3月25日(水)のニュース

抗がん剤治療で死亡 医療事故調査制度で原因調査

 県立小児医療センターで白血病患者5人が抗がん剤の注射後に神経症状を発症し、このうち1人が死亡した問題で、センターは県議会の福祉保健医療委員会で法律に規定されている医療事故調査制度に基づき、外部有識者らによる委員会を立ち上げて原因を調査する方針を明らかにしました。

 県立小児医療センターでは去年1月以降、白血病の治療のために抗がん剤の髄腔内注射を受けた患者5人が神経症状を発症しました。

 このうち死亡した1人と意識不明の重体となった2人の髄液からは髄腔内注射では使用されない別の薬液で、神経障害を起こしやすい「ビンクリスチン」が検出されていました。

 25日開かれた県議会の福祉保健医療委員会で、委員は「病院として第三者委員会の立ち上げの予定があるか」と質しました。

 これに対し、小児医療センターの岡明病院長は「今後、外部委員を増やし事故の観点から意見を広く求めていく」と述べ、外部有識者らによる事故調査委員会を設置する考えを示しました。

 このあと、委員会では事故調査委員会に医療職の県職員や外部専門委員を構成員に加えることや原因究明体制の構築などを求める決議案が提出され、起立総員で可決されました。

選挙運動員に報酬を支払い罪 長瀞町長を在宅起訴

 さいたま地検は25日、3年前の長瀞町議選と去年の町長選挙で、選挙運動員に報酬を支払ったなどとして、公職選挙法違反の罪で鈴木日出男町長を在宅起訴しました。

 起訴状によりますと、鈴木被告(66)は、2023年4月の町議選と、去年6月の町長選に立候補した際、選挙運動用のビラを配るなどの選挙運動への報酬として、運動員13人に対し、現金あわせて78万円を渡したなどとしています。

 鈴木町長を巡っては、関係者が刑事告発し、県警が公職選挙法違反の疑いで、書類送検していました。

嵐山花見台工業団地工業会 30周年記念式典

 嵐山町にある花見台工業団地工業会の設立30周年を記念した式典が開かれました。

 嵐山花見台工業団地工業会は、県が開発したおよそ96ヘクタールの大型工業団地で会員の自主的な経済活動を促進し、経済地位の向上と地域社会の貢献を目的に1996年4月に設立しました。

 来賓の大野知事は「団地を盛り上げ地域との絆を引き継いできたことに感謝します。関東圏の真ん中という交通の便の良さを最大限に生かしてほしい」と述べました。

 このあと、参加者らは30周年記念碑の除幕式を行いました。

男性ひき逃げ死亡事件 危険運転致死の適用求める

 去年12月、狭山市の国道で酒気帯び運転のうえ、スピード違反で赤信号を無視し、男性をはねて死亡させ、現場から逃走した男について、過失運転致死と道路交通法違反とした起訴の訴因を変更するよう遺族側が25日、さいたま地検川越支部に申し入れました。

 事件は、去年12月22日午前0時すぎ、狭山市鵜ノ木の国道で横断歩道を渡っていた近くに住む会社員の森口和樹さん(25)がスピード違反で信号を無視した車にはねられ死亡したものです。

 警察は、事件発生からおよそ2時間後に現場から4キロほど離れた入間市内の路上で止まっていた車の運転手 阪元昊被告(20)を酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕し、ことし1月には危険運転致死とひき逃げの疑いで再逮捕していました。

 その後、1月28日にさいたま地検川越支部が危険運転致死ではなく、過失運転致死と道路交通法違反で起訴していました。

 これを受けて25日森口さんの遺族がオンラインなどで集めた4万7000人分の署名とともに、訴因を危険運転致死に変更するよう求めました。

八潮陥没で通行止めの県道 来月15日供用開始へ

 去年1月、八潮市で発生した道路陥没事故により、全面通行止めとなっていた県道松戸草加線の暫定2車線での供用開始が、来月15日に決まったことが、県が発行する「かわら版」で明らかになりました。

 県下水道局によりますと、県道松戸草加線のうち、全面通行止めとなっていたおよそ600メートルの区間について、下水道管の普及工事が完了したことなどから4車線のうちの南側の2車線を使い、暫定供用する事になりました。

 供用開始は、来月15日の午前10時からで市民には25日配られたかわら版で公表されました。

 この他、かわら版では、陥没現場周辺で発生している金属メッキなどの黒色の腐食について、腐食が生じた部品の交換などにかかる費用の補償の受付を来月6日から開始するとし、県下水道局のホームページを確認のうえ申し込みをして欲しいとしています。

日本郵便関東支社 子ども食堂を支援

 日本郵便関東支社は、賞味期限が近く郵便局で販売できなくなった食料品を子ども食堂に提供することになりました。

 日本郵便関東支社は、ことし1月から関東支社管内の37カ所の郵便局で、ミニストップの商品を販売しています。

 親の貧困などで食事が取れないといった子どもたちを支援しようと、賞味期限が近く販売できない食料品を子ども食堂に提供することにしました。

 25日の会見で、日本郵便関東支社の丸山元彦支社長は、子どもは将来の世代を支える非常に大事な存在として「今後もいろいろな取り組みで社会に貢献していきたいと」とあいさつしました。

 提供する食料品は県内に15カ所ある子ども食堂ネットワークの拠点に順次送られるということです。

ことしは2部制 埼玉大学 卒業式

 さいたま市で25日、埼玉大学の卒業式が行われ、2000人を超える学生が希望を胸に新たな一歩を踏み出しました。

 25日、卒業式・大学院修了式を迎えたのは学士課程の1517人と大学院修士、博士課程などの624人のあわせて2141人です。

 ことしの卒業式は、大宮ソニックシティの大ホールを会場に行われ、午前と午後の2部に分けられました。

 式典では、はじめに代表の学生らが坂井貴文学長から学位記を授与されました。

 そして、坂井学長が「誠実に積み重ねられた努力は皆さん自身の力を育むと同時に、確かな信頼として蓄えられていきますその信頼は人生の節目において皆さんを支え新たな扉を開く力になっていくはずです」と式辞を贈りました。

 続いて卒業生を代表して工学部・増田魁さんが「これから先、新たな課題や困難に直面することもあるでしょう。しかし、この埼玉大学で学んだ知識や経験、そして仲間との絆はきっとこれからの人生を支えてくれる大きな力になるはずです」と答辞を述べました。

センバツ高校野球 花咲徳栄 23年ぶりベスト8

 センバツ高校野球2回戦、花咲徳栄は、17対0で新潟の日本文理に快勝し、ベスト8に進出しました。

 3回表、相手エラーで、4点を先制した花咲徳栄は、4回表にも1アウト3塁1塁から4番佐伯のタイムリーなどで7点を奪います。

 8回にも7番谷口、8番渡辺、1番岩井のタイムリーなどで6点を奪います。

 守りでは、3人の投手が日本文理を2安打無得点に抑え、17対0で快勝。

 23年ぶりにベスト8に進出しました。

県内企業社長の平均年齢61.1歳 過去最高を更新

 県内企業の社長の平均年齢は61.1歳で過去最高を更新したことが帝国データバンク大宮支店の調査で分かりました。

 調査によりますと、去年12月時点で県内に本社がある企業の社長の平均年齢は61.1歳で、前の年より0.2歳上回り35年連続で最高齢を更新しました。

 年代別では、「50代」が32.5パーセントで最も多く、「60代」の26.2パーセント、「70代」の19.0パーセントと続き、50歳以上が全体の84パーセントほどを占めています。

 業種別では、「不動産」が64.4歳で最も高く、最も低かったのは「運輸・通信」の59.5歳でした。

 帝国データバンク大宮支店は「より早期の段階から事業継承を見据えた人材育成と継承計画の策定が必要」と指摘しています。