12月8日(月)のニュース

朝霞の市道 小学6年の女子児童が車にはねられ死亡

 7日夜、朝霞市の市道で、小学6年生の女子児童が車にはねられ死亡しました。

 警察は、車を運転していた61歳の男を現行犯逮捕し、詳しい事故の状況を調べています。

 7日午後6時すぎ、朝霞市膝折町の市道で「乗用車と歩行者の事故が発生した」と110番通報がありました。

 警察によりますと、友人と一緒にいた近くに住む小学6年生の高橋瑞季さん(12)が、車にはねられ病院に運ばれましたが、頭などを強く打ち、およそ2時間後に死亡しました。

 現場は住宅街にある市道で、高橋さんは道路に倒れていたところを車にはねられたとみられています。

 警察は、運転していたさいたま市桜区の自称・自営業 加藤英明容疑者(61)を、過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕しました。

 調べに対し、加藤容疑者は「人をひいた」と容疑を認めているということです。

 警察は、容疑を過失運転致死に切り替えて、詳しい事故の状況を調べています。

刃物持つ不審者想定 走行中の新幹線車内で対応訓練

 多くの人が移動する年末年始を前に、上越新幹線の車内で、不審者が乗客に刃物で切りつけたという想定でJR東日本と県警は、8日、走行中の新幹線で訓練を行いました。

 訓練にはJR東日本や埼玉と群馬の両県警が参加し、実際に走行している回送列車内で行われました。

 不審者が近くにいた乗客を刃物で切りつけると、車内からの110番通報を受け熊谷駅から乗車していた警察官が、凶器を捨てるよう呼びかけ、時間を稼ぎながらけがをした乗客の避難誘導を行いました。

 大宮駅に到着すると、ほかの車両に避難していた乗客が降り、警察官がホーム上で犯人を制圧します。

 また、犯人が爆発をほのめかす発言をしたため、警察犬が車内を捜索し、異常がないことを確認しました。

女子高生自殺ほう助 初公判 22歳男起訴内容認める

 ことし6月、SNSで知り合ったさいたま市内に住む女子高校生を、山梨県の河口湖駅近くから連れ去って誘拐し、自殺をほう助したとして、自殺ほう助などの罪に問われている22歳の男の裁判の初公判が、さいたま地裁で開かれ、男は起訴内容を認めました。

 自殺ほう助などの罪に問われているのは、岐阜県美濃加茂市の無職覚間悠仁被告(22)です。

 起訴状などによりますと、覚間被告はことし6月、SNSで知り合ったさいたま市内に住む女子高校生を、山梨県の河口湖駅近くに誘い出して連れ去りました。

 そして、山梨県の青木ヶ原樹海で準備していたロープを木にかけて、女子高校生の自殺をほう助した罪などに問われています。

 8日の初公判で、覚間被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

 検察は冒頭陳述で、覚間被告は、被害者の女性が高校生と知りながら誘い出したと指摘しました。

 被告人質問で覚間被告は、被害者の女性に対し「大切な人生を自分が終わらせてしまったという思いがあり、大変申し訳ないと思っている」などと述べました。

お菓子の開発秘話披露 ロッテ 中島社長の出張授業

 お菓子ができるまでの開発秘話を通じて、新たなアイデアを生み出す子どもたちの思考力を高めようと、県内に工場がある「ロッテ」の中島社長自らさいたま市内の小学校で出張授業を開きました。

 ロッテの中島英樹社長は、埼玉大学教育学部付属小学校の5年生の授業で「みんなに愛されるお菓子がどのように開発されるか」をテーマに講演しました。

 中島社長は、甘くておいしいだけではなく歯を健康に保つ「キシリトールガム」の開発秘話を通じて、今あるものの特徴とまったく違うものを掛け合わせて新しいお菓子を生み出す「ロッテノベーション」を子どもたちに説明しました。

 そして、子どもたち自身もチョコレートが中に入ったあめや、食べるまで味が分からないアイスクリームなど新しいお菓子を考え、発表しました。

県トラック協会 保育園児に積み木をプレゼント

 木のぬくもりを子どもたちに伝えたいと、間伐材で作られた積み木が、県トラック協会から戸田市の保育園の園児たちにプレゼントされました。

 戸田市新曽にある「戸田駅前さくら草保育園」を訪れたのは、県トラック協会環境対策委員会の池永和義委員長らで、県産のヒノキで作った積み木を園児たちに贈りました。

 県トラック協会は、排出される温室効果ガスを吸収するため、県内の森林整備を進めていて、3年前から間伐された木材を加工した積み木を保育園と幼稚園にプレゼントしています。

 子どもたちは、早速、橋や家、それにかまどなどを積み木で作って楽しんでいました。