行田市マンホール転落事故 4人の死亡を確認
2日午前、行田市で、下水道管の点検作業をしていた男性作業員4人が、マンホールに転落した事故で、その後、救助された4人全員の死亡が確認されました。
消防によりますと、マンホール内部から硫化水素が検出されていて、4人は、硫化水素を吸い込んだ影響で転落した可能性があるとみて調べています。
事故は、2日午前9時半ごろ、行田市長野で下水道管の点検をしていた行田市谷郷の本間洋行さん(53)がマンホール内に転落し、その後、救助をしようとしたほかの3人も転落しました。
本間さんら4人は、心肺停止で救助されましたが全員の死亡が確認されました。
消防によりますと、マンホールはおよそ12メートルの深さで、マンホール内で作業ができる基準値の約8倍の硫化水素が一時検出されたということです。
警察と消防は、本間さんらは、硫化水素を吸い込んだ影響で転落した可能性もあると見て死因の特定を進めると共に業務上過失致死の疑いも視野に捜査しています。