5月27日(火)のニュース

さいたま市 清水市長5期目スタート

 25日、投開票が行なわれたさいたま市長選挙で、当選を果たした清水勇人市長が、27日から、5期目の市政運営をスタートさせました。

 清水市長は、27日朝さいたま市役所に到着すると、待っていた職員らに大きな拍手で迎えられて花束が贈られました。

 そして、にこやかな表情で「皆さん、また4年間よろしくお願いします」と声をかけたあと、さっそく市長室へと向かいました。

 このあと清水市長は、市の幹部職員を前に、今後の市政運営について決意を述べた後、次のように呼びかけました。

 清水勇人市長「さいたま市役所は、市民一人一人の幸せコーディネーターです。なぜこの事業を行っているのかその事業の先に何が繋がっているのか、そのためには何をしなければならないのかどのように進めていけばいいのか、今一度、原点・目的を考えながら常に挑戦の気持ちを忘れずこれまで以上に市民目線に立って業務を遂行してほしい」

 また、午後には5期目の就任記者会見に臨みました。

 選挙期間中、市民から物価高対策を求める声があったことを受け、次のように述べました。

 清水勇人市長「初登庁後、本市の実情を踏まえた効果的な家計負担軽減策について、国の動向も注視しながら速やかに検討するよう事務方に指示をしたところであります」

 清水市長は、さいたま市議会の6月定例会に向け、物価高に対応するための補正予算案を取りまとめたい考えです。

「大宮界隈」で“先生”と呼ばれた男 性的暴行加えた疑いで逮捕

 ことし3月、大宮区の商業施設の多目的トイレに10代の女性を監禁し、性的暴行を加えたとして、さいたま市に住む無職の男が逮捕されました。

 不同意性交等などの疑いで逮捕されたのは、さいたま市に住む無職、飯田光仁容疑者(32)です。

 飯田容疑者は、ことし3月9日午後6時頃から午後6時半頃にかけて、大宮区内の商業施設にある多目的トイレに10代の女性を連れ込み、脱出できないように監禁し、性的暴行を加えた疑いが持たれています。

 県警によりますと、飯田容疑者と被害女性は、主に未成年者がSNSを通じて、大宮駅近くの鐘塚公園付近に集まり、SNSに動画投稿などをする通称「大宮界隈」と呼ばれるコミュニティに参加していたとのことです。

 飯田容疑者はコミュニティを立ち上げた管理者とみられており、参加者からは、「先生」や「おぢ」などと呼ばれていたとのことです。

 調べに対し、飯田容疑者は「多目的トイレで性交したことは間違いありません」と容疑を認めているということです。

 県警はほかにも余罪があるとみて調べています。

さいたま市大宮盆栽美術館「さつき盆栽展」

 ツツジの1種で、赤やピンク、白などさまざまな色の花を咲かせる「サツキ」を使った盆栽の企画展が、さいたま市大宮盆栽美術館で開かれています。

 この企画展は、さまざまな色や柄の花が咲くさつきの魅力を知ってもらおうと、開かれているもので、会場には、さつき盆栽の第一人者礒部繁男さんが育て上げたさつき盆栽9点が並んでいます。

 「若恵比須」という品種を使った盆栽は、根の張り方と幹の立ち上がり方に重厚感があり、盆栽としての樹形が整っているところに、ピンクで二重の花びらがきれいに開いています。

 また、浮遊感のあるシルエットに仕立てられた「一生の春」という品種の盆栽では、2年前の展示後に剪定した枝を美術館の職員が育てた結果花が咲いたため、今回、親子の鉢として展示したということです。

 この企画展は6月1日まで開かれていて、現在展示されている盆栽は、28日までの展示となり、休館日を挟んで5月30日からの3日間は、別のサツキ盆栽9点が展示されます。