7月7日(月)のニュース

保育士の処遇改善 5県の知事ら 国に要望書提出

 保育士の処遇を巡って隣接する都府県との格差の解消を求め、埼玉県など5県の知事らが国に保育士の処遇改善を求めて要望書を提出しました。

 7日は山崎達也副知事をはじめ、千葉、奈良、和歌山、佐賀の県知事らが内閣府を訪れ、辻清人副大臣に要望書を手渡しました。

 5県は東京、大阪、福岡といった給与水準の高い隣接する大都市に保育士が流出するという共通の課題があり、合同での要望は今回で3回目です。

 また、来年度から保護者が働いていなくても子どもを保育所などに預けられる「こども誰でも通園制度」が始まるため、さらなる保育の需要が見込まれます。

 要望書には隣接する自治体間で公定価格に大きな差が生じないようにすることや自治体の財政力によって保育サービスに地域格差が生じないように求めることなどが盛り込まれています。

 山崎達也副知事「副大臣も抜本的な見直しが必要とおっしゃってくださったので見直しをお願いしたい」

女子高校生に抱きついた疑い 小学校教諭を逮捕

 先月24日、幸手市の住宅の敷地内で女子高校生に抱きつくなどしたとして、都内の公立小学校に勤務する44歳の教諭の男が逮捕されました。

 不同意わいせつの疑いで逮捕されたのは、草加市西町に住む台東区の区立小学校教諭、近藤正人容疑者(44)です。

 警察によりますと近藤容疑者は、先月24日、幸手市の路上で帰宅途中だった女子高校生に声をかけて、近くの住宅の敷地内に誘い出し、抱きつくなどのわいせつな行為をした疑いが持たれています。

 調べに対し、近藤容疑者は、「抱きついたことは間違いないが、ほかの行為はしていない」などとと容疑を一部否認しているということです。

 また、近藤容疑者は「好みのタイプの女性だった」と話しているということで、警察は詳しいいきさつを調べています。

大野知事 防災庁の県内設置を国に要望

 来年度設置を目指す「防災庁」の誘致を求める県内3地域から協力を求められている県は、7日、内閣府を訪れ、埼玉県への防災庁設置を要望しました。

 内閣府を訪れた大野知事は、災害対応の司令塔として今月1日に内閣府に新設された防災監の、長橋和久内閣府防災監に埼玉県への防災庁設置を求める要望書を手渡しました。

 要望書によりますと、防災庁を設置する際の埼玉県の強みとして強固で安定した地盤、都心に近く、地震に強い緊急輸送道路があること、広域物資輸送拠点を確保できることなどをあげています。

 切迫する大災害の発生から国民の命と暮らしを守り抜くため政府が来年度中の設置を目指す「防災庁」。

 防災庁の誘致をめぐって県内では、先月と今月、所沢市などの西部地域、本庄市などの本庄地域、秩父市などの秩父地域の3地域が設置を求め、県に協力を要望しています。

車で男性を引きずる 24歳の男を殺人未遂で逮捕

 6日早朝、草加市で、車で男性をおよそ200メートル引きずり、殺害しようとしたとして、警察は、24歳の男を逮捕しました。

 殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、草加市八幡町の会社員 五十嵐慶也容疑者(24)です。

 五十嵐容疑者は6日午前4時15分ごろ、草加市松江で、38歳の男性が乗車する車に後ろから追突しました。

 男性が五十嵐容疑者の車に近づき、警察に通報しようとしたところ車を急発進させ、窓枠を掴んでいた男性をおよそ200メートル引きずった後、振り落とし、そのまま逃走しました。

 男性は全身を強く打ち、病院に搬送されましたが、命に別条はないということです。

 警察は、男性が乗車していた車のドライブレコーダーの映像や目撃者の証言などから五十嵐容疑者を特定し、殺人未遂の疑いで逮捕しました。

 調べに対し、五十嵐容疑者は「おぼえてません」と容疑を否認しているということです。

自転車の男性はねられ重体 57歳の男逮捕

 6日深夜、桶川市の市道で、45歳の男性が車にはねられ意識不明の重体です。

 警察は、ひき逃げ事件として、捜査していましたが、7日午後、北本市の57歳の男を逮捕しました。

 ひき逃げなどの疑いで逮捕されたのは、北本市中丸の会社員 加藤重彦容疑者(57)です。

 加藤容疑者は、6日午後11時25分ごろ、桶川市若宮の市道で、乗用車を運転し、自転車に乗っていた市内に住む45歳男性を後ろからはねて、そのまま逃げた疑いが持たれています。

 はねられた男性は、病院に搬送されましたが、右ふとももの骨折や、肺挫傷などで意識不明の重体ですが、命に別状はないということです。

 警察は、防犯カメラなどの捜査から、加藤容疑者を特定し、7日午後、逮捕しました。

 調べに対し、加藤容疑者は、「自転車に乗った人とぶつかった。お酒を飲んでいたので、逃げてしまいました」と容疑を認めています。

 警察は、当時の状況を詳しく調べています。

鳩山町長 小学校で給食を食べ交流

 去年7月の町長選で当選し、全国最年少の町長となった鳩山町の小川知也町長が、町内の小学校を訪問し、児童たちと一緒に給食を食べました。

 鳩山町の小川知也町長は、町内全ての小中学校、全学年全クラスで児童生徒たちと給食を食べながらこどもの意見を聞く取り組みを行っています。

 7日は鳩山町立鳩山小学校2年1組の児童ら21名と給食を食べながら交流しました。

 交流の中では、小川町長が児童らに、「七夕のお願い事は何にしたの?」と話しかけると、児童たちは思い思いに自分の願い事を答えるなど楽しく話す場面が見られました。

七夕

 きょうは、7月7日「七夕」です。

 入間市の保育所で園児が七夕行事を楽しみました。

 入間市内の公立保育所では、園児に七夕文化に親しんでもらうと毎年、七夕の行事を行っています。

 入間市の宮寺保育所で行われた七夕行事には3歳から5歳の園児30名が参加し、子どもたちは笹に願いを込めた短冊を飾り付けました。

 園児は、先生から七夕伝承の絵本を読み聞かせしてもらい、物語を熱心に聞きながら、七夕文化について学びました。

 また、給食では星形のかまぼこが入った2色丼や天の川に見立てたそうめん、短冊サラダなどの七夕特別メニューが提供され、七夕をおいしく楽しみました。

行田市 古代蓮の里 約12万株のハス見頃

 行田市の「古代蓮の里」でおよそ12万株のハスが見頃を迎え訪れた人を楽しませています。

 行田市小針の「古代蓮の里」では、42種類およそ12万株のハスを栽培しています。

 この内、およそ10万株と最も咲いている行田蓮は、およそ1400年から3千年前のものと推定されている古代蓮の一種で大きなピンクの花びらが特徴です。

 市の天然記念物にも指定されていて50年程前に近くの工事現場で見つかった種が発芽し、開花しました。

 ハスの花は早朝に開き、昼ごろには閉じてしまうため、訪れるのは、午前7時から9時頃までが良いということで、朝早くから多くの人が訪れ、ハスを楽しんでいました。

 「古代蓮の里」のハスは来月上旬ごろまで見頃ということです。