11月19日(水)のニュース

県立高校の共学化めぐり 日吉亨教育長と意見交換

 県立高校の共学化をめぐり、県教育委員会が「主体的に共学化を推進していく」との報告書をまとめてから1年以上が経過する中、日吉亨教育長が19日夜、男女別学を支持する高校生や保護者と意見交換を行いました。

 意見交換会には、県内の高校に通う生徒と、その保護者合わせて30人が参加しました。

 はじめに、生徒から日吉教育長に、男女別学の維持に関する要望書が手渡されました。

 生徒からは、県教育委員会が共学化を推進する理由を「高校3年間を男女が互いに協力して学校生活を送ることに意義がある」としている点を挙げ、「具体的な根拠やデータを示してほしい」などと共学化に反対する意見が上がりました。

 これに対し、日吉教育長は、「仕事や日常生活など社会に出たら男女が協力するのは当然なので、学校教育でも男女が一緒に学ぶ共学校のほうが適していると考えている」などと述べました。

次期衆院選埼玉2区 国民が元外交官の細谷氏擁立

 国民民主党は、次の衆議院選挙の埼玉2区に、新人で元外交官の細谷勇人氏(35)を擁立すると発表しました。

 細谷氏は、行田市出身の35歳です。

 県立浦和高校、東京大学教養学部を卒業後、外務省に入省して9年半勤務し、現在は総合商社に勤めています。

 外務省や商社で勤務した経験などから、日本を愛する気持ちが強まり、国民の将来のために働きたいという思いで初めて選挙に立候補します。

 主な政策では、川口市を中心とした外国人問題に取り組みたいとしています。

連合埼玉定期大会 新会長に今井信博氏

 連合埼玉は19日、定期大会を開き、新会長に副会長の今井信博氏を選出しました。

 定期大会では、役員の改選が行われ、平尾幹雄会長の退任に伴い今井信博氏が新しい会長に選ばれました。

 今井氏は、自動車部品などを製造する「ボッシュ」の労働組合出身の57歳です。

 2021年11月からは、連合埼玉の副会長を務めています。

 就任にあたり今井氏は、「多くの世論が不可能との認識を持っていることも、人々の結集力・団結力による連帯が大きなうねりとなり、花を咲かせることが可能となります」とあいさつしました。

毛呂山町の山林に不法投棄 トルコ国籍の男を逮捕

 ことし5月、毛呂山町の山林に、解体ごみを不法投棄したとして、警察は19日、トルコ国籍の21歳の男を逮捕しました。

 警察は、近隣の自治体などでも不法投棄された現場を複数確認していて、関連を調べています。

 不法投棄の疑いで逮捕されたのは、川口市上青木西に住む解体工のエディキリ・クルサット容疑者(21)です。

 警察によりますと、エディキリ容疑者は、何者からと共謀し、ことし5月29日から30日にかけて、毛呂山町滝ノ入の山林2か所に、解体ごみおよそ2.3トンを捨てた疑いが持たれています。

 警察によりますと、捨てられたごみは、周辺の防犯カメラや役場関係者の話、ごみの特徴などから、ことし4月下旬から5月中旬にかけて、川越市内の家や納屋の解体現場から出たごみと判明、エディキリ容疑者の犯行を特定したということです。

 警察の調べに対し、「捨てたのは間違いない」と容疑を認めているということです。

 警察は、今回の現場以外にもことし3月から6月までに、毛呂山町や越生町で6か所の不法投棄現場を確認していて、関連を調べています。

連続窃盗に関与か ベトナム人を含む男女11人を逮捕

 今月発生した熊谷市の窃盗事件や志木市の窃盗未遂事件などに関与したとして、警察は、19日ベトナム人を含む男女11人を逮捕しました。

 警察によりますと、県内では、ことし10月から18日の朝までにかけて、住人の就寝中を狙った忍び込みが101件発生していて、現金や貴金属類が盗まれるなどし、およそ2200万円の被害が確認されています。

 警察は、防犯カメラの捜査などで19日、窃盗などの疑いで、ベトナム人などを含む20代から30代くらいの男女ら11人を逮捕し、そのうち男8人は、今月熊谷市で発生した窃盗事件や志木市で発生した窃盗未遂事件に関与した疑いが持たれています。

 男女らは、4人に分かれた3つのグループで、ニセのナンバーの車両を乗り移動し、工具など使って家の窓ガラスを割るなどして、深夜から早朝にかけて窃盗事件を繰り返していたとみられています。

 警察は、捜査に支障があるとして、男女11人の認否を明らかにしていません。

 警察は、3つのグループで構成されるベトナム人の窃盗グループが、先月から18日の朝までに発生したおよそ100件の連続窃盗事件に関与しているとみて詳しく調べています。

インフルエンザ患者数 さらに増加で注意呼びかけ

 県は19日直近1週間のインフルエンザの感染状況を発表しました。

 1医療機関あたりの患者数は、70.01人で、前の週から24.23人増加しています。

 県では、今月12日に「流行警報」を発表し、注意を呼びかけています。

 県によりますと今月10日から16日までの1週間に県内の定点医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は、1医療機関あたりで70.01人で、前の週の45.78人から、24.23人増加しています。

 県では、今月12日、国が定める警報の基準値の30人を超えたためインフルエンザの「流行警報」を発表しています。

 県は、マスクの着用や、手洗い、うがいなどの基本的な対策を心がけ、加湿器などで室内の湿度を保つとともに、十分な睡眠やしっかりとした食事などで免疫力を高めるなど感染防止対策の徹底を呼びかけています。

彩の国埼玉環境大賞 審査会

 身近な自然環境の保全や社会貢献活動に取り組む県内の個人や団体などを表彰する「彩の国埼玉環境大賞」の審査会が19日、開かれました。

 審査会には、委員長を務める芝浦工業大学の磐田朋子副学長をはじめ、8人の委員が出席しました。

 「彩の国埼玉環境大賞」は「県民部門」と「事業者部門」の2つの部門に分かれていて、今回は合わせて33件の応募がありました。

 審査会では、委員から「地域と連携しているか」、「成果がユーザー以外にどれだけ波及しているか」など、重視すべきポイントについて意見が上がりました。

 その後、先駆性があるか、継続性や発展性があるか、などの基準をもとに審査が行われました。

 受賞者は、来年2月に発表されます。

深谷市 サツマイモのつるでリース作り

 地域の自然に親しんでほしいと、サツマイモのつるを使ったリース作り体験が、深谷市の小学校で行われました。

 リース作りは深谷市立明戸小学校で行われ19日は1年生21人と来年度入学予定の明戸保育園の年長児15人が参加しました。

 この取り組みは、生活科の学習の一環で、子ども達が、ふるさとの自然に親しみ仲間と協力して作る楽しさを味わってほしいと、企画されました。

 参加した子ども達は、地域の人の指導の下、丁寧につるを巻いていきオリジナルのリースを完成させていました。

 明戸小学校の野中教頭は、「今後も小学校と保育園が連携した活動を行っていきたい」と話していました。