5月27日(水)のニュース

県立小児医療センター 事故調査委 再発防止策取りまとめ

 県立小児医療センターで抗がん剤の髄腔内注射を受けた患者1人が死亡した問題で、医療事故調査委員会は、再発防止策を含む報告書を取りまとめました。

 27日の委員会では、髄腔内注射を打つ際の薬剤のオーダーや調製、搬送、投与の各工程においてとるべき再発防止策を議論しました。

 再発防止策では、委員から「重大事案を踏まえたもので、ほかの医療機関と比べても相当に厳重な対策」という意見が出されたということです。

 一方で神経症状の原因とみられる薬剤「ビンクリスチン」が混入した原因については、「調査・検証を尽くしたものの、特定は困難」と結論づけました。

 報告書は、今後、患者の家族に説明したうえで公表する方針です。

 また、現在停止している髄腔内注射の再開については、「病院として必要な対応を段階的に進め、関係機関と相談しながら判断する」としています。

イラン情勢の影響 県 支援強化を発表

 大野知事は、27日の定例会見でイラン情勢の影響について、県内事業者から資材の価格高騰や調達難などの相談が相次いでいることから支援の強化を発表しました。

 県がことし3月に県内87か所に相談窓口を設置して以降、今月22日までに302件の相談が寄せられ、資材の価格高騰や調達難、資金繰りへの不安などが多くなっています。

 製造業では、自動車関連部品に使う発泡材の価格が4割上昇したといった報告や建設業では資材不足による工事遅延への懸念の声も上がっています。

 こうした状況を受け、県は、4月から県内事業者の資金繰り支援を強化するため、融資枠が350億円の「経済変動特例」を新設しました。

 これまでにイラン情勢の影響を理由とした利用は3件で、9500万円となっているということです。

 さらに県は、省エネ設備導入への補助金や中小企業のDX導入支援も進める方針で、来月11日には、国と連携した中東エネルギー情勢に関するウェブセミナーを開催し、事業者を支援することにしています。

余剰食品を子ども食堂に 「食の循環プロジェクト」

 学校給食から出た余剰食品を地域の子ども食堂などに提供するプロジェクトが北本市で始まりました。

 プロジェクトは、埼玉りそな銀行、県学校給食会、それに北本市社会福祉協議会が連携し、学校給食で仕入れた食材で、やむを得ず余った食品を廃棄せずに地域の子ども食堂などに提供します。

 食品は主に賞味期限が迫った冷凍食品などで、埼玉りそな銀行北本支店が保管場所を提供します。

 27日の式典で埼玉りそな銀行の石井良輔執行役員は「地域の子どもたちの未来のために活動し、この取り組みが県内のほかの地域にも広がっていくことを後押ししたい」とあいさつしました。

 食品は北本市内のおよそ10カ所の子ども食堂などに配布されるということです。

「飲む」から「食べる」へ 狭山茶うどんを開発

 入間市の特産品「狭山茶」を使った新商品「狭山茶うどん」が完成し、27日、報道関係者向けの試食会が開かれました。

 この商品は入間市市制施行60周年を記念して、入間市と日本薬科大学、それに石丸製麺の産官学が連携して開発しました。

 飲むイメージの強い狭山茶を食べても楽しんでもらおうというのが狙いです。

 うどんは国産小麦に茶葉の粉末を練り込んでいて、鮮やかな緑色と豊かな香り、つるつるとしたのどごしが特徴です。

 試食会では日本薬科大学の篠崎文夏教授が薬味との食べ合わせを紹介し「お茶の味わいを楽しむだけではなく、緑茶の性質から夏の暑さによる疲れの回復のサポートにも期待できるのではないか」と新しい狭山茶の魅力を提案していました。

 入間市の杉島理一郎市長は「狭山茶の濃厚な味わいをいかしたスイーツや国民食のうどんのようないろいろな形に展開し、あらゆる人に手に取ってもらえるようにしていきたい」と今後の構想を話しました。

 入間市は今回の商品を通して、狭山茶の新たな価値創造と地域産業の活性化につなげたいとしています。

「ごみゼロの日」を前にRB大宮選手らが清掃活動

 5月30日の「ごみゼロの日」を前に、サッカーJ2のRB大宮アルディージャの選手らが大宮駅周辺で清掃活動を行いました。

 清掃活動は、RB大宮アルディージャがホームタウンの美化を目的に、2004年から毎年行っています。

 27日は、神田泰斗選手や松井匠選手など選手5人と、マーク・オーブリー社長兼CEOのほか、サポーターなどが参加しました。

 参加した人たちは、4つのグループに別れて、大宮駅周辺を散策しながらタバコの吸い殻や紙くずなどのごみを丁寧に拾い集めていました。

東京芸大生が制作 「河川・水系 作品展」

 寄居町の県立川の博物館で、東京芸術大学の学生が河川や水系をテーマに制作した作品を紹介する企画展が開かれています。

 企画展には、去年、東京芸術大学デザイン科の1年生が、河川・水系をテーマに制作した作品40点が展示されています。

 こちらの龍が描かれた屏風絵「夜行」。

 水の神として扱われることが多い川を龍になぞらえていて、屏風いっぱいに迫力のある龍が力強く描かれています。

 こちらの青色を基調としたドレスのような作品は「Immersed」です。

 モチーフは川の流れとなっていて、透け感のある素材を使って水を表現しています。

 また、甲羅に手が届かないというカッパの悩みを解決する架空の道具「甲羅ケアブラシ」を表現した「KAPAnoTE」やカッパの逸話が残る志木市の学生が手がけた「かっぱのしきもの」など、ユニークな作品も楽しむことができます。

 ひと味違う観点から川を感じる企画展、「東京芸術大学学生による河川・水系作品展」は来月21日まで寄居町の県立川の博物館で開かれています。