6月9日(月)のニュース

越谷アルファーズ 知事に今シーズンの結果報告

 男子プロバスケットボールリーグ、「Bリーグ」の越谷アルファーズが今シーズンの結果を大野知事に報告しました。

 県庁を訪れたのは、越谷アルファーズの運営会社の上原和人社長と四家魁人選手、それにクラブマスコットのアルファマンです。

 アルファーズは今シーズン、国内トップリーグである「B1リーグ」に初参戦し、19勝41敗で東地区6位の成績を残しました。

 四家選手は「厳しいシーズンではありましたが、たくさんの人のサポートのおかげで無事にシーズンを終えることが出来ました」と振り返りました。

 これに対して大野知事は「四家選手を始めとする若い方とベテランの方がうまくかみ合ったのではないかと思っています。終わって見れば19勝と大変な存在感を示したのではないでしょうか」とねぎらいました。

女性が車にはねられ重体 ひき逃げ事件で捜査

 9日朝、富士見市の交差点で、76歳の女性が車にはねられ意識不明の重体です。

 車は現場から逃走していて、警察はひき逃げ事件として捜査しています。

 9日午前7時50分ごろ、富士見市諏訪の丁字路交差点で「高齢女性が路上に倒れている」と、女性から119番通報がありました。

 警察によりますと、現場は信号機のない丁字路交差点で、右折しようとした車が道路を横断していた近くに住む76歳の女性をはね、そのまま走り去ったということです。

 女性は頭などを強く打ち、意識不明の重体です。

 警察は、ひき逃げ事件として逃げた車の行方を追っています。

白岡市役所 プレハブ仮庁舎建設へ

 白岡市役所で火災が発生してから、およそ1か月が経ちました。

 藤井栄一郎市長は9日の定例会見で、年内の完成を目標にプレハブの仮庁舎を建設すると発表しました。

 5月6日に発生した火災では、税務課や市民課などがある庁舎1階部分の一部およそ800平方メートルが焼けました。

 市は現在、市役所に隣接する市の保健福祉総合センターや生涯学習センターなどに分散して窓口を設置し対応しています。

 9日の定例会見で藤井市長は、年内の完成を目標に本庁舎の南側にある職員用駐車場に、床面積およそ2200平方メートルのプレハブ平屋の仮庁舎を建設すると発表しました。

 市の教育委員会の一部は、ことし3月に閉校した旧大山小学校に移すということです。

 また、火事で焼けた本庁舎の復旧は3年後の2028年度中の予定で、予算は40億円以内で収めたいとしています。

 藤井市長は「私が先頭に立ち、職員一丸となって1日も早い復旧復興を目指していきたい」と述べました。

所沢や飯能など5市 防災庁誘致で知事に要望書

 所沢や飯能など県西部の5つの市長らが県庁を訪れ、政府が来年度の創設を目指す防災庁を誘致するため、大野知事に要望書を手渡しました。

 県庁県庁を訪れたのは所沢、飯能、狭山、入間、日高の合わせて5つの市の市長と副市長です。

 要望書では、5つの市が東京都心から30キロから60キロ圏内に位置し、同じ鉄道路線や幹線道路でつながるなど、市の範囲を越えて広域で市民の生活が営まれているとしています。

 そのうえで、地盤が強固で安定していて災害に強いことや航空自衛隊入間基地などがあり、物資や人員の輸送が優れていることを誘致する理由にあげています。

 そして、防災庁の誘致を県に後押ししてもらうため要望書を提出しました。

 入間市の杉島理一郎市長は「ここに防災庁が設置されることは、安心・安全なまちづくりを考えるうえで、この地域だけでなく県にとっても大きな意味があると思うのでお力を賜りたい」と挨拶しました。

 これを受けて大野知事は「5市の皆さんのご希望に従い、県としても支援し力を共に合わせて取り組んでまいりたい」と述べました。

5月の景気動向指数 2か月連続低下

 5月の県内の景気動向指数は41.2で、前の月を1.1ポイント下回り2か月連続で低下したことが帝国データバンク大宮支店の調査で分かりました。

 調査は、県内企業994社を対象にインターネットで行われ、回答率は39.2パーセントでした。

 それによりますと、5月の県内の景気動向指数は41.2で、前の月を1.1ポイント下回り、2か月連続で低下しました。

 2か月連続で低下したのは去年11月以来6か月ぶりです。

 規模別では、「大企業」が43.3「中小企業」が41.0それに「小規模企業」が39.3といずれも低下しています。

 先行きの見通しについては、3か月後が42.7、6か月後が45.0、1年後が46.5で短期的には慎重にみていますが、中長期的に改善を見込んでいる傾向が続いています。

 帝国データバンク大宮支店は「トランプ関税による不透明感や依然として続く人手不足、物価高によるさまざまなコストアップを指摘する声は多い。単価面の厳しさや工程の遅れなどの影響で、実際の売り上げまでには至らないケースも散見される」と指摘しています。

大野知事 狭山茶の出来栄えを視察

 日本三大銘茶のひとつ「狭山茶」のことしの出来栄えを大野知事が視察しました。

 創業100年以上の歴史を誇る所沢市の大和園油屋製茶所を訪問した大野知事は、園主の関隆治さんの案内を受けながら茶葉を強い力で揉み込み、葉を柔らかくする「揉捻機」などの製造ラインを視察しました。

 そして、濃厚な色と味が特徴の「さやまかおり」などを育てている茶園を見学したあと、県の代表的な品種「さやまみどり」の煎茶と紅茶を味わいました。

 また、大野知事は先月開かれた全国植樹祭の前日に、天皇陛下が狭山茶の茶畑を訪問された際のエピソードを話し「陛下に独特のお茶の香りがして、大変楽しめましたとお話をいただいた。埼玉県を代表する産業としてご紹介した手前、大変ありがたかった」と述べました。

ファミマこども店長+SDGs

 大手コンビニチェーンファミリーマートは、仕事を通してSDGsについて学ぶ職業体験を川口市の店舗で開き、地元の小学生が参加しました。

 ファミリーマートは、子どもたちがコンビニエンスストアの仕事を体験することで、社会の仕組みを学んでもらおうという就業体験プログラム「ファミマこども店長」を企画しています。

 9日は「川口金山町店」で行われ、地元の小学生6人が参加しました。

 従来のレジ打ちや商品の陳列のほか、今回、初めて食品ロスの削減などを学ぶSDGsの要素も加えて行われました。

 レジを使いながら接客の練習をした子どもたちは、聴覚障害者などが来店した時は、指さしで意思疎通していることを学びました。

 その後、飲料を棚に並べる体験をしたほか、フードロス削減のために賞味期限の近い商品にエコ割シールを貼りました。

 また、フードドライブについて、2か月以上おいしく食べられるものを集めていることなどをクイズ形式で学びました。

 そして、最後にSDGsの理解を深めた子どもたち1人ひとりに修了証が手渡されました。