5月8日(木)のニュース

白岡市役所で火災 市長が復旧支援を知事に要望

 6日夜、白岡市役所で火災が発生し、庁舎1階の一部が焼けたことを受け、藤井栄一郎市長は8日、県庁を訪れ復旧に向けた支援を大野知事に要望しました。

 白岡市役所で発生した火災では、市民課や福祉課などがある庁舎1階の一部、およそ1300平方メートルが焼けました。

 けが人はいませんでしたが、火災の影響で、業務の一部ができない状況です。

 藤井市長は8日、県庁を訪れ、市の基幹系システムの早期復旧と庁舎の早期復興に向けて人員などの支援を求める要望書を大野知事に手渡しました。

 大野知事は「連休の夜で人命が失われなかったのはせめてもの救いだが、一刻も早く復旧できるよう県としても可能な支援を行いたい」と述べました。

 そのうえで、技術や建設それに電気部門の職員3人を派遣する意向を示したほか、財政支援について国とも調整していきたいと藤井市長に伝えました。

さいたま市男女変死事件 男性が女性を殺害し自殺か

 5月5日、さいたま市内のアパートの一室で男女2人の遺体が見つかった事件で、警察は、男性が女性を殺害し、その後、自殺したとみて調べています。

 5月5日、午後7時ごろ亡くなった女性の40代の知人男性から「元夫の家に行った女性と連絡がつかない」と通報がありました。

 警察官が駆けつけると施錠された部屋の中からこの部屋に住む39歳の無職男性と東京都墨田区の職業不詳、吉田優美香さん(29)の遺体が見つかりました。

 警察によりますと、司法解剖の結果、吉田さんの死因は刃物で背中から刺され、心臓と大動脈が傷ついたことによるものでした。

 一方、男性は薬物中毒によるものとみられています。

 部屋からは、かぜ薬や睡眠薬などが入っていた殻のゴミが見つかったほか、男性が書いたとみられる吉田さんに対する不満や、遺族に対する謝罪、自殺をほのめかす内容のメモがパソコンの中に残されていたということです。

 2人は元夫婦で警察は男性が吉田さんを殺害し、その後、自殺したとみて吉田さんが男性のもとに向かったいきさつなどを調べています。

 捜査関係者によりますと、警察は2021年から4月にかけて吉田さんが、男性から避難を求めるなど夫婦間でのトラブルによる相談などをあわせて8件受けていて、いずれも相談内容に対応したと説明しています。

「母の日」を前に特殊詐欺被害防止キャンペーン

 5月11日の母の日を前に、被害者が多い高齢女性を対象とした特殊詐欺撲滅キャンペーンがJR浦和駅前で行われました。

 8日のキャンペーンには、県防犯・交通安全課の職員や県警生活安全総務課の警察官など合わせて10人が参加し、特殊詐欺の手口などが書かれた啓発品のセット500部を高齢女性を中心に配り、被害防止を呼びかけました。

 県警によりますと、去年の県内の特殊詐欺被害の件数は1588件で前の年より232件増え、過去10年で最も多く、被害者の8割以上が65歳以上の高齢者、このうちの7割が女性だということです。

母親を殺害した疑い 44歳の息子逮捕

 4月、八潮市のマンションで、同居する73歳の母親に暴行を加えたうえ刃物で突き刺し殺害したとして、警察は44歳の息子を逮捕しました。

 殺人の疑いで逮捕されたのは、八潮市浮塚の会社員昼間ニコラ光一容疑者(44)です。

 昼間容疑者は、4月17日、自宅で同居する母親の朱見さんに足蹴りするなどの暴行を加えたうえ、刃物で複数回、刺し殺害した疑いが持たれています。

 警察の調べに対し、昼間容疑者は「母親は死んでいない」と容疑を否認しているということです。

 昼間容疑者の自宅からは、複数の刃物が押収されていて、警察は動機などを詳しく調べています。

神田吉見町長が初登庁

 4月20日に行われた吉見町長選挙で、わずか43票差で現職を破り、初当選を果たした神田隆町長が8日、初登庁しました。

 午前8時すぎ、吉見町役場に到着した神田町長は、職員や支援者らおよそ200人から拍手と歓声で迎えられ、花束を受け取りました。

 このあと、神田町長は職員およそ150人を前に「行政運営の基本は、町民と共に行う安心で活力ある地域づくりだと考えています。職員のみなさんの経験とアイデア、それに知識を借りてこの町の未来を築いていきたい」と訓示しました。

 神田町長は取材に対し「これからの町の重さをすごく感じる。小学生が道端で遊ぶ姿を、もう一度戻したい。市街化区域を見直し、この町に住民が残ってもらえるよう考えていきたい」と述べました。

鶴ヶ島の新人職員が現場研修

 4月に入庁した鶴ヶ島市の新人職員が、市内にある施設を自ら歩いて巡りながら、地域との関わりを現場で学びました。

 この新人研修は、市民が住む街を実際に見て地域とのつながりを大切にできる職員を育てたいと、およそ10年前から行われています。

 8日は午前9時から、新人職員21人が事前に調べた市の施設などを訪ね、その役割などを仲間たちの前で発表しました。

 また、市内にある13の公立小学校と中学校あわせておよそ5000食の給食を作る学校給食センターでは、栄養士らから説明を受けました。

 職員たちは、肉を1枚ずつ目視で確認して異物の混入を防いだり、食材にきちんと火が通るよう温度管理に注意したりして毎日、安全な給食を子どもたちに届けていることを学びました。

子どもたちが田植えに挑戦

 県内一のコメどころとして知られる加須市で、子どもたちが田植えに挑戦しました。

 田植えの体験は、日ごろ子どもたちが食べているコメがどのようにできるのか知ってもらいたいと、毎年行われていて、8日は地元の北川辺幼稚園と北川辺保育所の園児あわせて31人が参加しました。

 子どもたちは青空の下、ブランド米の北川辺コシヒカリの苗を泥だらけになりながら植えていきました。

 9月には子どもたちが稲刈りをし、収穫したコメを給食で味わうということです。