5月20日(火)のニュース

白岡市役所での火事 近隣6市町の首長から見舞金

 5月6日に発生した白岡市役所の火事を受けて、近隣の市や町の首長らが20日、白岡市を訪問し、お見舞い金を渡しました。

 白岡市役所は、5月6日未明に発生した火事により、税務課や市民課などがある庁舎1階部分の一部、およそ800平方メートルが焼け、一部業務が制限されるなど、市民への対応に影響が出ました。

 市は、市役所に隣接する2つの施設に臨時窓口を設置するなどし、業務を行っています。

 そのような中で20日、久喜市など近隣の市や町の首長ら合わせて6人が、現場視察などを行うため、白岡市役所を訪ねました。

 視察に先立ち、6つの市や町を代表して梅田修一久喜市長が、藤井栄一郎白岡市長に、お見舞い金、合わせて60万円を贈呈しました。

 その後、火事のあった本庁舎内を視察し、藤井市長から現場の状況などの説明を受けました。

八潮市母親殺害事件 息子を20日から鑑定留置

 4月、八潮市のマンションで、同居する73歳の母親に暴行を加えたうえ刃物で殺害したとして、逮捕された44歳の息子について、さいたま地検は、20日からおよそ3か月の予定で、刑事責任能力の有無を調べる鑑定留置を開始しました。

 警察によりますと、八潮市浮塚の会社員 昼間ニコラ光一容疑者(44)は、4月17日、自宅で、同居する母親の朱見さんに足蹴りするなどの暴行を加えた上、刃物で複数回刺し殺害した疑いが持たれています。

 当時警察の調べに対し、昼間容疑者は、「母親は死んでいない」と容疑を否認していました。

 さいたま地検は、20日からおよそ3か月の予定で、昼間容疑者の刑事責任能力の有無を調べる鑑定留置を開始しました。

一番の暑さ ことし初の真夏日

 20日の県内は朝から強い日差しが照りつけ広い範囲で気温が上昇しました。

 日中の最高気温は県内8か所すべての観測地点で、ことし初めて30度を超える真夏日となりました。

 20日の県内は上空に夏場のような暖かな空気が流れ込んだこともあり、午前中から気温が上昇しました。

 日中の県内の最高気温は、熊谷で32.5度、秩父、鳩山で32.3度など県内8か所すべての観測地点でことし初の真夏日となりました。

 熊谷地方気象台によりますと、21日も最高気温は熊谷やさいたまで真夏日になる予報です。

 外出の際は、日傘や帽子などで日差しを避けたり、こまめに水分補給をしたりするほか、室内では適切に冷房を使うなどして、熱中症対策を心がけるようにしてください。

男子高校生2人 放火の疑いで逮捕

 5月8日にさいたま市岩槻区のファミリーレストランののぼり旗と植木に火をつけたとして、男子高校生2人が逮捕されました。

 建造物等以外放火の疑いで逮捕されたのはさいたま市岩槻区に住む16歳の男子高校生とさいたま市見沼区に住む16歳の男子高校生です。

 2人は、5月8日、さいたま市岩槻区東岩槻のファミリーレストランののぼり旗と植木に火をつけた疑いが持たれています。

 警察は、防犯カメラの映像を解析するなどして、2人の犯行を特定しました。

 警察は捜査に支障があるとして、2人の認否を明らかにしていません。

 また、5月8日には被害のあったファミリーレストランからおよそ190メートル離れたさいたま市岩槻区諏訪のゴミ集積所でビニール製のネットとシートが燃える不審火が確認されています。

 警察は、連続放火の疑いもあるとみて関連を調べています。

首都高6人死傷事故初公判 起訴内容認める

 戸田市の首都高速道路で去年5月、トラックが乗用車に追突するなどして、3人が死亡、3人が重軽傷を負った事故で過失運転致死傷の罪に問われたトラック運転手の男は東京地裁の初公判で起訴内容を認めました。

 起訴状によりますと、降籏紗京被告(29)は発熱で体調を崩していたにもかかわらず、事故を起こすことはないと安易に考え、去年5月14日、午前7時半ごろ首都高池袋線下り線で渋滞で停車していた乗用車に追突する事故を起こしたとされています。

 20日の初公判で降籏被告は起訴内容を認めました。

 このあとの冒頭陳述で検察側は勤務先に借金があった被告は迷惑をかけられないとの思いから、事故当日に市販の風邪薬を服用し出勤したと指摘しました。

 また、事故直前には右手でハンドルを操作しながら、左手でスマートフォンを操作し、知人女性にLINEでメッセージを送っていたとも述べました。

県の魅力や農産物をSNSでPR アンバサダーなど任命

 県の魅力や、県産農産物などをSNSを通してPRする「埼玉県広報アンバサダー」と「埼玉わっしょい大使」の任命式が行われました。

 20日の任命式には、21組22人が参加、大野知事から1人ずつ任命書が交付されました。

 インスタグラムを活用して県の魅力などを発信する「埼玉県広報アンバサダー」には、20組21人が任命されました。

 このうち、毎日埼玉グルメを発信している埼玉グルメさんやZ世代目線で埼玉の食やお出かけスポットを紹介しているにっこり埼玉さんなど5人が今回新しく任命されました。

 また、インスタグラムを通じて県産農産物をPRする「埼玉わっしょい大使」には、「埼玉県広報アンバサダー」との兼任者4人を含む5人が任命されました。

 その後の意見交換会では県産のトマトジュースを飲みながら、それぞれの活動を報告するとともに、大野知事に要望などを伝えました。

 最後に、大野知事は「埼玉県はとても魅力のある県だと思いますので、みなさんなりの視点を生かして、埼玉県の魅力を発信してください」と話しました。

 埼玉県広報アンバサダーと埼玉わっしょい大使の任期は来年の5月31日まででインスタグラムで情報発信をするほか、県広報紙の動画制作や生産者への取材なども行います。

参院選埼玉選挙区 NHK党の山田信一氏 出馬表明

 ことしの夏に行われる参議院選挙の埼玉選挙区に政治団体「NHK党」の山田信一氏(53)が出馬する意向を表明しました。

 草加市出身の山田氏は、NHK党の浜田聡参議院議員の公設第二秘書を務めています。

 20日の記者会見で山田氏はNHK党の国政政党への復帰を目指すと述べました。

 参議院選挙をめぐっては、現職の議員では自民党が古川俊治氏(62)、公明党が矢倉克夫氏(50)、立憲民主党が熊谷裕人氏(63)、共産党が伊藤岳氏(65)の公認をそれぞれ発表しています。

 また、新人では、参政党が元飯能市議の大津力氏(53)の公認を発表しているほか、県議の江原久美子氏(54)が国民民主党公認での出馬を表明しています。

さいたまスーパーアリーナ ネーミングライツ募集

 県は、さいたまスーパーアリーナの愛称をつける権利、「ネーミングライツ」を募集しています。

 さいたま市中央区にあるさいたまスーパーアリーナは、スポーツイベントやコンサートなどを行う施設として2000年の開業以来、延べ5700万人以上が来場しています。

 一方で、開業から25年近くが経過し近隣にも新たな競合施設ができたことから、県は施設の魅力を強化するため、ネーミングライツの募集を5月から始めました。

 契約の希望金額は、ほかの野球場やサッカースタジアムでの事例を参考に年間で5億円以上、最低金額は3億円で、収入はスーパーアリーナの修繕や設備投資などに活用するとしています。

 愛称の使用開始は再来年=2027年4月からで、契約期間は5年から10年です。

 募集はことし11月28日までで、要項はさいたまスーパーアリーナのホームページで公開されています。

63市町村 今年度当初予算 過去最大

 県内63市町村の今年度の一般会計当初予算の総額は3兆1787億5900万円で県が集計を始めた2009年度以降過去最大となりました。

 県市町村課によりますと、県内63の市町村の今年度一般会計当初予算の総額は、3兆1787億5900万円で前の年度と比べて1780億9900万円、率にして5.9パーセント増加しました。

 予算額が過去最大を更新するのは13年連続です。

 歳入は、定額減税の縮小などで市町村税が増え、児童手当負担金の増加などに伴い、国庫支出金が増えています。

 一方、歳出は、児童手当の制度改正を受け扶助費のほか、自治体情報システムの標準化に係る委託料の増加などに伴い、物件費が増えています。