4月22日(火)のニュース

小鹿野町 土砂崩れで住民20人一時孤立

 22日午前、小鹿野町で県道ののり面で土砂崩れが発生し、一時、14世帯20人が住む1つの集落が孤立状態となりました。

 県によりますと、けが人はなく、通行止めは午後8時半に解除されました。

 県道路環境課によりますと、午前10時ごろ、小鹿野町両神薄の県道279号線でのり面の土砂が崩落しました。

 崩落したのり面は長さが12メートル幅が10メートルで、およそ100立方メートルの土砂が流れましたが、けが人はいませんでした。

 県や町によりますと、崩れた県道の先にある14世帯20人が住む1つの集落が一時、孤立状態となり登山客十数人も取り残されました。

 県は職員を現地に派遣し、復旧に向けた現地調査と重機による土砂の撤去作業を進め、午後8時半に通行止めを解除しました。

暴力団関係者か 殺人事件の家宅捜索直前 男が逃走

 22日朝、神奈川県横浜市で、埼玉県警の警察官が殺人事件に絡み、家宅捜索に入ろうとしたところ、この家に住む50代の男が車で逃走しました。

 捜査関係者によりますと、男はおととし、狭山市で起きた暴力団関係者とみられる男性が殺害された事件の関係者とみられていて、警察が男の行方を追っています。

 22日午前6時半ごろ、神奈川県横浜市神奈川区松本町の住宅で、埼玉県警の警察官が殺人事件の捜査で捜索に入ろうとしたところ、この家に住む50代の男が警察官を振り切り、車に乗って逃走したということです。

 逃げるのを止めようとした警察官3人が腕などをぶつけられ、軽いけがをしました。

 埼玉県警は、公務執行妨害の疑いで男の行方を追っています。

 警察によりますと、逃げた男は身長175センチぐらいの中肉で、白いセダンタイプの乗用車で逃げたということです。

 捜査関係者によりますと、男は暴力団関係者とみられ、おととし狭山市広瀬台の集合住宅の駐車場で、暴力団関係者とみられる男性が射殺された事件の関連を捜査していました。

全裸の男 塾侵入の疑いで逮捕 ひき逃げ 強盗も

 21日夜、さいたま市で男性2人が死傷するひき逃げ事件がありました。

 一方、川口市では同じ時間帯に乗客2人が乗ったタクシーが奪われる事件も起きています。

 県警は草加市内の学習塾に侵入した疑いで全裸の男を現行犯逮捕していて、各事件に関与しているとみて調べています。

 現行犯逮捕されたのは住居・職業不詳の西村大輔容疑者(48)です。

 西村容疑者は21日午後9時40分ごろ、草加市内の学習塾の敷地内に侵入した疑いが持たれています。

 塾では10代の生徒と50代の男性職員がけがをしましたが、いずれも軽傷とみられます。

 また、事件前、西村容疑者は川口市木曽呂で車同士の事故を起こし、相手の車を奪って逃走すると、その後、川口市戸塚で乗客2人が乗ったタクシーを奪い走り去ったとみられています。

 そして、警戒していた警察官が草加市内の学習塾で西村容疑者を現行犯逮捕しました。

 西村容疑者は確保された際、全裸だったということです。

 調べに対して西村容疑者は「それを言ったらまずい」などと話しているということです。

 一方、21日午後8時50分ごろ、さいたま市緑区大間木の県道で、バイク2台が相次いで車に衝突されるひき逃げ事件が発生しました。

 川口市戸塚の会社員、吉田光暢さん(46)が頭を強く打ち死亡したほか、45歳の男性会社員が腹部に重傷を負いました。

 県警は男性2人が死傷したひき逃げ事件を含めいずれの事件にも西村容疑者が関わったとみて調べています。

道路陥没事故を防げ 道路の管理者や事業者が情報共有

 八潮市で発生した道路陥没事故のような事例を未然に防ごうと、道路の管理者と、道路の地下に電力やガス、通信などの管路を持つ事業者が、互いの調査計画や点検結果などを共有する会議が、22日、さいたま市で開かれました。

 22日の会議には、関東地方整備局大宮国道事務所や県と市町村の道路や水道の担当部署のほか、電気やガス、通信の事業者など、オンラインを含めて合わせて226人が出席しました。

 会議では大宮国道事務所がこれまで国が行ってきた道路老朽化などへの対策や道路陥没の現状などを報告しました。

 さらに道路陥没のリスクがある場所や今後、特に調査が必要な場所などについて出席者が情報交換しました。

 今後、5月から6月にかけて道路管理者が前年度に調査した結果や事業者が実施した点検結果などを共有し、調査・点検計画の見直しや管路や空洞箇所の補修について調整する予定だということです。