5月21日(水)のニュース

ベトナム国籍の男 液状大麻を密輸の疑いで追送検

 液状の大麻およそ5キロを密輸したとして、ベトナム国籍の男が21日、追送検されました。

 追送検されたのはベトナム国籍で川口市仲町に住む専門学校生、レ・ヴァン・フン容疑者(21)です。

 レ容疑者は、ほかの人物と共謀して去年10月、タイから液状の大麻およそ5キロを密輸した疑いが持たれています。

 液状の大麻はシャンプーの容器に隠して国際宅配便で成田空港に到着し、川口市内の自宅に届くようになっていましたが、東京税関の職員が発見したということです。

 警察は捜査に支障があるとして、レ容疑者の認否について明らかにしていません。

 警察によりますと組織的犯行とみられ、レ容疑者は国内での受け取り役ということです。

 警察は密輸の実態解明に向けて捜査しています。

2日連続で真夏日 厳しい暑さ続く

 2日連続の真夏日です。

 21日の県内は朝から強い日差しが照りつけて気温があがり、20日に続き8つの観測地点すべてで30度を超える真夏日となりました。

 21日の県内は、上空に暖かい空気が流れ込み強い日差しが照りつけた影響で、気温が上昇しました。

 日中の県内の最高気温は鳩山で32.4度、熊谷で32.2度、寄居で31.9度と、20日に続き真夏日となり、鳩山と寄居はことし最高を更新しました。

 22日は21日ほど気温はあがりませんが、それでも6月下旬ごろの陽気となり蒸し暑くなりそうです。

 この時期は体が暑さになれていないため、エアコンを適切に使用したり、こまめに水分を補給したりするなど熱中症に注意してください。

吉川でドラム缶内に女性遺体 死体遺棄疑いで夫逮捕

 4月、吉川市のリサイクル会社で、ドラム缶の中から女性の遺体が見つかった事件で、警察は21日、死体遺棄の疑いで女性の夫を逮捕しました。

 男は、女性の殺害をほのめかす供述もしていて、警察は殺人事件などを視野に捜査を進める方針です。

 逮捕されたのは、住所不定・無職の保谷仁容疑者(50)です。

 警察の調べによりますと、保谷容疑者は2011年9月中旬ごろから、ことし2月15日の間に、所沢市のトランクルームに、当時39歳の妻・美治さんの遺体をドラム缶の中に入れて遺棄した疑いが持たれています。

 警察の調べに対し、保谷容疑者は「私がやったことで間違いありません」と容疑を認めているということです。

 保谷容疑者は、美治さんの殺害をほのめかす供述もしていて、警察は、殺人事件なども視野に50人態勢の特別捜査班を設置し、詳しく調べています。

関東地方知事会議 国に上下水道対策の推進要望

 東京や埼玉など1都9県による関東地方知事会議が都内で開かれ、八潮市で発生した道路陥没事故を受け、国に対し上下水道の耐震化や老朽化対策の推進を求めることで合意しました。

 ことし1月に発生した八潮市の道路陥没事故では、県が12の市と町のおよそ120万人に対し下水道の使用自粛を求めるなど、住民生活に大きな影響が出ました。

 要望では、国が検討している国土強靱化実施中期計画に、上下水道の耐震化と老朽化対策を位置付け十分な予算を確保することなどを求めています。

 提案した長野県の阿部守一知事は、下水道の今後の老朽化を懸念したうえで「維持・更新をすることが、暮らしを支えるうえで大変重要だ」と述べました。

 また、大野知事は破損した下水道管や周辺道路の復旧などにかかる費用は、およそ300億円規模と想定されることを明らかにし、国の支援の必要性を訴えました。

“配慮を欠いた校歌指導” 日吉教育長 再発防止へ

 県立高校で上級生が新入生に対し校歌や応援歌の歌い方を指導する際、大声でどなりつけるなどの配慮を欠いた指導が行われていたことを受け、日吉亨教育長は、21日の定例会見で再発防止に努める考えを示しました。

 校歌などの指導をめぐっては去年5月、県立浦和高校で上級生が新入生に対して、高圧的ともいえる指導が行われているとの情報が県教育委員会に寄せられました。

 これを受け、県教育委員会はすべての県立高校137校を対象に、昨年度までの3年間の校歌の指導状況などを問うアンケート調査を行いました。

 その結果、8つの高校で上級生による「校歌指導」が行われ、このうち浦和高校、川越高校、松山高校の3校で、▼上級生が新入生に大声でどなりつける▼個別に指名して1人で歌わせる▼竹刀で床をたたくなどの行為があったということです。

 こうした行為について生徒や保護者からは改善を求める意見が上がっていて、今年度までに改善されたということです。

 21日の定例会見で日吉亨教育長は、上級生による校歌指導が行われていた8校では教員が立ち会っていたことなどを説明しました。

 そのうえで、配慮を欠いた指導が行われた件については「古くから行われた活動が、今の指導に合わなくなってきている」と述べました。

 今後は、県教育委員会から各学校の校長に対して、校歌指導をする際は威圧的な言動をしないことや人権に配慮することを求めるとしています。

県警「嘱託警察犬」嘱託式

 県警の要請を受け、事件の捜査や行方不明者の捜索にあたる嘱託警察犬の審査会で合格した嘱託警察犬の所有者と指導士に、嘱託書が手渡されました。

 嘱託式には、4月3日と4日に行われた審査会で合格した嘱託警察犬72頭の指導士と所有者が出席し、菅谷大岳刑事部長から嘱託書が手渡されました。

 菅谷刑事部長は「極めて優れた嗅覚を持つ警察犬だけが、『臭いからの捜査』を可能にしている。積極的な出動を大いに期待している」と挨拶しました。

 これを受け、指導士代表の羽鳥文仁さんは「大きな責任のもと、献身性を持って活動していきたい」と決意を述べました。

 県警鑑識課によりますと、去年1年間に「嘱託警察犬」が出動したのは142件で、このうち135件が行方不明者の捜索、7件が事件の捜査でした。

 嘱託警察犬と指導士は、6月1日から1年間、県警からの依頼を受けて任務にあたります。

所沢産狭山茶の新茶の仕上がり具合を報告

 所沢市の特産品である狭山茶の新茶が仕上がり、市の茶業協会が小野塚市長に仕上がり具合を報告しました。

 所沢市茶業協会の関隆治会長は、雨が多く出来高が悪いかと心配していたが、次第に天気に恵まれて生育が良くなり収穫量も多かったと述べました。

 そして「ことしもおいしい新茶を市民のみなさんにお届けできる機会に恵まれうれしいです」と、小野塚市長に伝えました。

 これに対し小野塚市長は、大阪万博にも出品されている所沢市の狭山茶が国内だけでなく、海外にも広まればと期待を寄せました。

 また、市役所の市民ホールで開かれた所沢産新茶の発表会では、試飲や飲み比べ、それに茶業者による茶葉の販売が行われ、訪れた人たちが楽しんでいました。

きれいな街でおもてなし「TEAM大宮」が清掃活動

 大宮駅や区役所の職員、それに商業施設の社員などで結成された「TEAM大宮」が、21日朝、JR大宮駅周辺をきれいにしようと清掃活動に取り組みました。

 「TEAM大宮」は2015年に結成して以来、地域の活性化を目指し、駅周辺での清掃活動を年に4回、行っています。

 28回目となる21日は、イベントなどで大宮駅周辺を訪れる人たちをきれいな街でもてなしたいと、およそ200人が参加し、駅の東口と西口に分かれて清掃しました。

 参加者は8リットルサイズのゴミ袋を手に、落ちているゴミを拾い集めると、10分ほどでいっぱいになっていました。