11月10日(月)のニュース

「朝の小1の壁」 課題解消を求め要望書提出

 こどもが小学校に入学すると、保育所の預かり開始時間より小学校の登校時間が遅いため、勤務開始時間に間に合わなくなり、保護者らが仕事などを変更せざるを得なくなる「朝の小1の壁」。

 この課題の解消を求め、大野知事が10日、こども家庭庁を訪れ、こども政策や少子化政策を担当する黄川田仁志内閣府特命担当大臣に要望書を手渡しました。

 要望書は、東京、埼玉、神奈川、千葉の1都3県の知事と1都3県内の政令市の市長による九都県市首脳会議でまとめられたものです。

 要望書では、国に対し、保護者らが柔軟な働き方をできるように企業の働き方改革を促す取り組みを行うことや、課題解消に取り組む自治体に対する財政措置を求めています。

同じ施設に住む女性の首を押さえつけたか 男逮捕

 10日朝、ときがわ町の介護付き有料老人ホームで、入所者の80代の女性の首を手で押さえつけるなどして殺害しようとしたとして、同じ施設に住む81歳の男が逮捕されました。

 殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されたのは、ときがわ町別所の無職 西村清勝容疑者(81)です。

 警察によりますと、西村容疑者は10日午前7時すぎ、「介護付有料老人ホーム昭和の里ときがわ別所」で、同じ入所者の83歳の女性の首などを手で押さえつけるなどして、殺害しようとした疑いが持たれています。

 女性は搬送時、意識不明の重体だったということです。

 警察は、西村容疑者の供述や、施設内の防犯カメラなどの捜査から、犯行を特定しました。

 西村容疑者は、女性の部屋に入って犯行に及んだとみられています。

 調べに対し、西村容疑者は、「首を絞めて殺そうとした」と、容疑を認めているということです。

 警察が、詳しいいきさつなどを、調べています。

東松山市男子高校生ひき逃げ事件 46歳の男 逮捕

 今月7日、東松山市の県道で、18歳の男子高校生が車にはねられ、意識不明の重体となったひき逃げ事件で、警察は9日、46歳の男を逮捕しました。

 ひき逃げなどの疑いで逮捕されたのは、吉見町北吉見の塗装業 佐藤洋一郎容疑者(46)です。

 警察によりますと、佐藤容疑者は、今月7日午後10時15分ごろ、東松山市松山の県道で、軽貨物車を運転し、自転車に乗っていた吉見町に住む18歳の男子高校生をはねて、そのまま逃走した疑いが持たれています。

 男子高校生は脳挫傷などの大けがをして、現在も病院で治療を受けています。

 警察によりますと、9日午後、佐藤容疑者が親族と一緒に東松山警察署に出頭してきたということです。

 調べに対して佐藤容疑者は、「事故を起こしたことは間違いない」と、容疑を認めているということです。

 警察は、当時の状況などを詳しく調べています。

火災予防運動 住宅用火災警報器の設置呼びかけ

 9日から今月15日は「秋の全国火災予防運動」です。

 県民に防火への意識を高めてもらおうと、川口市消防局の職員などが、JR川口駅前で住宅用火災警報器の設置を呼びかけました。

 10日は、午前8時から川口市消防局の職員や市の防火安全協会の会員らが、駅の利用者などに啓発品のハンドタオルを配って住宅用火災警報器の設置を呼びかけました。

 川口市消防局によりますと、全国で年間およそ1000人が住宅火災で亡くなっていて、このうちの半数近くが、夜間の就寝時間帯の逃げ遅れが原因だということです。

 県消防課によりますと、県内の住宅用火災警報器の設置率は、ことし6月1日時点で83.8パーセントで、全国平均の84.9パーセントを下回っています。

技能五輪など 入賞選手が結果報告

 23歳以下の若者が、建築大工などの技術を競う「技能五輪全国大会」と、障害のある人たちが日ごろ培った技能を競う「全国アビリンピック」が先月、愛知県で開かれました。

 2つの大会で入賞した選手たちが10日、さいたま市内で結果を報告しました。

 10日ははじめに、県職業能力開発協会の平田照雅会長が、県選手団の競技結果を報告しました。

 今年度は2つの大会にあわせて49人が出場し、3人が金賞を受賞するなど21人が入賞しました。

 堀光副知事は結果をたたえるとともに、「皆さんは若く無限の可能性を秘めています。更なる高みを目指し、自らの技能を納得するまで磨き上げていただきたいです」と述べ、今後の活躍に期待を示しました。

 このあと、技能五輪のタイル張りで金賞を受賞したものつくり大学4年の土屋扇利さんは、「金賞が取れなかったら今までの努力がなくなってしまうと思い、気持ちを奮い立たせて頑張りました。努力する経験と成果を得られる経験は、自分の成長につながったと思います」と振り返りました。

深谷市 子どもたちが大切な人へ「ねぎ束」作り

 ねぎが特産品の深谷市にある小学校で10日、子どもたちが大切な人に感謝の気持ち込めて花束ならぬ「ねぎ束」を作りました。

 深谷市は、「深谷ねぎ」の知名度アップや消費の拡大を目指し、毎年11月23日の勤労感謝の日を「深谷ねぎらいの日」として、大切な人に深谷ねぎの束を贈る取り組みを2018年から行っています。

 10日は、深谷市立豊里小学校で、3年生の児童およそ30人が学校近くの畑で育てたねぎを収穫した後、大切な人のためにねぎ束を完成させました。