の9位となるなど活躍しています。

 畠山市長は、太田選手の活躍に触れながら「選手としての活躍だけでなく、日頃から母校への訪問など地域貢献に尽力いただき、ありがとうございます。

 これからも活躍して上尾市のPRにつなげてください」と話しました。

 これに対し、太田選手は「デビューのときに頑張ったらPR大使になれるかなと思い描いていたことが現実になりました。

 上尾市のPRにつなげていけるように頑張りたいです」と答え、キラリ☆あげおPR大使としての活動に意欲をみせました。

絶滅危惧種 ヒメザゼンソウ開花

 絶滅危惧種として県のレッドリストに登録されている植物、ヒメザゼンソウがさいたま緑の森博物館で咲き始めました。

 「ヒメザゼンソウ」は、真ん中に鎮座する花や、その回りを包む仏炎苞と呼ばれる部分が、仏さまが座禅をして光が差し込む様子に似ていることから名付けられたとされています。

 入間市のさいたま緑の森博物館では、5月19日頃から咲き始めました。「ヒメザゼンソウ」は、湿気の多い所に咲き大きさが手の親指ほどの小ささで、周りの葉に隠れてしまうため、博物館では来場者が見つけやすいよう、説明書きが貼ってあります。

 今年の開花時期は、例年よりもやや早く、多いときには十数株のヒメザゼンソウを楽しむことができます。

 さいたま緑の森博物館の「ヒメザゼンソウ」は、6月のはじめまでが見頃ですが、6月の下旬までは花を楽しむことができるのではないかということです。