10月3日(金)のニュース

春日部市 車4台絡む多重事故 3人死傷

 3日夕方、春日部市の市道で車4台が絡む事故が発生し、1人が死亡、2人が軽いけがをしました。

 警察によりますと、3日午後4時すぎ、春日部市谷原新田の信号機のある十字路交差点で、軽乗用車が対向車線で右折待ちをしていた乗用車と衝突しました。

 そのはずみでさらに2台が巻き込まれるなど、あわせて4台が絡む事故がありました。

 このうち軽乗用車1台は横転したということです。

 この事故で、横転した軽乗用車を運転していた70代から80代くらいの女性は病院に搬送されましたが、およそ1時間後に死亡が確認されました。

 また2人が軽いけがをしました。

 警察は、事故のくわしい状況を調べています。

県教委 データベース未確認 新たに6000人余

 県教育委員会は、教員を採用する際に義務づけられている児童・生徒への性暴力などで処分を受けた教職員のデータベースの確認を怠っていた問題で、新たに6000人あまりが未確認だったと発表しました。

 このデータベースは、児童・生徒への性暴力などで免許を失効した教員の情報を集めたもので、おととし4月から運用が始まり、教員を採用する際には必ず確認することが法律で義務付けられています。

 県教育委員会は、ことし8月、制度の開始以降に採用した市町村立小中学校の臨時的任用教員などおよそ9000人について、確認しなかったと発表していました。

 県教育委員会は3日、新たに6000人余りについて再任用の教員や市町村をまたぐ異動などの場合に、確認を行っていなかったと明らかにしました。

 また、8月に県教育委員会が発表した資料にも誤りがあったとして、データベースの未確認は当初の発表よりも200人余り少ない人数に訂正されました。

 今回新たに判明した分を含めると、1万4711人にのぼりますが、採用者に処分歴はありませんでした。

 県教育委員会は、「通知の解釈が不十分で職員間の情報共有も不十分だった」として、マニュアルの見直しや職員研修を徹底するなど、再発防止に努めるとしています。

ドラッグストアで強盗疑い17歳の男子高校生逮捕

 朝霞市内のドラッグストアで、男が男性店員を刃物で脅し睡眠改善薬を奪い逃走した事件で、警察は3日朝霞市に住む17歳の男子高校生を強盗などの疑いで逮捕しました。

 調べに対し黙秘しているということです。

 強盗などの疑いで逮捕された17歳の男子高校生は、2日午後4時50分ごろ朝霞市栄町の「スギドラッグあさか栄店」に押し入り、男性店員に刃物を突きつけて脅し、睡眠改善薬7箱を奪った疑いが持たれています。

 事件当時、店内にいた店員と客にけがはありませんでした。

 警察によりますと、防犯カメラの捜査などから朝霞市内のスーパーにいた男子高校生を発見し、3日未明、逮捕したということです。

 その際、男子高校生は果物ナイフを所持していたというとです。

 調べに対し、男子高校生は黙秘しているということで、警察は犯行に至った動機やいきさつを調べています。

「秋の全国交通安全運動」期間中の死者2人

 先月21日から30日までに行われた秋の全国交通安全運動期間中に発生した交通事故による死者は2人で、前の年に比べ1人減少しました。

 県警交通総務課によりますと、期間中に県内で発生した人身事故は、前の年の同じ時期に比べ22件増え418件でした。

 このうち、和光市内で自転車に乗って横断歩道を渡っていた76歳の女性が、トラックにはねられ死亡するなど死者は2人で、全国ワースト12位でした。

 負傷者は503人で、前の年の同じ時期に比べ30人増えています。

 県警は、暗くなるのが早くなるこれからの時期はドライバーは早めにライトを点灯し、歩行者は反射材の着用を心がけるよう呼びかけています。

8月有効求人倍率1.00倍 2か月ぶり低下

 ことし8月の県内の有効求人倍率は1.00倍で、前の月を0.02ポイント下回り、2か月ぶりに低下しました。

  埼玉労働局によりますと、有効求職者数は8万9151人で、前の月と比べ1.2パーセント増加しました。

  これに対し、有効求人数は8万9021人で、前の月と比べ1.1パーセント減少しました。

  これにより、仕事を求める人1人に対して何人の求人があるかを示す有効求人倍率は1.00倍で、前の月を0.02ポイント下回りました。

 有効求人倍率が低下するのは2か月ぶりです。

 埼玉労働局は現在の雇用情勢について「一部求人の動きに足踏みがみられ、物価上昇などが雇用に与える影響に注意する必要がある」と指摘しています。

ねんりんピック岐阜2025 埼玉県選手団結団式

 高齢者を中心にスポーツや文化、健康と福祉を通じて交流を深める「全国健康福祉祭ねんりんピック」が、今月18日から岐阜県で開幕するのを前に、埼玉県選手団の結団式が伊奈町で開かれました。

 埼玉県からは、卓球やテニスのほか囲碁や将棋など19種目に、選手・監督132人が出場します。

 3日の結団式では、県選手団の旗手を務める弓道の出下晃一郎選手に、県地域包括ケア局の山口達也局長から団旗が手渡されました。

 このあと、卓球の浅川洋子選手が「他県の皆さんとの交流を大いに深め楽しむとともに、日頃の練習の成果を遺憾なく発揮し、ねんりんピック埼玉大会に向けて弾みをつけてまいります」と、選手を代表して意気込みを語りました。

 ねんりんピックは、岐阜県内の24の市と町で今月18日から21日まで行われます。

オリンピアンが小学校で講演

 児童たちに夢や目標を持って成長してもらおうと、加須市の小学校でオリンピアンによる講演会が開かれました。

 講演会は加須市立大利根東小学校で開かれ、5年生と6年生の児童およそ70人が参加しました。

 児童に、社会の第一線で活躍する人から夢に向かって努力することの大切さを学んでもらうのが狙いで、県教育委員会とあいおいニッセイ同和損保が企画しました。

 講師は、競泳日本代表としてリオデジャネイロオリンピックに出場した青木智美さんが務めました。

 青木さんは大学2年生のときに出場したジャパンオープンで、同い年の選手の活躍に刺激を受け、日本代表を目指すようになったと話しました。

 そして1週間の練習回数を7回から10回に増やし、努力を重ねることでタイムを縮め、日本代表に選ばれました。

 青木さんは大舞台での活躍やうまくいかなかった経験などを踏まえ「無理だと思っても、目標に向かって最後まで諦めずに挑戦してほしい」と子どもたちに伝えました。

小学生が命や食の大切さ学ぶ

 毛呂山町の小学生が、ブタをテーマにした特別授業を通じ、命や食の大切さを学びました。

 授業は、日高市でブタの飼育から加工、販売まで手がけるサイボクが地域の子どもたちの食育を目的に企画し、毛呂山町立毛呂山小学校の5年生が参加しました。

 講師を務めるサイボクの社員は、ブタは産まれてから半年ほどで食肉となることや、豚肉にはビタミンB1やタンパク質などの栄養素が含まれていることを説明しました。

 そして「ブタは鳴き声以外はすべて食べられる」と紹介し、子どもたちが心臓や耳、のどを加工したものを実際に味わいました。

 子どもたちは授業を通して命に感謝し、食べ物を残さずに食べることの大切さを学んでいました。