10月7日(火)のニュース

県がディーゼル車規制に向け 車両検査

 今月はディーゼル車対策の強化月間です。

 県は7日、粒子状物質の排出基準に適合していないディーゼル車の規制に向け、久喜市の高速道路で車両検査を行いました。

 埼玉や東京などの九都県市は、自動車排出ガスによる大気汚染を改善するため、2003年10月から条例に定めた粒子状物質の排出基準に適合していないディーゼル車の運行を禁止しています。

 県は7日午前10時半から、圏央道の菖蒲パーキングエリアで車両検査を行い、県の職員らが車検証を確認するなどして違反の有無を調べていました。

 また、規制の内容を記載した啓発品を配布しながら、注意を呼びかけました。

小鹿野町長選告示 現職と新人の一騎打ち

 任期満了に伴う小鹿野町長選挙が7日告示され、現職と新人の一騎打ちとなりました。

 小鹿野町長選挙に立候補したのは、新人でオンブズマン活動に取り組む新井富士男氏(65)と、現職で3期目を目指す森真太郎氏(69)のいずれも無所属の2人です。

 投票は今月12日に行われ、即日開票されます。

作曲家 三枝成彰さんが音楽授業

 子どもたちに音楽に親しんでもらおうと、川越市の中学校で、日本を代表する作曲家 三枝成彰さんによる特別授業が行われました。

 三枝成彰さんは現在83歳のクラシックから「機動戦士ガンダム」シリーズなどのアニメまで、幅広いジャンルの音楽を手がけた作曲家で、2020年には文化功労者に選ばれています。

 子どもたちに音楽に親しんでもらおうと、明治安田生命の主催で、2009年から全国の小中学校をまわりクラシック音楽の歴史や特徴を伝える授業をしています。

 7日は川越市立東中学校で授業が行われ、1年生から3年生まで327人の生徒が参加しました。

 三枝さんは8世紀から現代まで、それぞれの時代の音楽を流して西洋音楽の発展について伝えました。

 そして「クラシック音楽は楽譜があるからこそ数百年もの間、楽曲が正確に伝えられてきた」と話しました。

 その後の質疑応答で、生徒から進路をどう決めるべきか問われると「やりたいことをやる。人間は努力で偉大な人になれる」と答えると、多くの生徒から拍手が送られていました。

花咲徳栄ボクシング部 新国選手が優勝報告

 花咲徳栄高校ボクシング部の新国優芽選手が、地元さいたま市の見沼区役所を訪れ、インターハイ優勝を報告しました。

 新国優芽選手は見沼区役所を訪れると、吉田亀司区長から花束を受け取りました。

 新国選手は花咲徳栄高校ボクシング部に所属する3年生で、ことし7月から8月にかけて、岡山県で行われたインターハイのボクシング・女子ライト級で3試合に勝利し初優勝を果たしました。

 吉田区長は「大変すばらしい選手が見沼区に住んでいるということで、職員一同誇りに思っています」とたたえました。

 新国選手は、「準決勝は緊張していたが、決勝は落ち着いて戦うことができたので良かったです」と大会を振り返りました。

「子どもたちの命と希望」展

 夢や希望を抱きながらホロコーストの犠牲となった子どもたちや、今なお続く紛争と隣り合わせで生きる子どもたちが描いた絵を通して、平和と命の尊うさを考える展覧会が川越市立中央図書館で開かれています。

 1940年代、テレジン収容所に送られた10歳の子どもの絵には、移動遊園地のメリーゴーラウンドやブランコなどで人々が遊ぶ様子が描かれていて、収容所の外の楽しい光景を思い浮かべていたことが伝わってきます。

 ガザの子どもたちは、鮮やかな色彩で楽しそうに手をつなぐ2人を描く一方、爆撃を受け荒れ果てたまちを、片足を失った人が松葉杖で歩く姿を絵にするなど、平和の大切さと紛争が招く惨状を訴えています。

 また、16歳で命を絶たれ「アンネの日記」で知られるアンネ・フランクの資料も展示されていて、若く尊い命が奪われた過去の歴史と向き合うことの大切さを伝えています。

 この展覧会は、9日まで川越市立中央図書館で開かれています。