業務上横領などの罪初公判 元PTA会長1人は起訴内容「留保」
さいたま市PTA協議会の口座から、合わせて485万円を着服したとして、業務上横領などの罪に問われている元会長の男ら2人の裁判がさいたま地裁で始まり、起訴内容について1人は認めましたが、1人は留保しました。
業務上横領などの罪に問われているのは、いずれもさいたま市PTA協議会の元会長の岡野育広被告(59)と、青羽章仁被告(54)です。
起訴状などによりますと、2人はおととし4月、PTA協議会の口座から合わせて485万円を着服した罪に問われています。
また、青羽被告はおととし、協議会の事務所がある建物の改修工事の費用を水増しして請求するよう工事業者に指示し、協議会に、およそ1200万円の損害を与えた罪に問われています。
20日の初公判で、岡野被告は起訴内容について「間違いありません」と認めましたが、青羽被告は証拠内容を確認しきれていないとして2件の起訴内容の認否は「留保します」と述べました。