5月14日(水)のニュース

三郷市 児童の列に車突っ込む 男子児童4人けが

 14日夕方、三郷市で車が小学生の列に突っ込み、けがをさせたうえ、そのまま逃走するひき逃げ事件が発生しました。

 この事故で男子児童4人が病院に搬送されましたが、いずれも軽傷と言うことです。

 14日午後4時ごろ、三郷市中央の市道で、女性から「車が小学生数人にぶつかり逃げた」と110番通報がありました。

 警察や消防によりますと、集団で下校中の小学生の列に車が突っ込み、男女児童およそ10人のうち、数人にぶつかりましたが、救護措置をとらずに、逃げたということです。

 この事故で、小学生高学年とみられる男の子4人がけがをし病院に搬送されましたが、会話が出来る状態で、いずれも軽傷だったということです。

 警察は、ひき逃げ事件として逃げた車の行方を追っています。

埼玉県 「水ぼうそう」流行注意報 発令

 県は、かゆみのある発疹や水ぶくれなどの症状が出る「水ぼうそう」の患者が県内で増えているとして14日「流行注意報」を発令し、注意を呼びかけています。

 県感染症対策課によりますと5月5日から11日までの1週間に県内で指定した111の医療機関から報告された「水ぼうそう」の患者数は1医療機関あたり1.43人でした。

 国は流行注意報の基準を1医療機関あたり1人と定めていて、基準を超えたことから県は14日、流行注意報を発令しました。

 埼玉県で「水ぼうそう」の注意報の発令は1999年に感染症法が施行されて以降、初めてです。

 「水ぼうそう」の感染経路は患者のせきやくしゃみなどによる飛沫感染や空気感染とウイルスがついた手で口や鼻などの粘膜に触れることによる接触感染です。

 県によりますと、報告のあった感染者の多くは9歳以下の子どもですが、成人で感染すると重症化するリスクが高くなるということです。

 県は、手洗いやマスクの着用など基本的な感染対策の徹底を呼びかけています。

八潮道路陥没 遺体は千葉のトラック運転手と特定

 ことし1月、八潮市で道路が陥没しトラックが転落した事故で、警察は14日、下水道管内で5月2日に見つかった遺体は、千葉県の74歳の男性運転手と特定したと発表しました。

 ことし1月28日、八潮市で道路が陥没してトラックが転落し、運転していた男性の安否は不明となっていました。

 事故発生から3か月余りが経った5月2日、県警や消防などが捜索活動をした結果、下水道管内に取り残されていたトラックの運転席部分から、1人の遺体が見つかりました。

 その後、DNA鑑定などが行われ、警察は14日、遺体は千葉県八街市の74歳の男性運転手と特定したと発表しました。

 死因については遺体の損傷が激しく、特定に至っていないということです。

功績たたえ 看護職員を表彰

 5月12日は、近代看護を築いたナイチンゲールの誕生日にちなみ「看護の日」と制定されています。

 「看護の日」を記念して14日、看護業務に携わり功績を残した職員が表彰されました。

 県の看護功労者として表彰されたのは看護師や助産師、それに保健師など21人です。

 表彰式で、大野知事は「多様化するニーズやさまざまな困難にも関わらず皆さまの情熱や使命感に対し、敬意と感謝を申し上げます」と称えました。

 そして、長年にわたり働いてきた看護職員1人1人に賞状を手渡しました。

 これに対し、受彰者を代表して川口市立医療センターの佐藤千明さんは「看護の仕事は患者さんやご家族との関わりを通して、人として成長できるすばらしい仕事です。看護のすばらしさを後輩たちに伝え、看護が好きな看護師を育てていきたいです」と述べました。

「県展」審査始まる

 県内最大規模の公募美術展「県展」が5月28日から始まるのを前に、入選作品などを決める審査が14日から県立近代美術館で始まりました。

 埼玉県美術展覧会=県展は、県内最大規模の一般公募の美術展で、ことしで73回目を迎えます。

 ことしは日本画や洋画それに彫刻など、あわせて6つの部門におよそ3000点の出品があり、県美術家協会に所属する48人の美術家が14日から16日にかけて審査します。

 14日は5つの部門で審査が行われ、審査員たちが一つ一つの作品を丁寧に見極めながら評価していました。

 県展は5月28日から6月19日まで県立近代美術館で開かれ、入選したおよそ1800点の作品が展示されます。

企画展 西澤笛畝の人形コレクション選

 国内外の人形の収集家で知られる西澤笛畝のコレクションを展示した企画展が、さいたま市の岩槻人形博物館で開かれています。

 西澤笛畝は大正から昭和にかけて活躍した日本画家で、国内外の人形のコレクターとしても知られています。

 会場には、日本各地で古くから親しまれてきた郷土玩具をはじめ、中国やタイの人形などおよそ130点が展示されています。

 第32代横綱の「玉錦」をモデルに作られた「宇土張子」は凜々しい顔立ちが特徴です。

 絵画「蒐集」は、笛畝自身が世界各国で収集した人形と、ハイビスカスなど色鮮やかな草花を描いていて、コレクターであり画家でもあった笛畝ならではの作品です。

 この企画展は6月29日まで、さいたま市の岩槻人形博物館で開かれています。

県庁内 福祉の店 かっぽ28周年フェスタ

 障害者が社会参加する場として、県庁内にある福祉の店「アンテナショップかっぽ」が「28周年フェスタ」を開いています。

 今年で22回目になるこのイベントは、県庁内の「みどりの広場」で開かれ、14日は県内17の障害者施設が出店しました。

 会場では障害者が手作りしたパンや焼き菓子、雑貨などさまざまな品が展示、販売されています。

 14日は県職員など多くの人が会場を訪れ、目当ての品を買い求めていました。

 また、大野元裕知事も訪れ、買い物したり、店員に似顔絵を描いてもらったりしていました。

 イベントは15日も午前11時から午後2時まで県庁で開かれます。

本格的な夏を前に 熊谷に「大温度計」設置

 2018年7月に、国内最高気温の41.1度を記録した熊谷市で、14日、高さ4メートルの大温度計が設置されました。

 熊谷市の八木橋百貨店は、2007年から5月14日の「温度計の日」にあわせて、毎年、大温度計を設置していて、ことしは8年ぶりに2台、設置されました。

 大温度計の目盛りは45度まであり、店の休日を除く午前11時と午後2時の2回、店員が熊谷地方気象台の発表を基に、手作業で気温を合わせます。

 ことしは、熊谷で国内最高気温を観測した2018年7月23日に、八木橋百貨店を訪れていたTHE ALFEEの坂崎幸之助さんのサインも入っています。

 大温度計は8月末まで設置される予定です。