10月8日(水)のニュース

「ピクトレ」 今月11日から実証実験開始

 まちを歩きながら電柱を撮影することで、地域のインフラ設備の安全維持に貢献できる参加型のチームバトルゲーム「ピクトレ」の実証実験が、県内で今月11日から始まります。

 「ピクトレ」は専用のアプリをインストールしスマートフォンで電柱の写真を撮影するゲームです。

 電柱全体や番号札など指定された5種類を撮影するとポイントがもらえ、ギフト券などと交換することができます。

 すでに開催されているほかの県ではおよそ30万円分のポイントを獲得した人もいるということです。

 県内で対象となる電柱はおよそ11万本で、電柱の写真はNTT東日本に共有され、ヒビやサビといった異常がないかどうかの点検に役立てられます。

 実証実験は人気アニメ「ゆるキャン△」とコラボレーションしていて、埼玉県、長野県、山梨県で今月11日から来月末まで行われます。

9月 県内企業の倒産 4か月連続 前年同月比増

 先月の県内企業の倒産件数は37件で、4か月連続で前の年の同じ月を上回ったことが帝国データバンク大宮支店の調査で分かりました。

 先月、1千万円以上の負債を抱えて倒産した県内企業は前の年の同じ月と比べて6件増えて37件でした。

 倒産件数が前の年の同じ月を上回るのは4か月連続です。

 負債総額は28億3400万円で前の年の同じ月と比べて47億円減りました。

 業種別では小売業が11件で5か月ぶりに最も多くなりました。

 要因別では販売不振が36件で大半を占めています。

 帝国データバンク大宮支店は「物価高騰、人件費増といったコストアップは企業体力にダメージを与え、持ちこたえられず事業継続を断念する企業は一定数出てきている」と指摘しています。

 そのうえで「国内政治情勢の不透明さなど経営上のリスク要因は数多い。しばらくは緩やかな増加傾向が続いていくものとみられる」としています。

「先人の知恵」に学ぶ 児童が縄ない体験

 加須市の小学校で8日、児童たちが稲刈りで刈り取ったわらを使って縄をなう方法を学びました。

 「縄ない体験」は、先人たちの知恵を学んでもらおうと加須市立樋遣川小学校5年の総合的な学習の時間で毎年行われています。

 縄ないで使うわらは、授業の一環で児童たちが5月に田植えをして先月に稲刈りしたものです。

 8日は、地元で農家などを営む樋遣川平成クラブ連合会の会員あわせて11人が児童たちに縄のない方を教えました。

 授業ではまず、わらを捻りやすくするために木槌で叩いて柔らかくしました。

 そして、数本のわらを足で押さえつけながら、両手でねじって、強い縄を作っていきました。

 児童たちは最初、木槌の使い方やわらのねじり方に苦労していましたが、慣れた手つきの会員から手ほどきを受けながら作業を進め、最後は出来上がった縄で縄跳びを楽しんでいました。

そごう大宮店で開催中 「北海道の物産と観光展」

 旬を迎えたサケをメインに北海道のグルメを楽しめる物産展が、さいたま市のそごう大宮店で開かれています。

 会場には、サケやホタテなど海の幸がふんだんに入った弁当や、オリジナルスイーツなど選りすぐりの北海道グルメが取りそろえられています。

 そごう大宮店の「北海道の物産と観光展」には、札幌や函館、小樽など、道内45の店舗が出店しています。

 サケ本来の味わい深いメジカザケに北海道猿払村で獲れたホタテと道産牛が目立つ弁当や、サケとウニがふんだんに盛られた弁当などを楽しむことができます。

 このほか、ザンギやサケの切り身など惣菜として味わえる商品も並び多くの客でにぎわいました。

 「北海道の物産と観光展」は、今月13日までさいたま市のそごう大宮店で開かれています。