8月6日(水)のニュース

東松山市 住宅火災で1人死亡

 6日午前、東松山市で木造平屋建て住宅が全焼する火事があり、焼け跡から1人の遺体が見つかりました。

 6日午前11時20分ごろ、東松山市松葉町の岡野吉成さんが住む木造平屋建て住宅が燃えていると、近くに住む男性から110番通報がありました。

 火はおよそ5時間後に消し止められましたが、木造平屋建て住宅が全焼し、焼け跡から1人の遺体が見つかりました。

 警察によりますと、この家には、岡野さんが1人で住んでいて、火事のあと連絡が取れていないということです。

 警察は、見つかった遺体が、岡野さんとみて、身元の確認を進めるとともに、火事の原因を調べています。

広島 被爆80年 所沢市平和祈念式

 広島に原爆が投下されてから6日で80年です。

 被爆地からおよそ700キロ離れた所沢市で平和を祈る式典が開かれました。

 所沢市役所には広島に原爆が投下された際に、広島市庁舎前の敷石として使われていた石が「被爆敷石」として設置されています。

 この「被爆敷石」は、1984年に当時の所沢市長と広島市長に交流があったため、広島市から寄贈されました。

 6日はより多くの市民に平和を祈るきっかけにしてもらおうと、ことし初めて市の主催で所沢市平和祈念式が行われました。

 はじめに広島の平和記念式典に参列している小野塚勝俊市長に代わり、林誠副市長が「被爆敷石は、今も平和の尊さ、戦争の恐ろしさ、命の大切さを私たちに語りかけている」などとメッセージを読み上げました。

 そして、訪れたおよそ150人は原爆が投下された午前8時15分に黙祷をささげると「被爆敷石」に献花しました。

前年同月比7件 増加 県内の7月倒産 45件

 先月の県内企業の倒産件数は45件で、前の年の同じ月にくらべ7件増加したことが、帝国データバンク大宮支店の調査で分かりました。

 先月、1000万円以上の負債を抱えて倒産した県内企業は45件で、前の年の同じ月にくらべ7件増加しました。

 負債総額は37億2300万円で前の年の同じ月に比べ114億3000万円と大きく下回りました。

 負債額が10億円を超える倒産は、4月以来3か月ぶりに発生せず、小規模の倒産が大半を占める傾向が続いています。

 業種別では、建設業が13件で最も多く、次いでサービス業が11件、小売業が9件でした。

 建設業が最多となるのは3か月連続です。

 帝国データバンク大宮支店は「国内景気は、緩やかな回復の見方が一部にあるものの、力強さに欠ける展開が続いている」としたうえで、「倒産件数は緩やかな増加傾向が続くであろう」と分析しています。

県警がイベント サイバーセキュリティを楽しく学ぶ

 サイバーセキュリティについて楽しみながら理解を深めてもらおうというイベントが川越市で開かれ、高校生や大学生らがクイズなどに挑戦しました。

 イベントは、県警サイバー対策課が主催し、県内の高校生や大学生など65人が参加しました。

 参加者は、「フィッシング詐欺」や「闇バイト」などの説明として間違っているものを4択で選んだり、1枚の写真から正確な場所などをスマートフォンを使って割り出したりするクイズなどに挑戦しました。

 県警サイバー対策課によりますと、去年1年間のサイバー犯罪の検挙件数は725件で、おととしと比べ109件増加していて、統計を取り始めた2009年以降、過去最多だったということです。

埼玉大学オープンキャンパス

 さいたま市桜区にある埼玉大学では6日からオープンキャンパスが行われています。

 埼玉大学のオープンキャンパスは完全予約制で、事前に申し込みがあった志願者と保護者あわせておよそ3000人が参加しました。

 初日の6日は教養学部と経済学部が対象で、このうち教養学部の説明会では、担当教員が語学教育に力を入れていて留学に挑戦して視野を広げる多くの学生がいることなどを説明しました。

 また、キャンパスツアーでは、参加者が学部などの施設を回りました。

 埼玉大学のオープンキャンパスは、7日理学部と工学部で、8日は教育学部で午前10時から午後5時まで行われる予定です。

上尾市消防本部でイベント 「夏休み一日消防士」

 消防の仕事や火災予防の大切さを知ってもらおうと、上尾市消防本部で子どもたちが消防士の仕事を体験するイベントが開かれました。

 イベントには上尾市と伊奈町に住む小学4年生から6年生までの児童、あわせて29人が参加しました。

 はじめに消防士の仕事を教わったり、敬礼の仕方を習ったりしました。

 そして、中山一之消防長は「消防士で1番大切にしていることはチームワークなので、6日のイベントでは仲間と協力してほしい」とあいさつしました。

 このあと、屋外訓練場に移動した子どもたちは防火衣を着て消防車に乗りました。

 またホースから出る水のコントロールに苦戦しながら、的めがけて放水したり、はしご車に乗り、20メートルの高さを体感したりしていました。

 参加した子どもたちは、さまざまな体験を通して楽しみながら消防の仕事を学んでいました。

加須市 イチジクの出荷始まる

 加須市では市の名産品「イチジク」の出荷が6日から始まりました。

 加須市の「JAほくさい種足野菜出荷所」では、地元の農家で構成される「加須市騎西いちじく組合」の組合員20人が、イチジクの大きさや品質を確認しながら出荷作業を進めていました。

 加須市の騎西地区では、水田の転作作物としておよそ40年前からイチジクの栽培が始められています。

 栽培されているのは、さっぱりとした甘さと適度な酸味のバランスの良さが特長の「ドーフィン」という品種で、そのまま食べるほか加工品にも適しています。

 組合によりますと、イチジクは暑さに強く、ことしの猛暑も品質への影響は無いということです。

 出荷作業は11月上旬まで行われ、およそ35トンのイチジクがJAほくさい騎西の農産物直売所や県内のスーパーなどで販売される予定です。