県立小児医療センター 抗がん剤注射で患者死亡
県立小児医療センターは11日、白血病の治療のために抗がん剤を注射した男性患者3人が重度の障害を発症し、このうち1人が先月死亡、ほかの2人も、現在、意識不明の重体と発表しました。
県立小児医療センターによりますと、患者は10歳未満が1人、10代が2人でいずれも急性リンパ性白血病と診断されていました。
3人は、治療のため、去年1月から10月までの間にそれぞれ髄腔内注射を行ったところ、神経症状を発症し、その後重篤な障害となりました。
3人は人工呼吸器を付けて治療をしていましたが、去年10月に注射を受けた10代の男性患者が先月6日に死亡しました。
また、残る2人も意識不明の重体となっています。
症状発生を受けて病院は、去年11月以降、抗がん剤の髄腔内注射を中止すると共に、外部の有識者らで構成する調査対策委員会を設置、調査の結果、3人の髄液からは髄腔内注射では使用されない別の薬液で、神経障害を起こしやすい「ビンクリスチン」が検出されたということです。
県立小児医療センターは、事件と事故の両面の可能性があるとして10日、大宮警察署に届け出たということです。
