12月11日(木)のニュース

川口市で11日から 拉致被害者・特定失踪者写真展

 今月16日までは「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」です。

 これに合わせて川口市では「拉致被害者・特定失踪者写真展」が11日から開かれています。

 写真展は、拉致問題を風化させないようにと川口市と「拉致問題を考える川口の会」が、毎年、この時期に開いています。

 川口市出身の田口八重子さんは、1978年、22歳で北朝鮮に拉致されました。

 会場には、田口さんの幼いころの写真などおよそ40点が展示されています。

 こちらは、拉致されるおよそ1年前の写真です。

 田口さんが、笑みを浮かべながら、長女と長男に、母の優しいまなざしを向けているのが印象的です。

 また、北朝鮮による拉致の疑いがある藤田進さんら特定失踪者4人の写真や、ことし10月に行われた北朝鮮による拉致被害者家族とアメリカのトランプ大統領が面会した際の写真も展示されています。

 この写真展は、川口市立中央図書館で、今月15日まで開かれています。

開業25周年に向け埼玉高速鉄道社員が特別清掃

 来年3月28日に開業25周年を迎える埼玉高速鉄道。

 利用客らに感謝の気持ちを伝えようと、社員たちが浦和美園駅の特別清掃を行いました。

 特別清掃は、利用客や沿線地域の住人に感謝の気持ちを伝えるとともに25年分の汚れを落とそうというもので、埼玉高速鉄道が今月8日から16日までの日程で全ての駅で行います。

 11日は浦和美園駅で行われ、平野邦彦社長や社員など23人が参加しました。

 社員たちは、ポスターが貼られていた壁からシールをはがしたり、天井にたまったほこりを取り除いたりしました。

 また、駅のホームでは、雑巾やデッキブラシを使いながら点字ブロックの汚れを落とす作業が行われました。

 参加した人たちは、開業25周年の新しい年に向けて一生懸命に掃除をしていました。