5月9日(金)のニュース

連続放火か さいたま市岩槻区 不審火2件

 8日、さいたま市岩槻区で店ののぼり旗や、ゴミ集積所のネットなどが燃える不審火が2件ありました。

 警察は連続放火事件の疑いもあるとみて調べています。

 警察によりますと、8日午後6時45分ごろ、さいたま市岩槻区東岩槻のファミリーレストランの店長から「のぼり旗が燃やされている」と通報がありました。

 警察が駆けつけると、のぼり旗1つが半焼しけが人はいませんでした。

 また、レストランからおよそ190メートル離れたさいたま市岩槻区諏訪のゴミ集積所では、ビニール製のネットとシートがそれぞれ1枚、燃えました。

 けが人はいませんでした。警察は、連続放火事件の疑いもあるとみて周辺の防犯カメラなどを詳しく調べています。

元女性記者への性暴力訴訟 国の敗訴確定

 5年前、取材活動中に県選出の上田清司参議院議員の公設秘書だった男性から性暴力を受けたとして、元記者の女性が国に対して損害賠償を求めた訴訟で国の責任を認めた東京地方裁判所の判決について原告、国双方とも控訴期限の8日までに控訴せず、原告の勝訴、国の敗訴が確定しました。

 判決によりますと、2020年3月、元記者の女性は公設秘書だった男性から上田議員の国政の動向などの情報を提供すると飲食店に呼ばれ、会食後、飲酒の影響で抵抗できない状態で性的暴行を受けるなどしました。

 4月24日の判決で東京地裁は、性的暴行は公設秘書の職務に付随して行われたと認定し、国に対し440万円の支払いを命じました。

 女性は判決確定を受け「社会から性暴力をなくすことが最優先だが、被害に遭ってしまっても声を上げることがためらわれる社会であってはいけないと強く思う」とのコメントを出しています。

白岡市役所 火事 電気系統のショートが原因か

 5月6日、白岡市役所の1階部分が焼けた火事で市は、9日出火原因について、電気系統のショートによる発火の可能性が高いと発表しました。

 白岡市によりますと、5月6日に市役所で発生した火事で、税務課や市民課などがある庁舎1階の一部、およそ800平方メートルが焼けました。

 出火原因については、庁舎1階の税務課の室内で電気系統がショートし、発火した可能性が高いということです。

 火事の影響で、一部の業務が出来ない状況ですが、市は庁舎のネットワークや電話設備を早期に復旧し、来週中をめどに通常業務に戻す予定です。

新座でアパート火災 男性1人死亡

 9日朝、新座市で木造2階建てアパートの一室が焼ける火事があり、この部屋に住む男性1人が死亡しました。

 9日午前7時ごろ、新座市栗原の木造2階建てアパートで「102号室から煙が出ている」と、同じアパートに住む40代の男性から110番通報がありました。

 火はおよそ40分後に消し止められましたが、アパートの一室の一部が焼け、この部屋に住む無職の岡孝夫さん(77)が病院に搬送されましたが、およそ1時間後に死亡が確認されました。

 警察は出火の原因を調べています。

武蔵野銀行昨年度決算 6年連続増益

 武蔵野銀行は9日、昨年度の決算を発表しました。当期純利益は127億円で6年連続の増益となりました。

 武蔵野銀行によりますと、貸出金の期末残高は前の年度に比べ2.9パーセント増の4兆1264億円となりました。

 本業のもうけを示すコア業務純益は173億円で前の年度に比べ9億円増えました。

 金利上昇による資金利益の増加と、コンサルティングに力を入れたことで役務取引等利益が増えたことが影響しています。

 一方、経常利益は、前の年度に比べ19億円増の170億円、当期純利益は20億円増の127億円でした。

 当期純利益は6年連続の増益で、過去最高益となりました。

 長堀和正頭取は、アメリカのトランプ政権による通商・関税政策で国内外の経済の先行きには不透明感が漂っているとしたうえで、「人口や多種多様な産業が集積するポテンシャルがあると思う。こうしたことを背景に引き続き、埼玉県においては緩やかな回復を続けていくことを今年度のメインシナリオとしている」と述べました。

「母の日」を前に 県庁でカーネーションの販売会

 11日の「母の日」を前に、県庁で、カーネーションが販売され県の職員が大切な人へ贈ろうと買い求めました。

 販売会は県産の花をPRして消費の拡大につなげようと、県花き園芸組合連合会が「母の日」にあわせて開きました。

 カーネーションは連合会の会長を務める武藤宏幸さんが営む鴻巣市の武藤農園で生産されたもので、赤とピンクの2色がそれぞれ50鉢ずつ用意されました。

 9日は事前に購入を申し込んだ77人の県職員が会場を訪れ、大切な人へ感謝の気持ちを込めて贈ろうと、カーネーションを受け取っていました。

毎年大人気! うなぎ弁当 当日引換券求め長蛇の列

 5月31日にさいたま市役所で開かれるのを前にうなぎ弁当の当日引換券が9日、事前販売され販売開始前から長い列ができました。

 うなぎまつりは、江戸時代からの名物として知られる「浦和のうなぎ」をPRする人気のイベントでことしで22回目を迎えます。

 9日は1枚2000円のチケット1200食分が用意され、チケットを買い求める人たちで長蛇の列ができました。

 販売開始は午前10時半を予定していましたが、20分前倒しで販売を始めるとすぐに完売しました。

 「うなぎまつり」は5月31日に、さいたま市役所の東側広場と南側駐車場で開かれ、職人による実演のほか当日販売として1200食分のうなぎ弁当が用意されます。

越谷で大型バイクと歩行者衝突 2人死亡

 8日夜遅く、越谷市の国道交差点で、大型バイクを運転していた男性と横断歩道を渡っていた女性が衝突し、2人とも死亡しました。

 8日午後11時半すぎ、越谷市大間野町の国道4号線の交差点で北に向かい走っていた大型バイクと、横断歩道を歩いて渡っていた女性が衝突しました。

 この事故で、大型バイクを運転していた越谷市袋山の会社員谷口匠さん(23)と、越谷市大間野町の自営業西ケ谷恵さん(70)が、病院に運ばれましたが、いずれも死亡しました。

 現場は信号機付き交差点で、警察によりますと歩行者側の信号が赤だったという目撃情報が寄せられているということです。

 警察が事故の状況を詳しく調べています。