5月1日(木)のニュース

八潮道路陥没事故 運転席部分に人らしき姿発見

 ことし1月、八潮市の道路が陥没し、トラックが転落した事故で県などは1日、地中の下水道管内で見つかった運転席部分の中に人らしき姿を確認したと明らかにしました。

 安否不明となっている70代の男性運転手の可能性が高いとみて、2日にも救出作業を本格化します。

 県によりますと、トラックの運転席部分は道路が陥没した地点からおよそ30メートル下流の下水道管内に取り残されていて、70代の男性運転手は安否不明のままです。

 1日、午前4時半ごろから消防や警察のおよそ20人が事故後初めて下水道管内に入り、流れ込む下水の量や有毒な硫化水素の濃度を調査しました。

 その際、目視で運転席部分の中に人らしき姿を発見したということです。

 男性運転手の可能性が高いとみられます。

 また、県は1日の調査の結果、人が下水道管内に入っても二次災害が起きる可能性は低いと判断したということです。

 このため、消防や警察は2日にも下水道管の内部に入り、男性の救出活動を本格化させる方針です。

秩父市 清野和彦市長 初登庁

 4月20日に投票が行われた秩父市長選挙で前市長との一騎打ちを制し、初当選を果たした清野和彦市長が5月1日、初登庁しました。

 午前8時半ごろに初登庁した清野市長は、およそ200人の支援者たちから拍手と歓声で迎えられた後、職員から花束を手渡されました。

 清野市長はその後、主幹級以上の職員120人を前にした訓示で「秩父市を引っ張る皆さんの声をしっかり聞き一人ひとりの意欲が生かされる市役所と新しいアイディアが生まれやすくスムーズに実現できる仕組みを一緒に作りましょう」と呼びかけました。

さいたま市 県中央メーデー 開催

 5月1日はメーデーです。さいたま市浦和区の北浦和公園では、埼労連=県労働組合連合会などの実行委員会が主催する県中央メーデーが開かれ賃金の改善などを訴えました。

 96回目となることしのメーデーには、県内各地の労働組合や市民団体などが参加しました。

 はじめに実行委員長で埼労連の藤田省吾議長が「物価高騰が止まらず、ことしの春闘の賃上げでは実質賃金が追いついていないのは明らか」と批判しました。

 そのうえで、「中小企業の賃上げへの直接助成や社会保障制度の拡充などをめざし当面5パーセントへの緊急減税を求める」と訴えました。

 この後、労働者の雇用や賃金の改善、中小企業などへの支援拡充を求めるメーデー宣言を満場一致で採択しました。

「リンゴ病」流行警報発令

 風邪のような症状とともにほほに赤い発疹が出る伝染性紅斑、いわゆる「リンゴ病」の1医療機関あたりの患者が国の基準値を超えたことから、県は5月1日、流行警報を発令しました。

 県感染症対策課によりますと4月21日から27日までの1週間に、県内で指定した109の医療機関から報告された「リンゴ病」の患者数は1医療機関あたり2.14人でした。

 国は流行警報の基準を1医療機関あたり2人と定めていて、基準を超えたことから県は5月1日、警報を発令しました。

 「リンゴ病」の感染経路は患者のせきやくしゃみなどによる飛沫感染と、ウイルスがついた手で口や鼻などの粘膜に触れることによる接触感染です。

 県は、手洗いやマスクの着用といった感染対策に努めるとともに、体調が悪くなった場合は早めに医療機関を受診するよう呼びかけています。

試験導入 県内4警察署 新しい夏服で業務開始

 年々厳しくなる夏の暑さから警察官を守ろうと、県警は5月1日から、県内4つの警察署で試験的に新しい夏服で業務を行っています。

 新しい夏服はポロシャツタイプで、見た目はこれまでのシャツの制服とほとんど変わりませんが、シャツの制服より通気性や速乾性、伸縮性に優れているのが特徴です。

 新しい夏服は、警察庁が導入を検討しているもので、埼玉県の夏の暑さが特に厳しいことなどから、草加、狭山、川口、熊谷の合わせて4署の警察官が試験的に新しい夏服を着用します。

 また、私服で勤務する際、ポロシャツでの勤務も可能になりました。

 期間はいずれも5月1日から10月末までの半年間です。

 5月1日の日中、25度以上の夏日となった熊谷市では、新しい夏服などに身にまとった警察官がピーアールを兼ねて特殊詐欺被害防止の啓発活動を行いました。

 県警によりますと、今後、着用した警察官から警察庁が意見を集め、県内外への導入について検討するということです。

東松山市 ボタン 見ごろ

 東松山市の東松山ぼたん園では、色とりどりのボタンが見ごろを迎えています。東松山市大谷の東松山ぼたん園は、市の花である「ボタン」を広く普及させようと1990年に開園しました。

 園内には、150品種およそ5000株のボタンが植えられていてこのうち、白の「連鶴」や黄色の「赤銅の輝」など中咲きから遅咲きのボタンが見ごろを迎えてい ます。

 東松山ぼたん園によりますと、3月に冷え込んだ日が続いた影響で早咲きのボタンは、去年より3日程遅く開花しましたが、4月後半に暖かい日が続いた事で中咲きと遅咲きのボタンは例年通りに開花したということです。

 訪れた人たちは、散策したり写真を撮ったりして楽しんでいました。

 東松山ぼたん園はゴールデンウィークいっぱい楽しめるということです。