9月2日(水)のニュース

埼玉栄高乗用車横転死亡事故 遺族が会見

 おととし11月、さいたま市西区の埼玉栄高校のグラウンドで、深夜、男子生徒4人が乗ったグラウンド整備用の車が横転し、助手席の男子生徒が死亡するなどした事故。

 1日、学校の運営法人などを相手におよそ1億3千万円の損害賠償を求める訴えを起こしたことについて、男子生徒の遺族が会見を行いました。

 2日の会見で、遺族側の弁護士は事故当時の車内映像を再生した上で、死亡した男子生徒が「怖いから」と聞き取れる発言をしていることなどから、助手席から身を乗り出していなかったと一部メディアの報道を否定しました。

 その上で、学校側の車の管理体制の不備があったとし、生徒による無断運転が常態化していて、事故のおよそ1か月前にも横転事故が発生したが、学校側は調査や再発防止策を講じていなかったなど指摘しています。

 これらを踏まえて、1日死亡した男子生徒の両親が原告となり、学校側や運転していた生徒らを被告とし、およそ1億3000万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。

 学校側は今回の提訴について、「訴状が届き次第、内容を精査して適切に対応していきたい」とコメントしています。

 事故を巡っては、県警が去年11月に運転していた男子生徒を過失運転致死傷の疑いで、ことし3月にはサッカー部の男性教諭などを業務上過失致死傷の疑いでさいたま地検に書類送検しています。

さいたま市議会9月定例会 開会 33議案提出

 さいたま市議会の9月定例会が2日開会し、およそ136億530万円の補正予算案など33議案が提出されました。

 補正予算案には、八潮市の道路陥没事故を受けて実施した下水道管路の全国特別重点調査の結果を踏まえ、緊急の対策を要するおよそ9.7キロの管路の修繕を行う費用として2億4480万円を計上しました。

 また、来年4月に市内およそ4万3千か所のごみステーションで家庭から排出されたリチウムイオン電池などの収集業務を開始する際に安全な処理体制を築くため、2030年度までの期間でおよそ1億6808万円の債務負担行為を設定しています。

 このほか、利用を希望するすべての児童に放課後の居場所を確保するため、条例の一部を改正する条例案も提出されました。

 さいたま市議会の9月定例会は、9月7日からの一般質問などを経て、10月16日に閉会する予定です。

8月1日付 県の推計人口 3か月連続で減少

 8月1日時点の、県の推計人口は、728万9928人で、前の月より1299人減少しました。

 県の推計人口の減少は、3か月連続となります。

 県の統計課によりますと、8月1日時点で、出生が死亡を下回る「自然減」が、3398人に対し、県への転入が転出を上回る「社会増」が、2099人だったため、推計人口は、前の月と比べて1299人の減少となりました。

 これにより、県の推計人口は、3か月連続で減少しました。

 市町村別では、最も人口が増えたのは、和光市で377人、次いで川口市の169人、さいたま市の158人となっています。

 一方、最も減少したのは、熊谷市の778人で、川越市の203人、行田市の109人と続いています。

県消防学校 新人消防士 訓練成果を披露

 鴻巣市の県消防学校で、ことし4月に入校した新人消防士たちが、訓練の成果を披露しました。

 参加したのは、ことし4月に入校した新人消防士140人で、公開訓練を通して、およそ5か月の成果を披露しました。

 救助訓練では、高さ7メートルの位置に設置された長さ20メートルのロープを、声を出しながら、猿のような体勢で、両手両足を使い移動します。

 そのほか火災の際に使用する、重さおよそ20キロの空気呼吸器の装着や、エンジンカッターでのパイプ切断を披露しました。

 また、建物火災を想定した訓練では、はしごを使い、高い場所にいる人を、救助するとともに、20メートルのホースを使うなどし、消火を行いました。

 最後に、全学生による1分間の一斉放水が行われました。

 参加した新人消防士たちは、訓練を通して、日頃の成果を発揮していました。

川口市立辻小学校 学校給食表彰受賞を市長に報告

 学校給食の普及や充実に優れた成果をあげたとして、学校給食表彰の文部科学大臣表彰を受賞した川口市立辻小学校の児童らが2日、岡村市長に受賞を報告しました。

 川口市役所を訪れたのは、辻小学校の給食委員会の児童や校長、栄養教諭です。

 辻小学校は、文部科学省の「令和8年度学校給食表彰」で、「学校給食優良学校等」として文部科学大臣表彰を受賞しました。

 2日の報告では、給食委員の児童らが受賞を報告するとともに、学校で取り組んでいる食育などについて市長に説明しました。

 岡村市長は「川口市としても非常に名誉な賞でうれしく思います」と受賞を称え、食育に高い意識を持って取り組んできた日頃の活動を評価しました。

 辻小学校では、今後も給食を通じた食育などに取り組んでいくということです。

“まぼろしの豪商” 企画展「長嶋屋 栄枯盛衰」

 まぼろしの豪商と言われ、商人のまち幸手宿で栄えた「長嶋屋」の歴史を知ることができる企画展が、幸手市郷土資料館で、開かれています。

 「長嶋屋」は、江戸時代後期から、明治時代初期まで、8代にわたり、日光道中幸手宿の荒宿で、呉服商などを営んだ商家です。

 企画展では、長嶋屋の歴史を説明する資料などおよそ100点を展示しています。

 「現金安売り掛け値なし」の商法を掲げた長嶋屋の看板は、画家・書家として知られる池大雅が書いた字が刻まれています。

 高さは187センチ、幅が83センチの欅の一枚板で衝立風に仕立てられています。

 「萬覚帳」は、長嶋屋・青木家が所持していた畑の年貢と、土地に関わり徴収される税金の受け取りを記録した帳簿です。

 こちらの村絵図は、長嶋屋が幕末に取得した、現在の茨城県八千代町にある村を示しています。

 そのほかにも一つの村を所有し、広さは、東京ドームおよそ12個分を誇りました。

 そのほか、墓石に刻まれた墓碑の解読に関する資料などが展示され、長嶋屋の歴史や人物像について、詳しく知ることできます。

 この企画展は、幸手市郷土資料館で、10月18日まで開かれています。