11月13日(木)のニュース

圏央道で事故2人死亡 大型トラック運転の男逮捕

 13日朝早く、入間市の圏央道で大型トラックや乗用車など5台が絡む事故があり、2人が死亡し3人がけがをしました。

 警察は大型トラックを運転していた52歳の男を、過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕しました。

 13日午前5時半すぎ、入間市の圏央道外回りで大型トラックが前方の乗用車に追突するなどし、トラック3台と軽乗用車など2台のあわせて5台が絡む事故がありました。

 警察や消防によりますと、この事故で、軽乗用車に乗っていた40代と50代の男性2人が死亡しました。

 また、乗用車とトラックに乗っていた20代から50代の男性3人が病院に運ばれましたが、いずれも軽傷だということです。

 警察は、大型トラックを運転していた上尾市原市の山本隆行容疑者(52)を、過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕しました。

 調べに対し、山本容疑者は容疑を認めているということです。

 この事故で圏央道外回りは、入間インターチェンジから狭山日高インターチェンジの間で、午前6時半ごろから午後3時まで通行止めとなりました。

男子児童4人ひき逃げ 中国籍の男に有罪判決

 三郷市でことし5月、飲酒運転をして男子児童4人に重軽傷を負わせたとして、ひき逃げなどの罪に問われた中国籍の男に対し、さいたま地裁越谷支部は13日、懲役2年6か月、執行猶予4年の判決を言い渡しました。

 中国籍の鄧洪鵬被告(43)はことし5月、三郷市の市道で酒を飲んだ後に運転して下校中の小学生の列に突っ込み、男子児童4人に重軽傷を負わせて逃走し、飲酒の発覚を免れようとした罪などに問われました。

 鄧被告は、先月の初公判で「酒を飲んで興奮し、交通ルールに対する判断が鈍っていた。後悔している」と話し、起訴内容を認めていました。

 13日の判決でさいたま地裁越谷支部の奥山拓哉裁判官は、「運転時のアルコールの影響が発覚するのを免れようと逃走した」と認定し「危険な飲酒運転をする緊急性と必要性はまったくなかった」と指摘しました。

 一方、被害者への賠償が見込まれることや鄧被告が「二度と車を運転しない」と反省していることを考慮し、懲役2年6か月、執行猶予4年の判決を言い渡しました。

和光の県道 男性をひき逃げした疑い トラック運転手の男逮捕

 今月5日、和光市の県道で自転車に乗っていた男性を大型ダンプカーではねて逃走し死亡させたとして、警察は13日、47歳のトラック運転手の男を逮捕しました。

 男は「記憶にない」と、容疑を否認しているということです。

 ひき逃げと過失運転致死の疑いで 逮捕されたのは、東京都板橋区のトラック運転手 中野大作容疑者(47)です。

 警察によりますと、中野容疑者は今月5日午後5時40分ごろ、和光市新倉の県道で、自転車に乗り車道に止まっていた市内に住むアルバイト高橋一昭さん(59)をはね、そのまま逃走した疑いが持たれています。

 高橋さんは病院に運ばれましたが、胸の骨を折るなどして死亡が確認されました。

 警察の調べに対し、中野容疑者は「運転していたことは間違いないが、事故は記憶にありません」と容疑を否認しているということです。

 警察は、事故の原因などを詳しく調べています。

デフリンピック開幕前に マレーシア代表選手が中学生と交流

 聴覚に障害がある人たちによるオリンピック「デフリンピック」が、15日、日本で初めて開催されるのを前に、三芳町の中学生がマレーシア代表の選手たちと交流しました。

 三芳町は、おととし9月、マレーシアデフスポーツ協会と協定を結び、国内で初めて、マレーシア選手団の事前トレーニングキャンプを受け入れるホストタウンとなりました。

 13日は、ボウリング競技に参加するマレーシア代表の選手たちが、三芳町立藤久保中学校を訪れ、1年生から3年生の生徒およそ300人と交流を深めました。

 ボウリング競技の説明を受けたあと、競技を体験した生徒たちはジェスチャーなどを交えながらコミュニケーションを取り、選手と一緒にボウリングを楽しみました。

 このあと、生徒の代表が手話を交えながら「大会での皆さんのご活躍を心から応援しています」と選手たちにエールを送りました。

 デフリンピックのボウリング競技は、今月17日から始まります。

開校50周年記念 特別メニューの給食 児童味わう

 春日部市の小学校で開校50周年を記念した特別メニューの給食が、児童らに提供されました。

 13日は春日部市立緑小学校で、特別メニュー「50周年記念スマイリー給食」が児童らに振る舞われました。

 メニューのメインは「ミラ・ドリ・リンパン」です。

 校内で行われた「オリジナル給食メニューコンテスト」で選ばれた、6年生と4年生の2人の児童のアイデアが採用されました。

 パンは緑小学校のイメージキャラクター「ミラ・ドリ・リン」の顔がモチーフになっていて、ほうれん草で着色した葉っぱ形のクッキーがメロンパンの上に乗っています。

 キャラクターの表情は、チョコレートのペンで自由に描くことができ、児童たちは友人と楽しそうに話しながら思い思いに表現していました。

 また、パンと一緒にミネストローネなどの人気メニューも提供され、児童たちは50周年を記念した給食を味わっていました。

県内5点が優秀賞 酒類鑑評会の表彰式

 関東信越国税局管内で製造される清酒の品質向上などを目的とした酒類鑑評会の表彰式がさいたま市内で開かれ、県内からは合わせて5点が優秀賞を受賞しました。

 ことしで96回目を数える鑑評会には、「吟醸酒」「純米吟醸酒」「純米酒」の3部門に、関東信越国税局管内6県の173の酒蔵から合わせて350点が出品されました。

 品質審査は、先月上旬に2度にわたり行われ、3部門合わせて121点が優秀賞に選ばれました。

 このうち県内からは、行田市の酒蔵「横田酒造」が製造した吟醸酒「日本橋」など、合わせて5点が優秀賞を受賞しました。

 関東信越国税局によりますと、去年は全国的に気温が高かったため、原料米が硬くもろみで溶けにくい性質だったことに加え、酒造りの最盛期となることし1月から2月にかけて気温が安定しなかったため、原料の処理や発酵管理などに高い技術が求められたということです。

 表彰式のあとの技術研究会では、今回出品された清酒が一堂に並べられ、参加者たちは6県それぞれの地域で作られた清酒の味わいを確かめていました。