11月12日(水)のニュース

狭山市 住宅6棟焼ける 焼け跡から1人の遺体

 11日夜、狭山市で住宅2棟が全焼、4棟の一部が焼ける火事があり、焼け跡から1人が遺体で見つかりました。

 11日午後8時20分ごろ、狭山市狭山の住宅で隣に住む女性から「家が燃えています」と110番通報がありました。

 警察や消防によりますと、火はおよそ5時間半後に消し止められましたが、この火事で木造2階建て住宅2棟が全焼したほか、周辺の住宅4棟の一部が焼けました。

 また、火元とみられる全焼した住宅の焼け跡から1人が遺体で見つかりました。

 この家には70代の男性が1人で暮らしていて、火事のあと連絡が取れていないということです。

 警察は、遺体が70代の男性の可能性があるとみて、身元の確認を進めるとともに火事の原因を調べています。

女性にわいせつ 男性巡査 停職3か月

 先月、日高市の路上で面識のない20代の女性にわいせつな行為をしたとして、県警は狭山警察署の23歳の男性巡査を停職3か月の懲戒処分としました。

 停職3か月の懲戒処分となったのは、狭山警察署地域課の男性巡査(23)です。

 男性巡査は先月7日、日高市の路上で自転車に乗っていた20代の女性に声をかけ、服の上から体を触るなどのわいせつな行為をしたとして先月15日、不同意わいせつの疑いで逮捕されました。

 その後、さいたま地検が処分保留で釈放していました。

 県警の聞き取りに対し男性巡査は、「過去に女性に声をかけて成功したときに達成感を感じたので、今回もタイプの女性を見つけて声をかけようと思った」と話しているということです。

 男性巡査は12日付けで依願退職しています。

 県警の斎藤克也首席監察官は「職員に対する職務倫理教養を徹底し、再発防止に努める」とコメントしています。

県内で今シーズン初 インフルエンザ流行警報

 県内でインフルエンザの感染が急速に拡大し、患者数が国の定める基準値を超えたため、県は12日、今シーズン初となる「流行警報」を発表しました。

 県の感染症対策課によりますと、今月3日から9日までの1週間に、県内176の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は前の週より3142人増えて8012人でした。

 1医療機関あたりの患者数は45.78人で、国が定める警報の基準値の30人を超えたため、県は今シーズン初めてインフルエンザの「流行警報」を発表しました。

 去年の発表と比べておよそ1か月早くなっています。

 県は、来月にかけてさらに患者数が増える可能性があるとして、マスクの着用や手洗い、室内の換気など、基本的な感染防止対策の徹底を呼びかけています。

川越市 丸広百貨店 お歳暮商戦スタート

 ことしも残り2か月を切り、川越市の百貨店では、年末に向けたお歳暮商戦がスタートしました。

 まるひろ川越店では、お歳暮ギフトセンターが開設されました。

 ことしは、県産品のギフトを中心に全国の名産品、およそ1400種類が用意されています。

 こちらは、うなぎの養殖事業に取り組んでいるガス会社の「武州ガス」が育てた「武州うなぎ」のセットです。

 ふっくらとしたウナギに仕上がっていてウナギおにぎりと一緒に楽しめます。

 また、物価高騰が続く中、自宅で気軽に楽しんで欲しいと「カジュアルギフト」も新たに20種類用意されています。

 まるひろ川越店のお歳暮ギフトセンターは、来月21日まで設けられ、期間中は去年と同じ8億6000万円の売り上げを目指しているということです。

埼玉文化賞授賞式

 芸術やスポーツなど、県の文化振興に貢献した人に贈られる「埼玉文化賞」の授賞式が、さいたま市内で開かれました。

 ことしの「埼玉文化賞」を受賞したのは、芸術やスポーツ、教育など6つの部門で合わせて10人です。

 芸術部門は、さいたま市出身で去年、第170回芥川賞を受賞した作家の九段理江さんが、社会文化部門は、原爆の図丸木美術館の専務理事で、学芸員の岡村幸宣さんが選ばれました。

 また、コロナ禍で当時、さいたま商工会議所の会頭として事業者の状況把握や支援の指揮にあたり、商工部門に選ばれた池田一義さんは、受賞者を代表して「埼玉県で働き、埼玉に住む人たちの優しさに触れてきた」と挨拶しました。